デジモンアドベンチャー第10話『守護者ケンタルモン!」感想
脚本:吉村元希 演出:早川啓二 作画監督:伊藤智子 美術:清水哲弘
光子郎とミミをフィーチャー、しかし途中でパートナーでないミミとテントモン、光子郎とパルモンに分かれるという変則的な回。タイトルコールは光子郎。浦沢脚本に続いて美少女ミミが汚物系デジモンに好かれたり不遇な回でもある。光ミミ派のネタ元な回。同人界において自分の推しでないカップリングに異議はご法度だけども、光ミミって性格的にあり得ないだろ・・・と個人的に感じていた。が、まさかtri.で公式になるとは(嘆息)。光子郎には最低限でも知的な女性が合うし少なくとも容姿で恋どうこうとはならないように思うので、tri.の扱いに私は悪意すら感じる。一方ミミにはワガママも出費も変な料理も許す懐の大きな大人な男性がお似合いと思うのだが。その方がお互いのため。それはさておき、脚本の吉村元希(げんき)さんは映画監督・女優・マンガ原作者にして、アニメの脚本やシリーズ構成も多数手がけておられるマルチな才能の方。演出の早川さんは、アニメの監督や演出を手掛けたベテランの方。2008年4月、57歳で逝去(死因は調べたが不明)。
●ミミ:下着もピンク色。バナナのようでバナナでなかったり、スカモンたちに絡まれたり、光子郎にかまってもらえなかったり、迷路で迷ったり、ケンタルモンに襲われたりと災難続き。代わって最後に黒い歯車を蹴り飛ばし図らずも逆回転させるという功労者に。当時の流行り言葉「アウトオブ眼中」は今や死語ですね;;泣いたり、「おうちに帰りたい」「お腹すいた」「百億万年」と言ったり、スカモンたちに嫌なものはいやと断ったり、進化できないテントモンをケチ呼ばわり、感情に素直なミミと、感情がお留守になって解析に熱中する光子郎は対照的。それぞれの活躍時に、名曲・ミミのテーマ、光子郎のテーマが挿入されている。逆戻りを始めた島はどうなる?!
●パルモン:ポイズンアイビーであんなに離れた島から島へと渡れたのはすごい。ミミが泣くと一緒に泣き出す、似た者同士のパートナー。このジャングルはファイル島住まいでも知らなかった未知の場所。もとは幼年期で行動範囲も狭かったためだろう。光子郎に、ミミのためなんかじゃない、自分が機械をいじりたいだけ、と正論を吐き号泣。しかしナビゲートには「当てにならないかもしれないけど一生懸命やってくれてるよ」と認めてくれた。
●光子郎:下着はオレンジのトランクスと判明。シャツもオレンジだから、本人がオレンジ色好きなのか、もしくは母親の嗜好か。知識の紋章の子が古代文字と、まさかの電源のあるここに落ちたのは一つの宿命を感じる。パソコンの「起きます 動きます」のメッセージがかわいい。謎の遺跡に着きファクトリアルタウンにあった文字と同じものを見つけ解析に夢中になる。一度好奇心に駆られると対人関係に関心が無くなってしまうのが悪い癖。いつ終わるの、皆を探そうというミミをほぼ無視。本人は「無視してるわけじゃない」と言うが。キレて泣き出すミミ。でも結局、分析のおかげで迷路のミミをナビゲートし救出に成功する。マイクまで持参していたのには驚き、サマーキャンプなのに。黒い歯車へのミミの蹴りに「ミミさんの言うとおり、実際にやってみないとわからないことって多いですね」と感心、ここら辺が光ミミ派の萌えどころなのかなあ。ある種のツンデレというか。
●テントモン:光子郎以外(ミミ)もはん付けで呼ぶと判明。皆を探そうと説得するがこうなってしまった光子郎にはパートナーの声も届かない集中ぶり。しかしさすがパートナー、光子郎の特性をよく理解し、ミミに対して光子郎の性格の長所短所を懸命にフォローする「ホンマはええ奴思います」。尊敬してそうなのに「奴」などと乱暴に呼ぶのは意外であった。狭いのに大きなガタイに進化して「えろうすんまへん」には笑える。
●スカモン:知性のなさをチューモンで補っているしょうもないウ○コ型デジモン成熟期。黄金と言われても、茶色じゃなきゃいいってもんじゃないよ~。汚いという点においては、ヌメモンと同じく恐ろしい。最初は追いはぎまがい、しかしミミのデジヴァイスに触れて「さわやかないいデジモン」になり笑、テントモンと「人間」のことを教えてくれ、ダイノ古代境への案内を。ミミたちをナンパしにべもなく断られる、最後まで可笑しくてイケてないデジモン。くまいさんの演技で可笑しさが増している。
●チューモン:いつもスカモンに悪知恵を吹き込んでいる、小心者の獣型の成長期。ネットワーク上のトラップに捕まったところを偶然通ったスカモンに助けられ、以来固い友情を感じている(そう感じているのはチューモンだけかもらしい)という。声は押しも押されぬ人気声優さんなのに、まだキャリアの途中だったのか、汚いキャラな上にセリフも少なく、もったいない気がするのは私だけか。
●ケンタルモン:名前の由来は半人半獣の幻獣・ケンタウロスからくるが、武器は弓矢でなく腕と一体化したキャノン砲でハンティングキャノンを撃つ成熟期。もとは誇り高いダイノ古代境の守護者で、レオモンとは旧知の仲らしい。子どもたちの手元にある機械を「この世界に光を導き闇を追い払う伝説の」「聖なるデバイス、デジヴァイス」だと伝える。自分には聖なるデヴァイスを持つ子どもたちを守る義務があるといい、様子のおかしくなったレオモンの攻撃に対処。レオモン以外にも、選ばれし子どもの伝説を知る良いデジモンがいたのが明らかに。他にもまだいるのだろうか?T字型の穴から見える一つ目は、正気に戻っても赤色だ。
●レオモン:ケンタルモンを圧倒するが、二人のデジヴァイスの光を浴び退散する。太一のデジヴァイスの時のように正気に戻れなかったのは、デビモンの支配が以前より強化されたためか。
脚本:吉村元希 演出:早川啓二 作画監督:伊藤智子 美術:清水哲弘
光子郎とミミをフィーチャー、しかし途中でパートナーでないミミとテントモン、光子郎とパルモンに分かれるという変則的な回。タイトルコールは光子郎。浦沢脚本に続いて美少女ミミが汚物系デジモンに好かれたり不遇な回でもある。光ミミ派のネタ元な回。同人界において自分の推しでないカップリングに異議はご法度だけども、光ミミって性格的にあり得ないだろ・・・と個人的に感じていた。が、まさかtri.で公式になるとは(嘆息)。光子郎には最低限でも知的な女性が合うし少なくとも容姿で恋どうこうとはならないように思うので、tri.の扱いに私は悪意すら感じる。一方ミミにはワガママも出費も変な料理も許す懐の大きな大人な男性がお似合いと思うのだが。その方がお互いのため。それはさておき、脚本の吉村元希(げんき)さんは映画監督・女優・マンガ原作者にして、アニメの脚本やシリーズ構成も多数手がけておられるマルチな才能の方。演出の早川さんは、アニメの監督や演出を手掛けたベテランの方。2008年4月、57歳で逝去(死因は調べたが不明)。
●ミミ:下着もピンク色。バナナのようでバナナでなかったり、スカモンたちに絡まれたり、光子郎にかまってもらえなかったり、迷路で迷ったり、ケンタルモンに襲われたりと災難続き。代わって最後に黒い歯車を蹴り飛ばし図らずも逆回転させるという功労者に。当時の流行り言葉「アウトオブ眼中」は今や死語ですね;;泣いたり、「おうちに帰りたい」「お腹すいた」「百億万年」と言ったり、スカモンたちに嫌なものはいやと断ったり、進化できないテントモンをケチ呼ばわり、感情に素直なミミと、感情がお留守になって解析に熱中する光子郎は対照的。それぞれの活躍時に、名曲・ミミのテーマ、光子郎のテーマが挿入されている。逆戻りを始めた島はどうなる?!
●パルモン:ポイズンアイビーであんなに離れた島から島へと渡れたのはすごい。ミミが泣くと一緒に泣き出す、似た者同士のパートナー。このジャングルはファイル島住まいでも知らなかった未知の場所。もとは幼年期で行動範囲も狭かったためだろう。光子郎に、ミミのためなんかじゃない、自分が機械をいじりたいだけ、と正論を吐き号泣。しかしナビゲートには「当てにならないかもしれないけど一生懸命やってくれてるよ」と認めてくれた。
●光子郎:下着はオレンジのトランクスと判明。シャツもオレンジだから、本人がオレンジ色好きなのか、もしくは母親の嗜好か。知識の紋章の子が古代文字と、まさかの電源のあるここに落ちたのは一つの宿命を感じる。パソコンの「起きます 動きます」のメッセージがかわいい。謎の遺跡に着きファクトリアルタウンにあった文字と同じものを見つけ解析に夢中になる。一度好奇心に駆られると対人関係に関心が無くなってしまうのが悪い癖。いつ終わるの、皆を探そうというミミをほぼ無視。本人は「無視してるわけじゃない」と言うが。キレて泣き出すミミ。でも結局、分析のおかげで迷路のミミをナビゲートし救出に成功する。マイクまで持参していたのには驚き、サマーキャンプなのに。黒い歯車へのミミの蹴りに「ミミさんの言うとおり、実際にやってみないとわからないことって多いですね」と感心、ここら辺が光ミミ派の萌えどころなのかなあ。ある種のツンデレというか。
●テントモン:光子郎以外(ミミ)もはん付けで呼ぶと判明。皆を探そうと説得するがこうなってしまった光子郎にはパートナーの声も届かない集中ぶり。しかしさすがパートナー、光子郎の特性をよく理解し、ミミに対して光子郎の性格の長所短所を懸命にフォローする「ホンマはええ奴思います」。尊敬してそうなのに「奴」などと乱暴に呼ぶのは意外であった。狭いのに大きなガタイに進化して「えろうすんまへん」には笑える。
●スカモン:知性のなさをチューモンで補っているしょうもないウ○コ型デジモン成熟期。黄金と言われても、茶色じゃなきゃいいってもんじゃないよ~。汚いという点においては、ヌメモンと同じく恐ろしい。最初は追いはぎまがい、しかしミミのデジヴァイスに触れて「さわやかないいデジモン」になり笑、テントモンと「人間」のことを教えてくれ、ダイノ古代境への案内を。ミミたちをナンパしにべもなく断られる、最後まで可笑しくてイケてないデジモン。くまいさんの演技で可笑しさが増している。
●チューモン:いつもスカモンに悪知恵を吹き込んでいる、小心者の獣型の成長期。ネットワーク上のトラップに捕まったところを偶然通ったスカモンに助けられ、以来固い友情を感じている(そう感じているのはチューモンだけかもらしい)という。声は押しも押されぬ人気声優さんなのに、まだキャリアの途中だったのか、汚いキャラな上にセリフも少なく、もったいない気がするのは私だけか。
●ケンタルモン:名前の由来は半人半獣の幻獣・ケンタウロスからくるが、武器は弓矢でなく腕と一体化したキャノン砲でハンティングキャノンを撃つ成熟期。もとは誇り高いダイノ古代境の守護者で、レオモンとは旧知の仲らしい。子どもたちの手元にある機械を「この世界に光を導き闇を追い払う伝説の」「聖なるデバイス、デジヴァイス」だと伝える。自分には聖なるデヴァイスを持つ子どもたちを守る義務があるといい、様子のおかしくなったレオモンの攻撃に対処。レオモン以外にも、選ばれし子どもの伝説を知る良いデジモンがいたのが明らかに。他にもまだいるのだろうか?T字型の穴から見える一つ目は、正気に戻っても赤色だ。
●レオモン:ケンタルモンを圧倒するが、二人のデジヴァイスの光を浴び退散する。太一のデジヴァイスの時のように正気に戻れなかったのは、デビモンの支配が以前より強化されたためか。
<ケンタルモン:相沢正輝(現・相沢まさき)さん>大沢事務所所属の名バイプレーヤーで、吹替出演も多いという。正確に読んでもらえずひらがなやカタカナに改名する役者さんは多いが、そのクチか?
<スカモン:くまいもとこさん>本名は熊井統子さん、こういう字を書くんですね。81プロデュース所属。アプモンではドカモンを演じられた。個人的には
CCさくらの李小狼が一番印象的。人気者で、病気療養中は多くの代役が立てられた。
<チューモン:山口勝平さん>犬夜叉、コナンでの工藤新一、ワンピでのウソップなどそうそうたる役柄の大人気声優さんにして舞台俳優。芸能事務所悟空の代表。息子さんは声優の山口竜之さん、娘さんは落語家で声優の山口茜さん。
次回予告:合流した丈と空を襲ったのは、村人に化けた多くのバケモンだった…。
(2024/1/8 記)