デジモンアドベンチャー02第33話

第33話「今日のミヤコは京の都」

脚本:吉村元希 演出:角銅博之 作監:出口としお

生まれた意味を求めたブラックウォーグレイモン。ホーリーストーンの「その封印を破壊した瞬間」ってあれ封印だったの?暴走したのはわかったけど説明なかったよ;

京都へ修学旅行に来たお台場小6年A組の京、ポロモンは光子郎に預けてきた。光子郎は、どういういきさつか賢の部屋で話をしている。その暗い海でデジヴァイスがD-3に形を変えたのが、ことの発端だ。賢に対抗するために、大輔たちには新しい形のデジヴァイスが必要だったし、タケルとヒカリのは古いの形が変わった。 D-3は、賢が望んだ形に変わったのだ。光子郎「デジタルワールドでは形が集合するときに、まず形を決めるシステムがあるようなのです」うんよくわからないが、思念が具現化するってこと?カイザーの服も、治の姿から無意識に望んだもの。メールの差出人はアルケニモンだろうか、また、ダークタワーに他の機能もあるのではないか。まだまだ分からない事は多い。

光子郎は、差出人より先に賢を見つけられなかったことが迂闊だったと述べる(謝罪とも取れる)。「選ばれし子供は、僕たちだけじゃない。世界中に、かなりの数がいるんです」まだ全体を把握できていないが、そのほとんどは1999年に現実世界でデジモンと出会ったのがきっかけだ。マイケルもそうだ。賢は2000年夏。

京からポロモンにメールが来るが、ポロモンの元気がない。パートナーと離れて現実世界に長時間いるのは、体に負担のようだ。そばにいてあげないと弱っちゃうなんて、カワイイvそこで、大輔たちもいるだろうし、賢がポロモンをデジタルワールドに連れていくことにする。光子郎は、世界の歪みに気を付けてと忠告する。
賢「泉さんはなぜそんなに僕の話を」光子郎「知りたがりだからですよ」人のためとか世界を守るためじゃなく、自分の興味本位ってこと。さすがに光子郎。「本当のデジタルワールドの全体像を知りたいんです。それが僕たちの世界を知ることになる」。好奇心の衰えはまるでない、その調子でいっちゃってください。

自由行動の時間になった京は、友人と買い物しているうち空の異変に気付く。ブラックウォーグレイモンが見えたのだ。

その頃デジタルワールドでは、ブラックウォーグレイモンが第2のホーリーストーンを壊していた。破壊に生きる意味を見出してしまったということか。アルケニモンたちにしてみれば、棚ぼただね。壊し尽すと、その穴に次元の歪みが生じる。そしてブラックウォーグレイモンの姿は消え、京都の京の前に影を引き連れて姿を現わす。が、周囲の人間は誰も気づかない。京が影を追うと、影の一つがハヌモンの姿になり飛び去った。京はみんなにメールする。

たいへん!!
京都にデジモンが出現!
早く!
だれか、なんとかしてーーー!!

しかし大輔たちはアルケニモンと対峙し戦いの真っ最中だ(行けないもしくは気づいてない)。しかもメンツが揃わないからジョグレスできない。

京都の街で撮影をしていた城戸シュウ(菊池正美さん)は、カメラに変な映像(ブラックウォーグレイモン)が映り不審に思うと、いきなり上からハヌモンが飛んできてカメラを壊す。驚くシュウ(「ひろあきさん」は平田さんからの引用だろう。でも「えみこさん」て誰?いったい何の映画撮ってたのかな)。ハヌモンに追いついた京はどうしていいか迷うが、そこに賢とスティングモンが現われ京にポロモンを託し、ハヌモンを倒さずデジタルワールドへ連れ帰る。

京は「それはデジモンなんだね」と声をかけられる。東京の大学で民俗学の研究をして、今は京都にいる竹之内春彦教授と、城戸家の次男・大学2年のシュウだった。竹之内教授の一般教養の講義を受け、医学部から人文学部へ移ったという(医学部と人文学部を併設する東京の国立大学、ありませんでした。京都なら京大があるけど、籍を置いてるのは東京って話でしょう?)。2人は京を知っていた。京都で空と丈の家族に会うなんて、奇遇。ビンゴですハイ。

京都からデジタルワールドへ向かった賢を大輔は待ち(「本宮」って呼び捨てvやっとここまで来たのね)、パイルドラモンに進化する。

京は車で送ってもらう(黄色のビートル)←シュウの自前?まさかそんな贅沢するか?城戸家。空の父は、空にデジモンの話を聞きデジモンに感謝しているという。家を空けがちだったことが、おそらくお父さん子の空が母に反抗する一因になっていたが、デジモンとの出会いが娘を変えてくれた。

シュウは、3年前陸上部の合宿で東京におらず、夜空の映像を見ただけだという。

なぜデジモンが京都に?竹之内教授によると、京都は昔から狐狸妖怪の出る地域で、妖怪には何か実体があるのではという研究を彼はしているという(ここで四聖獣の話が出て、後につながることとなるが、話が長く、京は引き気味;)。京がデジモンを見たのも、京都は異界・魔界と近いからではないか。デジモンは、こうして実体を持っている。京「聞いてると、デジモンは妖怪の親戚みたいですね(苦笑)」春彦「違うのかい?そこにそうやって存在している以上、ただのデータの塊じゃないだろう」。ただの道具が妖怪になる「つくも神」のように、ただのデータの塊ではないのでないか。うんうん、そうだよね、めっちゃ生きてるよね。

するとまたデジモンの影が現れ、一つがムシャモンに変化する。ポロモンがホークモン・シュリモン(ハヌモン・ムシャモンと来て、和風なデジモンが活躍!)に進化する。進化を目の当たりにし、教授らはムシャモンを車で追う。京はノートパソコンを借りて(車に積んでなかったら、どうしただろう)ゲートを開き、シュリモンがムシャモンをデジタルワールドへ戻す。ブラックウォーグレイモンたちも、次元の歪みからデジタルワールドへ帰った。教授は、現実世界に現れたのは何か理由があったのだろうという。車で送られ、集合場所へ。

ブラックウォーグレイモンの(京都からの)帰還を見たアルケニモンは、あと5つのホーリーポイントも破壊すると言い残して(ネタバレしちゃってるよ)、子供たちの前から撤収する。あと5つを、守らねば(5つもあるの?消化試合になんなきゃいいけど;)世界のバランスが崩れてしまう・・・。

集合時間に少し遅れた京。ポロモンはぬいぐるみと勘違いされ友人に手荒い扱いを受ける。世界の歪みは増している・・・収穫の多い修学旅行だった。

角銅節で、妖怪風味たっぷりでした。京都の名所や神社仏閣を眺められて良かった。京都のデジファンが検証してくれるとなお楽しいな。

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