デジモンアドベンチャー02第36話

第36話「鋼の天使シャッコウモン」

脚本:浦沢義雄 演出:芝田浩樹 作監:竹田欣弘

ホーリーストーンは次々と破壊される。伊織は闇を激しく憎むタケルに戸惑う。しかし、ヤマトから話を聞いて思いを新たにする。立ちはだかる伊織に、迷いを振り切るようにホーリーストーンを破壊したブラックウォーグレイモンは、去っていく。残ったホーリーストーンは、あと一つだ。

タイトルコールで、エンジェモンとアンキロモンのシルエットが交差するのは良いけど、ハートマークは何?何vタケ×伊??そしてシャッコウモンへ。

放課後のパソコン教室に、少し遅れるから現地で落ち合おうと賢からメールが来ている。伊織は、律儀に職員室の掃除当番で遅れて、ホーリーストーンとどっちが大切だと大輔にイヤミを言われる。出動する子供たち。

中華街が近いから横浜港だろうか、港湾コンビナートに現れたブラックウォーグレイモン。ブラックウォーグレイモンは、ホーリーストーンが見つからず苛立っているように見える。痴話げんかしていたアルケニモンとマミーモンは危険を感じ、車で逃げてきたのは中華街。

鮮やかな店に銅鑼の音と胡弓の調べといい匂い、五感が刺激される。デジタマモンが、おいしそうなスープを作っている(パンダの顔のエプロンがかわいい)。「ボカボカボカボカ叩くなよ、ばかになるだろ、ばかに」え~マミーモンさん本気で言ってるんですか?2人だってデジモンだから空腹では力が出ない。2人はラーメンを食べに店(デジ飯店)へ入ると、バクモン(成長期)が注文を取りに来るが、「チャーシューメン」「ワンタンメン」愛想は良いが話が通じない。そんなんでフロア係成り立つんですか!?ワンタンメンを注文する二人。(思わず書きながらラーメン食べちゃった。)

ホーリーストーンを探して、子供たちも中華街へ来る。京がヒカリに、ミネラルウォーターを勧めるついでにアイマートの宣伝をして、笑いがこぼれる。ジョグレスし仲のいいヒカリと京を見て少々伊織は気後れするが、タケルはそのうちできる、大丈夫という。パタモンとアルマジモンはすっかりその気だ。何ですかこのヒカリのスープの匂いを嗅ぐ横顔の美しさは?スープの匂いに誘われ、みんなは中華街へ入るが(この時点で、私の心配はお支払いでまた無銭飲食呼ばわりされること;)、伊織は門をくぐろうとしない。「ブラックウォーグレイモンと戦う前に中華料理を食べるだなんて・・みんな真面目じゃない!僕は、僕は怒りさえおぼえる!」アルマジモン「俺も腹減っただぎゃ」伊織「もしかすると、僕のこの真面目すぎるといわれる余裕のなさが、タケルさんとのジョグレス進化を妨げているのかもしれない」・・・真面目すぎ、確かにそれはあるかも知れないけど、そんな不器用な伊織が好き。毎度お腹すくのはわかってるんだから、みんな最初から食べてくればいいのにといったら身も蓋もないか。

アルケニモンとマミーモンは、スープが絶品なので何で出汁を取っているかデジタマモンに聞くが、企業秘密と言われケンカになりそうになる。そこへ現れた子供たち。洋食店をやっているのは仲間のデジタマモンらしい。空腹を満たしたアルケニモンたちが攻撃してくる。エクスブイモン、アクィラモン、エンジェモン(ジョグレスを控えてか、最近ぺガスモンには進化してないな)、アンキロモン、ネフェルティモンに進化したがかなわず、シルフィ―モンだけでもジョグレス進化しようとするが、空腹で進化できない。だが、逃げ出したデジタマモンとバクモンに出汁の事を聞くため 、マミーモンたちは店を出ていってしまう(そんなに知りたいの?)。そこに賢たちが着く。

マミーモンたちを追おうとすると、伊織が「僕たちの本当の敵はアルケニモンやマミーモンじゃありません。ブラックウォーグレイモンを倒すためにはエネルギーを蓄えてジョグレス進化しなければ」と的確な提案をする「ラーメンを食べましょうv」。手を合わせるポーズがなんてかわいいの、伊織v店長が逃げてしまったので、子供たちは自力でラーメンを作る。(この経験がのちのラーメン屋に?>大輔)

マミーモンはアクセルのふかしすぎでエンジンがパンクしてしまい、水を探すと、水滴の音がする。竹林の奥に中華スープの泉を見つける。それがデジタマモンの出汁のもとだった。マミーモンが泉をなめようとすると、デジタマモンに、無断で飲んだらダメだと言われる(誰の許可がいるんですか?チンロンモン?)ので、マミーモンはデジタマモンとバクモンを縛り上げてスープをなめる。すると、泉がぼこぼこと沸いて、中から封印されたホーリーストーンが出てくる。マミーモンが封印に掴まって落としてしまうと、石が光を発する。そんな簡単に外れるんじゃ封印の意味なし;しかし、マミーモンがなめただけでこんなになるなんて、どういう仕組みなんだろう。

ラーメンはうまくできた。微笑みあうタケルと伊織、タケル「伊織くん、もしかして僕たちジョグレス進化できるかもしれない。そんな気がする」。脚本のせいか作画のせいかわからないけど、この回で一気に親密になった気がする。伊織はタケルに近づこうとあれこれ考えたり行動してきたけど、タケルは歩み寄ってくるというより伊織を待っている感じ?2歳年上だから?窓の外が、ホーリーストーンの光で明るくなる。

ホーリーストーンに集まる子供たちとブラックウォーグレイモン。ブラックウォーグレイモンは、アルケニモンに指図されてふっとばしてしまう。最後のホーリーストーン、守らねば!パイルドラモンとシルフィ―モンに続いて、「伊織くん」「タ、タケルさん」「自信を持って」「はい」アンキロモンとエンジェモンはジョグレス進化に成功し、土偶と呼ばれ評価の分かれたあのシャッコウモンに!!土の獣系と神聖系を合体するとこれか、コンセプトはわかるけどこの珍妙(私は大好きだけど)なのが中鶴さんのデザインなのか?信じられない・・・。抱き合い喜ぶタケルと伊織。戦いはこれからだ!

心だ命だ言ってたのに、ジョグレスのシメが浦沢脚本て…ビックリ。アルケニモンとマミーモンは思いっきりバカップルだし、ヒカリや伊織がやたら美人だし、もうどうすりゃいいの。

          もどる