デジモンアドベンチャー02第38話

第38話「ホーリーナイトデジモン大集合!」

脚本;吉村元希 演出:佐々木憲世 作監:直井正博

最後のホーリーストーンを前に、守護をつかさどる四聖獣の一体チンロンモンが現われ、ことのあらましを子供たちに伝える。答えは自ら探せと言われたブラックウォーグレイモンは、苦悩を抱えつつ異界へと旅立った。

ダークタワーを壊す子供たち、もうほとんどを壊し終えた。賢が恥かしそうにクリスマスパーティーの招待状を出すと(きっと賢のお母さんが張り切って準備したんだろうな)、賢「来て、もらえるかな」タケル「もちろんだよ!」賢「ありがとう」タケル「僕の方こそ、招待してくれてうれしいよ」(タケルは仲間に加えてもいい頃合いだと冷静に判断したのだろう。言葉は穏やかだけど)。少し離れて立っていた伊織にも賢は歩み寄り、しばしの沈黙のあと招待状を渡す。伊織「ありがとう。ぜひ行かせていただきます」。賢ちゃんの表情、ほっとしたvこれでしっかり仲間入りできたってこと?

ヤマトは、中学生バンド大会のリハーサルだ。父から帰れないとの電話が入り、夕食当番の相談をする。裕明さん、年末特番で忙しいようです。フジテレビの近くに、アルケニモンとマミーモンはいた。デジタルワールドと現実世界を行き来できるのだ。

そしてお台場デックス東京にもう一人、苺(とサンタさんと雪だるま)の乗ったケーキをぐちゃぐちゃつぶす不審な男がいる。赤いジュースを飲み干す(某吸血鬼を思い出す)。大輔の父に取材の資料を受け取った奈津子に、顔色の悪い(もろ灰色;赤シャツに黒ネクタイに紫のコート、痩せて長髪、怪しすぎる)が及川悠紀夫(森川智之さん)と名乗り話しかける。以前奈津子に、光が丘の事件の事を聞きに家に来たのだが(いくらフリーだからって女性が世帯主の自宅にのこのこ訪ねてくるなんてキモイよ)、奈津子は忙しくて会えなかったという。「あの事件はまだ終わってません、まだまだこれから」と言い、振り返ると及川は消えた。 もしかして、彼が黒幕、真の敵??

2002年12月24日、子供たちは旧選ばれし子供たちにデジモンを現実世界に送ろうと計画する。流れる歌は、和田さんの作詞・歌の「みんなのクリスマス」だ。AM1:00、隣のエリアのアメリカへ通じるゲートからミミの家にパルモンは送られる。ミミの部屋にあるリリモンのリース、すごくきれい。バンダイさん、商品化して下さい!

賢の母は、仕事を切り上げる。同じ会社の及川がヒトゲノムの研究をしているということは、それなりの一流企業に旦那はお勤めのはず。パートの収入なんか必要ないので、賢と精神的に密着しすぎないようにとの判断から働きに出ているのだろうか。賢ちゃん変わったねと店の人から言われ、うれしそう。

お台場海浜公園に呼び出された旧選ばれし子供たちは、 新選ばれし子供たちからのクリスマスプレゼント、デジモンとの再会を喜ぶ。みんなキャラデザは冬服だ(コスプレ用に丈先輩と同じ薄茶のダッフルコートを、実際探したものです)。ウパモンがぴょーんぴょーん弾んでてかわいいv

中学生バンド大会で、空がヤマトへのプレゼントを渡しに行く、太空派ならずとも大ブーイングがあったシーンだ。ウォーゲームでバッチリ「太空」を出しといて、なぜそう来るかという疑問。どっちとくっつくのがいいかという問題ではなく、何の説明(エピソード)もなくいきなり組み合わせが変わってしまったことへの不信感。スタッフが考えがあってのことなら理由もきちんと描いてほしいし、考えもなく組み合わせを軽い気持ちで買えたのなら最悪。わたし的には、太空が自然だと思う(太一のような男の子が髪飾りを送るくらい、空のようなサッカーをする女の子がへそを曲げるくらい、好きだったのだから、それが長じて恋愛に発展する方が自然だと私は思う)けど、公式の見解を尊重。描かれてない間に何がしかのきちんとした理由があってヤマ空になった、ということで一応認めます。例えば、空が自分の愛情に目覚めてヤマトの孤独に思いが至ったとか。太一は愛情には恵まれてるから、私がいなくても大丈夫と思ったとか。

太一は空の恋を知らなかった様子だ。空はプレゼントを太一から隠しているし、太一は「ヤマトのか?」と聞いているし、太一は肩に触れ、冷やかしたりせず温かく行くよう促す。「がんばれよ、空…」(哀愁出まくり)アグモン「太一~オトナになったね」「バ~カ」って、ここはしっかり太⇒空描いてるんだから、ねえ。

ついでにジュンもヤマトへの差し入れで大暴走。せっかく太一が後押ししたヤマ空ムード台無し;;

田町のマンション。賢の部屋で、京は治の写真を見つける。カイザーに似ていることに、子供たちは気付いただろうか。そしてなぜ似ていたのか考えただろうか。そしたら、なぜ賢ちゃんが闇に手を染めたのか少しはわかるだろう。

ヤマトのバンド大会を応援する旧子供たちとデジモンたち。この時の風間さんの「1、2、3、フォア―!」という絶叫は、一部のヤマトファンの語り草になった。歌はもちろんヤマトのテーマソング「願いかなえるカギ」。風間さんは、自分の歌の時はベースも自分で弾いているらしい。ジュンも大騒ぎ「L・O・V・E、ラブリーヤマト!」応援も堂に入ってます。友人らしきメガネっ娘、何気にかわいいな。しかし外では、アルケニモンたちがダークタワーを建てていた。

その影響でバンド大会に変な音が混じり、フジテレビの櫻田が気付き地岡は生放送なので焦る(主催はフジテレビだったってこと?)。そして舞台にダークティラノモン、バケモンが現れる。アグモンは進化できず、子供たちはひとまず会場外へ出る。もんざえモン、ヌメモン、エアドラモン、ファントモン、クワガーモン、スナイモンが現われる中、太一はダークタワーを発見する。

賢の部屋で、デジモンたちはお菓子を食べ、子供たちはトランプをしていて、賢が笑ったのを「初めて見た」と喜ぶ子供たち、賢の母。大輔だけが「そうだっけ?」と。大輔には笑顔が自然と出せていたのだろう。

そこに太一から電話が入る。迷いデジモンが現われて大騒ぎになっているので、子供たちはお台場へ向かう。「くそぅ、よくもコンテストを」って言ってますけどヤマト、そっちのが大事だったのね;プロ志向高い;ダークタワー、大輔が見たのは気のせいじゃなかった。ダークタワーを倒し新旧デジモンたちは進化し戦うがきりがない。地岡「頼むからもうフジの社屋は壊さないでくれよ」ジュン「また怪獣・・3年前と同じだ」二つの世界の歪みがついにこんな形で。

光子郎と丈(がんばれ~vv)が相談し、迷いデジモンを一か所に集めデジタルワールドへ帰すよう指示する。光子郎のパソコンで京がゲートを開け、ホルスモンのムジャトリング、ぺガスモンたちのサンクチュアリバインドで動きを止めデジモンたちを送り返す。賢は、デジタルワールドと現実世界を行き来できるアルケニモンの仕業だという。残りのエアドラモンともんざえモンは完全体なので、ジョグレス進化三体で回収する。大輔「絶対、やっつける!」アルケニモンとの対決を再決意する子供たち。

お台場海浜公園駅で、太一たちは賢を見送る。流れる歌は、AiMさんの「天使の祈り」。空とヒカリは賢の感じが変わったという。大輔「そうか? オレは、あんまりわかんねーけどなぁ」太一「お前ってやつはさぁ・・・いや、それがかえっていいのかもな」。大輔ははじめから賢の本質を理解し、ただその自覚がないのだろう。そこが大輔のいいところだ。自宅へ帰り、デジモンたちとくつろぐ子供たち。丈先輩はゴマモンとお風呂・・・サービスショット(*^^*)もちろん、デビモンの館での一幕も思い出しちゃいます。Merry christmas my song for you・・・♪

翌朝、大輔は世界中に黒い塔があるとのニュースを見、光子郎は世界中にゲートが開いているのを見つけた。何が起こっているのか?

新旧子供たち(しかも衣替え)とデジモンが勢揃いして見られて、楽しかった。

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