第42話「恋とボルシチ大激戦!」
脚本:吉田玲子 演出:芝田浩樹 作監:清山滋崇
子供たちが奮闘し、残るはメキシコとロシアだ。タイトルコールはヤマトと賢、空と京。
24日・メキシコ・アカプルコ・午後10時(東京・25日午後1時)、スティングモンとガルルモンがダークタワーを壊す。ヤマトと賢は、こちらの子供たちが追い込んだデジモンたちを追いパレンケのマヤ遺跡へヘリで向かう。賢がD-ターミナルでホセと連絡しているのだろう。夜遅いので子供たちは不在で、遺跡を警備の者が囲んでいる(実際に、夜間もこんな大勢で機械を使わず遺跡の警備をしているのだろうか?フィクションだよね?)。ヤマトと賢が近づき(賢ちゃんスペイン語話せるんだ!天才の時の名残ね。虫も惚れ惚れ)、事情を話すが銃を向けられてしまう。裏手に回るがやはり警備が敷かれ、強行突破しかないか。その時、ゲンナイの仲間・ホセが現われ、奇妙な武術を警備の者に見せ(荒っぽい奴らにあんな手がよく通用したね)、その隙にヤマトたちは遺跡へ入る。
遺跡の中は不気味で(王の墓と聞いてビビるヤマト;案外怖がりなのか)、ワームモンが「賢ちゃん闇が苦手だから」とろうそくをおでこに2本ともす、それって八つ墓村!(でも、子供たちの世代は知らないんじゃ?)ガブモン「暗闇よりなによりワームモンの方が怖いかも」同感です。
そこにゴツモン(木内レイコさん)と薄茶の肌に茶色の髪のチチョス(夏樹リオさん)が現われ、スペイン語で自己紹介。チチョスは賢にひとめぼれし、やきもちを焼くワームモンを虫呼ばわりでぞんざいに扱い、ナンパまでしてくる相当なおマセさんだ(賢より二つ三つ年下だろうか)。年少の女の子の扱いに慣れないヤマトは出る幕なし。ワームモンは何とか張り合おうと必死!キモカワーム。
ホセの案内で奥へ行き、ドクグモンとミノタルモンがいるが、2体とも現実世界に紛れ込んで興奮している。追い込んだにしては2体だけって少ないな。遺跡を壊さないよう、ヤマトとガブモンは2体を外へ誘導する。転んだチチョスを賢がおんぶしたので、真似して転ぶワームモン・・苦笑。遺跡を出たミノタルモンが外壁を壊すので、ワームモンがスティングモンに進化。驚くチチョス。ワーガルルモンに超進化、ゴツモンからモノクロモンに進化(ゲストなのに進化バンクありで好待遇vしかもスペイン語がかっこいい)し、鎮められた2体は水色のパソコンと賢のD-3でデジタルワールドへ帰される。チチョスに寝言でスティングモンすてきと言われ(モンについても面食いには変わりないのね)、ワームモンは照れる。チチョス(父が茶色、母が金髪なので、髪は父に似たのだろう。メキシコの民族構成は、メスチーソ《白人とラテンアメリカの 先住民(インディオ)の混血》60%、先住民25%)を家へ送り、ヤマトと賢の役目は終わる。アディオス。
25日・ロシア・モスクワ・午前7時(東京・午後1時)、空にはたくさんのフライモンが飛び、ガルダモンとアクィラモンがダークタワーを壊す。ロシアの選ばれし子供たちは、アンナ(木内レイコさん)とユニモン(山口眞弓さん)、ロ-ラ(朴璐美さん)とスナイモン(平田広明さん)、ユーリ(高橋直純さん)とクワガーモン(風間勇刀さん)、延々と自己紹介を続ける5人・・;言葉が通じないのは大変だ。空「言葉は通じ合わなくても心は通じ合うはずよ」しかしピヨモンに「テレパシーがあるわけじゃないからね」とツッコまれる始末。京が必死でボディランゲージを試みるが、効果はさっぱり。空も、知っているロシア語はピロシキとボルシチだけだ。そうだよね、私も挙げるとしたら「マトリョーシカ」くらいしか思い浮かばない。そこで京は「ピロシキは右旋回、ボルシチは左旋回、キャビアは攻撃」と説明し、何とか通じたようで、京たちは出動する。京「デジモン戦隊、作戦開始!」。戦隊ものですか、デジレンジャー。ウケる・・何かと敵に回す事の多かったスナイモン、クワガーモンも味方となればその機動力は頼もしい。京隊長の作戦は大成功し、フライモンを多数回収する。
食べ物のことばかり言っていたので、京たちはお腹が減り、アンナたちがご馳走してくれるというが、遅れてきたイリヤに至急北(明言されていないがモスクワより北、シベリア平原だろうか)へ行ってほしいと頼まれる。ただでさえ空腹なのに・・
そこは大吹雪で、子供たちとユキダルモン3体によってマンモン6体が集められている。手がかじかんで眠気に襲われ、掴まっているのもやっとな空と京。マンモンの攻撃で落ちた空をアクィラモンが助けるが、こんなたくさんのマンモンを寒さと戦いながら回収できるのか。アンナたちは来ないし、ユキダルモンの3人は存在感なさすぎ。なんか、他に比べこの一行だけえらく大変な旅なんですけど。
マンモンに襲われ危機一髪、その時、インペリアルドラモンが世界に散っていた大輔たちを連れ到着する。いきなり吹雪やんじゃってますけど;マンモンたちは紫のパソコンに回収されイリヤは去っていく。時は日本時間の25日5時過ぎ。空「本場のが食べたかったのよ!」今回結構しっかり者じゃないおとぼけた面も見せてくれてます。ピロシキとボルシチが食べられないのは残念だけど、日本へ帰ろう。(関係ないけど、マトリョーシカってロシア料理店、昔行ったけどおいしかったな。食べ物をネタに出されると、観ててどうしても食べたくなっちゃう)
某機関では、調べたがどの調査機関でも怪獣のデータは残っていなかった。ゲンナイたちの仕業だ。
太刀川家では、特大クリスマスケーキ(レタスかキャベツみたいのがはさまってるんですけど(ーー;)でクリスマスパーティー。ホイ三兄弟はヒカリに片思い。チチョスは賢とスティングモンの夢を見る。アンナたちはピロシキとボルシチを食べている。ディンゴはシーフードピザ・ピラフ・カレーを食べている。マリアはミッシェルと乾杯。インペリアルドラモンは、香港へ寄って東京へ。
みんながクリスマスを楽しんでいるのに、一人歩道橋にたたずむ少年(芝田浩、演出の芝田浩樹さんからとったのだろう)を、アルケニモンはトラックで連れ去る。もしや前回の少女も?中型トラックだから20人くらい乗せてそう。