デジモンアドベンチャー：第６４話「天使たちの決意」感想
脚本：十川誠志 絵コンテ：志田直俊 演出：ひろしまひでき 総作画監督：浅沼昭弘 作画監督：宇代佑規、舘直樹、北野幸広、Eugene Ayson、Joey
Calangian、Noel Anonuevo (2021/9/5 放映)
＜あらすじ：公式サイトより＞
選ばれし子供たちは、情報の大樹に再び集結した。紋章の謎を解く鍵を見つけ、導かれた答えとは。ついに明らかになる冒険の真実。全ては、この時のための冒険だったのだ。一方、デジタルワールドでは少しずつ異変が始まっていた。あらゆる物理法則を無視して景色が欠け、真っ白な空間が見えている。それは、やがて始まる「巨大な破滅」の前兆だった。これを阻止出来るのは、選ばれし子供たちとそのパートナーデジモン。いよいよ、最後の戦いが始まる！
●全体を見て：書いててまともな感想か自信はないです。ただあとちょっとだから何とか書き起こしていくだけ。
録画のタイトルには「デジタルワールドの異変」と追加されている。最終盤にきて今更異変とは何事。異変の積み重ねで今があるんじゃないの？それと、リアルワールドの話は今作ではもう終わりってことですね、その後どうなっているのかわからず残念。あと、子どもたちの家族の話も、八神母と高石田夫婦がちょっと出ただけでおしまい、これも非常に残念。描く気がないならこういう要素を思わせぶりでなく最初から排除してほしい。
タケルとパタモンの二人旅、ヒカリたちと合流したということはどちらもしばらく二人旅だったということで。ずいぶん冒険慣れしたもんだ。のっけからタケヒカ、今回の主役。
８人たち全員集合、壮観です！この時を待っていた。
紋章の石碑に色が付き光っている。各人が紋章の輝きを実現したためか。８人が宇宙空間みたいなところへ行ったのと石碑が消えた意味がよくわからない。
情報の大樹をデスモンから守ったのはウォーグレイモン、エンジェウーモン、ホーリーエンジェモン、もはや肩に乗るでなく宙に浮いているタケヒカ。地上の５人のデジヴァイスも輝いて。セラフィモン、オファニモンへの究極進化は待ってました、圧巻！本当に美しい、そして強い！やばいわホント。細かいことどーでもよくなるわ。ただ他の５体が成熟期どまりで静観というのは、究極体進化を後の話数に割り振るためか。
●ぺガスモン；乗り物として重宝されてるよう。並みいるメカノリモンを一掃、ぺガスモンの一撃ってそんなに強かったっけ？と思ったら復活されてました。一応手心加えたのかな。しかしメカノリモン、単なる移動手段だったり敵に操られたり、あまりいい扱いでないのは気の毒。
●テイルモン：パタモンたちの夢、ミレ二アモン戦を含め今までの解説を詳しく。これがなければ私忘れていました、敵ボスたちの印象が薄いんだよね。
●デビモン：タケルとパタモンの夢の中で、珍しい黒パタモンから進化。デビモンにも小さい頃があったということか。「全てが消え、希望も、絶望さえも、白き虚無、静かなる崩壊、巨大な破滅」は消えない、抗ってみよと。
●ワイズモン：デビモン、レオモンと並んで今回の語り部役。「このＤＷで彼らの誠実で純真な思いがデジモンたちと友情を結び、知識によって救い、勇気と愛情を育み、そして希望の光を灯した。紋章の謎の答えそれすなわち彼らの冒険、その全てなのだ」っていやなんでわざわざ、十把ひとからげに一文章にまとめてるのかなあ。八つの紋章それぞれの問題でよいと思うのだけどというのは旧作ファンの感覚？あと、独り言のようで子どもたちがノーリアクションなのもアレ。
●黒い体に緑色のグリッド線、これゴーレモンなんだそうで。ゲームに出てきたというので私にはわかりません。
●レオモン：まだご無事です。そのままいけ！
そこには今まで登場したデジモンたちもいる。エルドラディモン編、海賊、温泉一行、ペタルドラモンの森、ゴミの山、エテモンたち、ゴーレモンたち、平和な農地組、ロップモン一行等々。
●アルゴモン：黒地に赤い玉の球体は何。赤い玉が発光するのは何。そして黒一色に。一体何の変化を示しているのかわからずじまい。そして「始まる、巨大な破滅」。まだ始まってなかったんかーい、あと２話でどう決着するつもりだろう；
●デスモン：入賞したファンアートの、魔王型の究極体。悪行の限りを尽くすのではなく、あくまで中立の立場で静観している。しかし、来るべき決戦の時に白い姿を闇の色に変え、破滅神に変貌するという。が、今回は悪そのもの。サウンドバードモンが集結、現われた大目玉のおぞましい姿。「闇のデジモンを束ねし魔の王」「存在自体が巨大な破滅の前兆」との言われ様。声はボルケーノ太田さん。
●次回予告：白き虚無の中心にいる、赤く光るものはネガーモン？！集合したと思ったら、おいおい今度はパートナーデジモンとの離散？ほんとに終われるのかなあ。願わくば、アポカリモンのように高い知性があって喋る敵でありますように。
(2021/9/6 記)
