デジモンゴーストゲーム第5話感想

デジモンゴーストゲーム第5話「神ノ怒リ」感想

脚本:十川誠志 絵コンテ:- 演出:鎌谷悠 総作画監督:二階堂渥志 作画監督:宇代祐規、大山康彦 (2021/11/7 放映)

<あらすじ:公式サイトより引用>
宙の一年先輩でおなじ寮の東御手洗清司郎は、ずっと自室に起こるポルターガイスト現象に悩まされていた。だがそれはデジモン・ジェリーモンの仕業で、実体化すると女王様体質で言いたい放題。わずか13歳にしてアメリカ留学を飛び級で終えて帰国した天才・清司郎も軽くあしらわれてしまう。時を同じくして、巨大な何かが寮を目指して近づいてくる。それは富を司るデジモン・マジラモンで、ネット上でマネー・ゲームにいたずらして、電子マネーを混乱に陥れており、彼女が金(富)の流れを乱した事に怒って罰を与えるために。宙・ガンマモンと瑠璃たちの協力も虚しく、強大な力を持つマジラモンは寮に接近!果たして清司郎とジェリーモンの運命は……。

●全体を見て:録画のタイトルには「天才・清司郎にくだる天罰!」と追加されている。
清司郎の怯えの原因がやっと判明、ジェリーモン登場で1ポイント。なぜ宙の持っているはずのデジヴァイスVとdimカードが清司郎の部屋にあったのか、なぜ宙がデジモンがいると見抜いたのかは不明。テイマーを献身的に助けるだけのパートナーデジモンではないところが非常に新鮮、こんなカップル今までいなかった。
神としての理由から、人間界にはた迷惑な影響があっても悪の元凶を正そうとしたマジラモン登場で2ポイント。バトルでメインキャラがかなわない強さのデジモンの登場も、バトルが解決の道ではない今作ではアリとなった。従者たるデジモンが皆アーマー体なのには何か訳が?暗い空に赤く光る眼が不気味。解決したのは夜7時、暗さがいい雰囲気(怖さという意味で)。
ポイント3は、追いつめられてからの清志郎の寮長としての責任感、男気の発動。頼りないキャラが追いつめられて逞しくなるパターンは丈先輩の誠実(や、純平)を思い起こす。土下座の時、ジェリーモンの批判どころかおくびにも出さず一人謝罪したのにはシビレた、かっこいいv
これでメインの3人と3体が揃ったので、今後が楽しみ。
鎌谷悠さんは、プリキュアの演出や演出助手、「魔女見習いをさがして」では監督を務められた。

●清司郎:災難なパートナーデジモンを持った臆病者だが意外と芯はしっかりしておりカッコイイ。寮長という立場にこれだけのプライドを持ち合わせた理由は何か?まさか下記のアニメ?
帰国の理由が日本で漫画やアニメまみれの学園生活に浸りたいとジェリーモンに暴露される。「人の嗜好にケチをつけないでくれたまえ」重度のヲタであることには共感する、左手の包帯も単なる妄想で付けていたよう。コレクションは「寮長におまかせ」「寮おまthe Movie」「神アニメデータ集 青春/アクション/SF・ファンタジー」「DOME☆STARS①~③」「作画MAD①~②」。
デジヴァイスは宙からもらったよう。お守り代わりにか。
瑠璃とアンゴラモンのことは宙から聞いていたのか?名前を知っており驚きもしなかった。
マジラモンに寮を破壊され気絶していたが、寮長として覚醒「限界突破!」。ジェリーモンのビビサンダー(触手の先から静電気を飛ばし麻痺させる)が炸裂!(この子どもが技の名を叫ぶの、いまだに慣れない。)そして立派な土下座。

●ジェリーモン:清志郎の怖がり方が極端で面白いという理由で憑りついていたというドSの女王様気質にしていたずらっ子;それとパソコンばりばりに使いこなす頭脳派なのは清司郎と同じ。清司郎のバーチャルお守りを操作して電子マネーのトラブルを起こす。寮長だから逃げないという清司郎に胸打たれ、バーチャルお守りの消去に手を尽くす。今回の騒動の元凶だが、元はと言えば清司郎が千個もハッキングをかけたから、それで清司郎はジェリーモンを責めなかったのか。でもそうさせたのはジェリーモンだし、マジラモンや清司郎に謝るべきは彼女ではなかったか。この過ぎたいたずらはパートナーとしてどうなのか、今後の展開にてフォローがほしいところ。
最後には清司郎のかたの付け方に惚れ込んだのか「ダーリン」呼びvこれを聞いたのが清司郎本人でなく瑠璃だけというのは、今後の展開にどう影響するのか。
クラゲのような軟体型の成長期で、頭部に体を収納できるようになっている、そちらが通常の姿。頭の姿の時は、風に吹かれて飛ぶくらい軽いという。
清司郎の成育歴を把握しているのは、どこかからデータを盗み見たのだろうか。
声は嶋村侑(しまむらゆう)さん、アプモンのオフモン役、プリンセスプリキュアの春野はるか役をされてた中堅さん、賢プロダクション所属。

●宙:頼まれ屋の彼だが、ジェリーモンを引き取ってくれという清司郎の求めには応じなかった。ここは割り切っている。テイマーとパートナーは必然があって一緒にいる、と自分とガンマモン、瑠璃とアンゴラモンを見てそう考えているのだろうか。
巨体のマジラモンを見て、恐怖でなく頬を赤らめ好奇心が勝っている。父の行方を知りたいだけでなく、デジモンそのものに興味があるよう。
マジラモンに対抗するため、再び疑似デジタルワールドを展開。おかげで寮舎は無事だった。

●ガンマモン:ケチャップの名称と味を知っており、またアイスが溶けるものだと知っているので、宙の味覚調査は続いているのだろうか。

●瑠璃:習い事ではなく学習塾に通っていた。お嬢様高校を目指すのかな。数学、特に苦手ではないよう。

●アンゴラモン:登場デジモンの解説と、最後に残す川柳(季語がないので俳句ではない)のような詩は、今作ではルーチンになる模様。「龍神雷同しクラゲが一匹。さすれば世は事もなし」。
耳をプロペラにして飛ぶよう。

●マジラモン:デーヴァの一体の聖竜型の完全体。マジラの意味は調べたが不明。非常に計算高く、あらゆるものに値段を付ける癖があり、様々な事柄を金額で表現するという。必殺技は天に呼んだ光の渦の中心に消え、108の輝く宝矢(パオズ―)を放って大量の敵を葬る「ヴェーダカ」。テイマーズではマクラモンの乗り物で不遇だったが、今作では富の神、金の流れを正常に保つ神で、それを乱すものを許さない。現われる前兆が白ヘビの大群、気持ち悪い。
清司郎の誠実な謝罪に清らかさを感じ、寛容さを見せ去っていった。ゲストキャラが正義でメインキャラの方が悪かったという新しいパターン。
声は宝亀克寿(ほうきかつひさ)さん、:でミノタルモン、ワンピでジンベエを演じられているベテランの俳優・声優さん、青二プロ所属。島田敏の名で活動することも。

●クアトルモン:光のデジメンタルで進化した神聖な幻獣型のアーマー体。クアトルの意味は調べたが不明。必殺技は体をらせん状に回転させて発生する光線で相手を締め上げる「フリーズウェーブ」。これでべテルガンマモンを拘束した。

●ビットモン:ファンアートである、テイルモンが友情のデジメンタルで進化した哺乳類型のアーマー体。ビットは「ラビット・うさぎ」が由来だろう。必殺技は耳を伸ばして敵を貫く「イヤーランサー」。これで宙を捕まえた。

●ゴートモン:希望のデジメンタルで進化した哺乳類型のアーマー体。goatは山羊のこと。必殺技は首からぶら下げたベルから、独特の超音波を発生させ敵を混乱させる「ミスティックベル」。これで瑠璃たちを制止。卯→ビットモン、辰→マジラモン、巳→クアトルモンは了解できるとして、未→ゴートモンつまりなぜヤギが未の担当なのか。「Luna☆Reni@元レキスモンアイコンの人」のツイートによると。中国には元々羊は生息しておらず、中国語の「羊」もヤギの意味が入っているため、干支の未年にはヤギがよく用いられるからだという。納得です!

●運転手(橋の手前で苦情を言っている):声は小野元春さん、青二プロ所属。

●寮内放送:声は既出の竹内大生さん。

●金融長官(金融庁長官の間違いと思われる):声は宮園拓夢(たくむ)さん、大阪芸大放送学科声優コース卒業という、声優になるべくしてなった青二プロの若手さん。オカルト全般や民俗学が趣味という。

●事務女性(パソコンがショートした):声は既出の川口桜さん。

●掲示板コメント(清司郎のスマホ:男女3人登場している);声はクレジットがあるのは浅野良介さん、青二プロのジュニア枠。

●ニュースナレーション(電子マネーの流れが正常化した後):声は既出の祖山桃子さん。

●次回予告:メイン3人が揃ってさっそくカラオケ?仲いいな~。カラオケに詳しくないのだが、ルール的に中学生だけでも行けるもの?この回のホログラムゴーストはわからないのだが、他サイトにて「セイレーンモン」とのご指摘が。セイレーンモンについては詳しくは次回書きます。

(2021/11/9 記)(2021/11/15 ジェリーモンに関して一部を更新)

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