デジモンテイマーズ第3話

「レナモン対ギルモン!戦いこそがデジモンの命」

脚本:小中千昭 演出:吉沢孝男 作監:海老名幸男

現実世界に現れたのはギルモンだけではなかった。隠れ場所を探し公園を歩くと、いきなりレナモンがギルモンを襲い、ルキが戦いを挑んでくる。夢のようなときに見た、あの少女だ。突然襲われギルモンは目を回してしまうが、ルキはとにかく戦えデジモンの存在する意味は戦いだという。一方的に攻められ、ギルモンも応戦する。ルキのデジヴァイスは、ギルモンのデータを読み込めない。理性を失ったギルモンはレナモンと互角に戦い、ルキがカードをスラッシュする。逃げろとタカトが言うと、声が届いて戦いを止めいつものギルモンに戻る。ルキはそれを狙い攻撃しようとするが、ジェンリャが止めに入る。

なぜ戦わせるのかジェンリャが問うと、ルキは戦うのが当然と答え、気分を害し帰っていく。ジェンリャは1組で父が香港出身・母が日本人、タカトは2組、ルキは駅の向こう側の子だ(設定によると新宿区矢来町《やらいちょう》、閑静な高級住宅街で、由緒ある花街・神楽坂がある地域だ)。ジェンリャは、デジモンは友だちだという。新宿中央公園(当時この建物・ギルモンハウスは公園内に実在しました)に、いい隠れ場所が見つかった。帰り際にテリアモンは、「モーマンタイ」とは気楽に行こうという意味だと教えてくれる。

タカトが帰宅すると、店には加藤さんが買い物に来ている、タカトのマドンナだ。デジヴァイスを眺めながらタカトは、「デジモンは戦いの道具」という言葉に思いを巡らせる。ルキは夜の街をヘッドフォンで心を閉じながら歩く。ジェンリャの家では、妹・シウチョンが夕食だと呼びに来てテリアモンをいじっていく。テリアモンはいつもぬいぐるみのふりをしてこの家にいるのだ。今夜はすき焼き。ジェンリャは、進化したら友だちでいられないから進化するなとテリアモンに言い、テリアモンも承知いている。タカトがパンを差し入れに行くと、ギルモンは建物を掘り大きな穴をあけ、疲れて寝てしまう。クルモンは、まだ街をうろちょろしている。街の大学生(小島一成さん、渋江勝さん)によると、ルキはデジモンクィーンと呼ばれる強者だ。だがルキは、なぜ進化しないのかとレナモンに迫るが、レナモンはわからないと言う。

児童公園でヒロカズとケンタがカードゲームをしており、タカトはヒロカズの「オプションカードの使い方が腕の見せ所」という言葉にハッとなる、あの少女が使っていたのがそれだ。

新宿中央公園の噴水の現場に、規制線が張られ、「インフェクトの痕跡は発見できない」らしい。謎の男は、現場でデジモンカードを拾う。

淀橋小では、コンピューターネットワークの授業をしているが、浅沼先生は自分の授業があまり満足できないようだ。ヒロカズとケンタはデジモンクィーンの話をしており、どうやらそれはあの少女のことらしい。樹莉は、デジモンカードよりタロットカードのがいいらしい。帰りにタカトは仰々しい装備の車を見て不安に思い、ギルモンのところへ行くと、パンは食べ尽されギルモンはいない。探し回るとデジヴァイスが反応し、ギルモンが見つかる。あそこにいても退屈するのは無理もない、タカトは都庁広場へギルモンを連れていくと、男の子(魚谷香織さん)は無邪気に喜び母は作り物と意に介さず、意外と平気だった。

そこでデジヴァイスが赤く反応し、匂いを嗅いだギルモンが走っていく。地下駐車場に、ルキとレナモンがいたのだ。タカトは闘わせないと言うが、ギルモンはもう火がついて戦いが始まる。止めに入ったのはまたジェンリャで、「ネットの世界ではデジモンは戦う存在だが、リアルワールドではそうある必要はない」と言うが、ルキはどこでも関係ないと反論する。何気なくギルモンの前に出たテリアモンにレナモンの技が当りそうになり、ジェンリャのデジヴァイスが光り、テリアモンが成熟期・ガルゴモンに進化した。ガルゴモン《ジーンズはビンテージものだそうだ)は楽しげに銃を乱射し、ジェンリャの制止も耳に入らない。レナモンが対抗し、ルキを狙ったガルゴモンをギルモンが止めた。レナモンは姿を消し、ルキは汗をかき心が乱れている。ジェンリャが進化を嫌がるのは、辛い過去のせい…?

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