デジモンアドベンチャー第20話感想

デジモンアドベンチャー第20話「完全体進化!メタルグレイモン」感想

脚本:西園悟 演出:早川啓二 作画監督:伊藤智子 美術:飯島由樹子

子どもたちは、今いるデジタル世界とは何なのかを知った。自らの復讐のため空とピヨモンをさらって逃げたナノモン。太一は、死への恐怖からそれを逃がしてしまう。

シルエットはメタルグレイモン、タイトルコールは坂本千夏さんか。アグモンとの差別化v

ナノモンのエテモンへの復讐心から、子どもたちは三つ巴の混戦へ。知恵と勇気を振り絞り、空の奪還に成功した子どもたち。で、残されたナノモンはエテモンとの無理心中を図り自滅。暗黒空間に取り込まれてなお戦う意志と能力のある強すぎるエテモン相手に、太一が勇気を賭ける。

●光子郎:何をどう操作したのか、ナノモンのネットワークへの細工をかいくぐりピラミッド地下の隠し部屋を突き止める、拍手!そしてナノモンの居場所ありきの大胆な陽動作戦を決行。今までは場当たり的だったが、綿密な作戦を立てての戦闘というのが進歩。考えたメインは恐らく彼と太一だろうか、でも丈も作戦の概要を説明するくだりがあるから皆の会議の結果か。   太一に道案内を頼まれる際のスキンシップ、太光の萌えどころ。太一が電流の壁を通れるかがネックなのは承知だが、重責に触れず淡々と太一に伝えるのは彼らしい。   おそらくテントモンにカメラ機能的なものを仕込んだのだろう、テントモンの眼下にはピラミッドを防衛するティラノモン・モノクロモン等が配置されている。それが光子郎のパソに映る。こういう細かさ、好き。

●太一:無念にも空を救えず自分を責める太一が切ない。「危険なのはわかってる、でも俺どうしてもこの手で空を助けたいんだ、だから…」。おお~太空v(わし、太空推し)。でも、救いたい気持ちは皆一緒なのだから、心強い。一行の絆の深まりを感じる。流れるSevenインストがいい。   拘束された空とピヨモンの代わりに、タグと紋章をナノモンから奪取。抜け目ない相手なのに意外とあっさりと。暗黒に呑まれそうな中、空の運動神経(と奇跡)を信じてだろう、タグと紋章を大胆にも投げ渡し、キャッチ成功!もうドキドキした。そうとなっちゃ、ピヨモンの進化で大逆転。落ちそうな空と太一を救出。

「この壁の向こうには俺の大切なものがあるんだ」「空?」「ああ。でもそれだけじゃない。俺があの時失ってしまった、何か大切なものがある様な気がするんだ」ここ、いいですよね。「勇気」と具体的な語彙を出さないところとか特に。死ぬかもしれない恐怖に打ち勝って前進する、それはまさに勇気。アグモンの励ましもあって、乗り越えて得た勇気。輝く紋章。   時空の歪みの果てには、何と真夏の大都会の人混みが…流れるのは、悲しいメロディー。一体何がどうなって。

●メタルグレイモン:「太一の勇気、僕の体に力がみなぎってくる」グレイモンが武装化し翼も付いた、ビジュアルがいかにも強そうなサイボーグ型の完全体。成長した太一の勇気を受けて正しい真の進化を遂げた。ダークスピリッツを難なく受け止め、ギガデストロイヤーでとどめ。しかし…。   時空の歪みに吸収されたのは偶然か、それとも必然(運命)か気になるところ。

●タケル:作戦会議には参加しないけど、パートナーデジモンのお守り役をしていた。デジモンと一緒に先に寝ちゃうのもかわいい(ミミは会議に参加してるが、眠たげ。この辺りのキャラ別の描写の細やかさが好きだ。)。戦闘こそないが陽動組のピンチに、砂漠色の布でカモフラージュの役割も果たして立派。ただ、かなり大きなこの布はどうやって入手したのだろうか。ミミちゃんのキャンプセットに入ってたとか?

●トコモン:光る太一の紋章とタグ、メタルグレイモン。そこで「聖なる光だよ」と言うのが天使系デジモンとして象徴的発言。

●丈先輩:太一の自責をなだめたり、この回でも無理な戦闘を避けるようひと言。大人~v先輩大好き。   ダークなエテモン相手に「僕たちがかなうはずないじゃないか」と自信ない発言は、太一の勇気を触発した「いや、まだ一つだけ方法が残っている。行くぞグレイモン!」。

●ヤマト:彼も先輩と共に太一の自責をフォロー。エテモンに「答える必要はない」と、クール節発動。

●ミミ:タケルと共に非戦闘組で砂漠に隠れていたが、「丈先輩が心配」と、陽動作戦に途中参加。彼女が戦いに積極的なのは意外。わがままミミちゃんに心配される丈先輩って、苦笑。

●ナノモン:それがどれほど大事であったのか、記憶を失った恨みから復讐心を燃やす。まるで自分が今、そして未来を生きていく意味などないかのように執拗に。これがナノモンの怖さの核心。  ホストコンピュータの管理ならともかく、実働する部下がいないのにあのような設備の整う大きな精巧な隠し部屋を物理的にどうやって作ったのだろう。そこはデジタルな世界だから不問?  空の存在をコピー。これも、データの世界だからできること?「お前たちはまだ紋章の力を全く引き出せていない」。だからコピーを利用し引き出そうと。情報収集の賜物か、紋章の力についても詳しい様子。敵に回すと本当に厄介な「卑怯者」。   エテモンを暗黒に引きずり込み、計算ずくでウイルスを組み込んだピットボムを放ちエテモンと無理心中を図る。ティラノモンたちも一緒に犠牲に。いいとこなしのモブキャラ。エテモンの底力に、目的が結果的に果たせなかったのは、敵ながらとても哀れ。  

●エテモン:リラックスタイムにはガウンをまとっていると判明。これで思い出したのは、舘ひろしさんが現場に行く時はガウン一丁で高級車で乗りつけるという噂を。スターってそんな風?笑  成熟期のイッカクモンたちの技など効かず、肉弾戦でも圧倒的な強さ。ダメ押しのラブセレナーデで無力化させられ。成熟期では複数でも勝てない相手との印象を与えた。とどめを刺す前に消えられちゃって砂漠に一人、笑。  ダークネットワークに呑まれるかと思いきや、それすら同化して、ダークスピリッツも健在、何とも強い。こうなってはバードラモン、カブテリモンの技はやはり効かず。しかしメタルガルルモンの死力の攻撃で時空の歪みに飲み込まれてしまい一巻の終わり!「消えたくない、アチキは大スターなのよ!」最後までスター気取り;メタルエテモンという復活をファンとしては知っているが、それを含め納得行く終わり方。   エテモンの技のせいで、スフィンクスの逃げ道を失った一行。広大な砂漠に置いてきぼりにされ、太一以外の一行が離散する未来が思いやられた。

●ガジモン:声を当ててるのは菊池さん、櫻井さん、風間さんだろうか。隠し通路を通れず監視カメラに映る太一らを一度見逃し、結果時間稼ぎになった。   普段から怒鳴り散らされ、成熟期戦では、部下なのにエテモンにジャマ呼ばわりされ攻撃される浮かばれないキャラ。

次回予告:デジタルワールドの大きな謎が解けてからの、唐突なリアルワールドへの単独での帰還!台場のバス停、フジテレビ社屋、自宅、妹、料理、エアコン…平和に見える時間は束の間で、リアルワールドにもデジモンの兆候が。どうする太一!盛りだくさんな予告に胸が鳴る。

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