デジモンアドベンチャー第20話

第20話「完全体進化!メタルグレイモン」

脚本:西園悟 演出:早川啓二 作監:伊藤智子

空とピヨモンをさらって逃げるナノモン。太一は、死への恐怖からそれを逃がしてしまう。

空奪還の策を練る子供たち。太一は自分を責めるが、みんなも空を助けたい気持ちは同じと言われる。光子郎が、ナノモンたちは確実にピラミッドの隠し部屋にいることを突き止める。仲間なんだからみんなで助けよう。

空とピヨモンは監禁されている。ナノモンは空のデータをコピーし、ピヨモンを使ってエテモンへの復讐をするという。紋章の力を引き出せていない事をナノモンは知っており、コピーを使おうというのだ。紋章のことは知っていても、パートナーと心の絆がなければ進化できないのは知らないのだろうか。エテモンによって過去の記憶のほとんどを失ったことを、深く恨んでおり、手段を選ばないということか。

ピラミッドの周囲をモノクロモン、ティラノモン、ガジモンたちが見張っている。そこで陽動作戦、ヤマト、丈がおとりになってその隙に太一と光子郎がピラミッドへ入るのだ。ただ、隠し部屋へ行くには例の電流の流れる柵があると光子郎は言う。今度こそ助ける、と太一は決意する。

イッカクモンがピラミッドを攻撃、エテモン様ナイトガウン(スターだから?)を脱ぎ捨て出てくる。今度はガルルモンが敵を誘導する。ガジモンによるナノモンの捜索は、ナノモンの細工のせいで遅れている。エテモンは自ら応戦する。砂漠のレジャーシートの下にミミとタケルを残し、太一と光子郎はピラミッドへ向かう。しかしミミはやっぱり丈たちが心配と戦いに出る。エテモンは手下をジャマ呼ばわりし、丈に狙いをつける。

ナノモンは、隠し部屋に気付かれ子供たちが向かってくる事に気付く。一方エテモンは、イッカクモン、ガルルモン、トゲモンをいいようにあしらい、ラブセレナーデで退化させるが、とどめをさそうとしたときガジモンから選ばれし子供がピラミッドに潜入した報告を受け、ナノモンの居場所に気付く。その隙に、ヤマトたちはタケルのレジャーシートで命拾いする。

一方太一たちはガジモンに見つかってしまい、隠し部屋にあと一歩なのにエテモンがやってきてしまう。エテモンを光子郎が引き受け、先へ進んだ太一は柵の前で立ち止まる。アグモンが先に行こうかというが、太一は止める。あの時失ったもの、それは空、そして勇気(命をかけて守らねばならないもの)を取り戻さなきゃいけないんだ。がんばれとアグモンは励ます。決意して手を入れると、手はすっと入り、紋章が輝く。アグモンも我が事のように喜ぶ。カブテリモンがエテモンにやられ、アグモンがグレイモンに進化する。

太一は空のデジヴァイスと紋章を取り返すと、ナノモンは大きな暗黒の穴(ネットワーク)に空を落とす。間一髪で太一が空の手をつかみ、もう片方の手で空に紋章とタグを渡すと(落とさなくてよかった~;;)、ピヨモンが進化。バードラモンになって太一と空は逃げる。エテモンは柵に触れ感電している間に光子郎たちも逃げる。

ナノモンは、暗黒ネットワークにウイルスを仕込んだビットボムを打ち、エテモンをブラックホールに巻き添えにして、復讐を遂げようとする(すごい執念)。手下も引きずり込まれ、ピラミッドは崩壊する。しかし、エテモンは暗黒ネットワークと一体化して生き延び、ダーク・スピリットの破壊力は壊滅的だ。

残された方法は一つ。太一の紋章とデジヴァイスが光り、太一とグレイモンがエテモンに向かってゆく。真の勇気を知った太一、グレイモンはメタルグレイモンに超進化する。メタルグレイモンが光り「聖なる力」(と言っているのがトコモンなのが象徴的だ)でエテモンを倒すが、太一とメタルグレイモンもブラックホールに吸い込まれてしまう。

気が付くと、太一とコロモンは人の行き交う暑い街にいた・・・。どうなっちゃうんだろう。

エテモン、ナノモンと三つ巴でテンポ良く進み、太一の紋章の意味も感じられ、正しい進化が果たせどきどきする回だった。

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