デジモンテイマーズ第32話

「ギルモン誕生の謎!神秘なる水の宇宙(ウォータースペース)」

脚本:まさきひろ 演出:川田武範 作監:清山滋崇

ガードロモンというパートナーを得たヒロカズ。一方タカトたちは・・・着いたのは水の中の世界だった。

秋葉原にいた黄色いシャツの男は、水野つまりSHIBUMIで、サングラスの追手を振り切り逃げる。

陸地に着いたタカトとジェン。でも水の中を探してもまるで迷路だ、とテリアモンはお手上げ。他に通路はなく、ジェンは「鋼のドリル」をスラッシュし、テリアモンが岩壁を掘ってみる。

あるホテルで、子供たちの家族にワイルド・バンチ(デイジー:百々麻子さん、ガ―リー:松岡洋子さん)が説明をする。ケンタの母は泣き崩れ、ルキの祖母は無事戻ると断言し根拠はあるのかとヒロカズの父に噛みつかれ、ジュリの父がなだめる。なぜ子供たちが選ばれたのか。ドルフィン(菊池正美さん)は、デジモンはもともと子供のアイデアによるものなので子供と親和性が高く子供を好むのだと説く。

壁から水があふれてしまい、今度は「ユキダルモン絶対零度パンチ」をスラッシュし凍らせる。タカトが通信機を出してみると、メールが受信されていた

無事で何よりだ 健闘を祈る。 ・・・山木

バベル(乃村健次さん)は、世界の昔の仲間を集めフォーラムを開くと説明する。シャッガイをまた、と怒るジャンユーを事故だと制し、山木はパソコンでタカトのメールをタカトの父に見せる。次のメールが受信されていた

タカトヨリ

キンキュウジタイ SOSデス・・・・・

タカトは返信を受け、家族一同が集まっている事を知り、慌てて返信する「SOSだけど、そんなに危険なわけではありません、みんな全然大丈夫です」。なぜ水没した通信機が動くのかいぶかるジェン。みんなを出せと言われ困ったタカトは、ルキやジュリになりすまし返信を打つ。そこでジェンが替わり、中国語でジャンユーへ宛てる。ここの水はリアルワールドの水ではないから溺れないのでは、と。山木はその通りだ、試してみてと助言する。ジェンは潜水し、300数えて無事帰還する。髪は濡れていない。テリアモンは、濡れると自分で思ったから濡れたのだ。

何とかなりそうだ。親たちは散会し、ジャンユーが山木をワイルド・バンチの協力者として迎え入れるが、山木は部下がSHIBUMI(水野伍郎:諏訪太朗さん)を取り逃がしたことを告げねばならなかった。

泳いでも本当に溺れない、水の中の岸壁の扉を開けると、成長期・オタマモンや完全体・ハンギョモン(永野善一さん)がいる。ハンギョモンが襲ってくるので、ジェンがカンフーでやっつける。ハンギョモンは、オタマモンが襲われたと勘違いしていただけで、ここ以外の世界を知らないが大きなパイプを教えてくれる。テリアモンが試しに入るが、ビリビリして先へは行けない。オタマモンに出してもらった泡で大きな水泡を作り、パイプを進むジェンたち。リアルワールドではシウチョンがテリアモンを恋しがっている。

水のパイプを進むと、同じようなパイプが無数にある空間へ出て、水泡はその中心に入る。白い妖精のような生き物の後をついていくと、水漏れはしているものの空気のある大きな洋館がある。それは図書館、モクモンがいる。奥へ進むと大きな講義室があり、天井にデジヴァイスのような形のものがあり、教壇には姿の透けた男が寝ていた。男は水野、人間だと名乗り、君たちが何者かわかる、人類は眠っており目覚めるのは新たな覚醒の時だという。彼はワイルド・バンチの一員で、デジヴァイスをアークと呼んだ。ARKの日本語訳を本が勝手に開いて示す、箱、食器棚、ノアの箱舟。今度は白い生き物が本を持ってきて、Digital Gnome デジ・ノームその生き物はデジモンと別の特殊な進化を遂げたもので、水野が名付けたのだという。生き物なのかタカトが問うと、水野は定義を変えれば地球だって一つの生き物で、生き物であるかないかなどどうでもいいのではという。デジ・ノームが持つブルーカードも「アルゴリズム」、デジモンがいるネットが単なる通信の場だという枠組みをはずす事を水野は考えているという。

デジ・ノームがジェンたちに寄り添う、水野は彼らが人間とコミュニケートしたがっているのだと。タカトのアークにデジ・ノームが触れると、タカトの初めて描いたギルモンの絵が出て、絵にダストパケットが集まりギルモンの形になった。デジ・ノームには、データを具現化する力があるようだ。ジェンが水野に上への出口を聞くと、上は四聖獣というデジモンの神の領域だという。人間に作られたデジモンが進化の末に目指したのは、原子の人間がしたように神を作り出す事、そして四聖獣は進化を急がねばならない、生き延びるために。そんなデジモンがすべていとおしいと水野は話す。ジェンは四聖獣はいいデジモンかどうかわからない、とタカトに釘をさす。水野はタカトたちを天井のアークに乗せ、自らは再び眠りについてしまう。

ギルモンもデジモンも、本来はただのデータ、そう知ってタカトは少し寂しく思う。箱舟のアークは進む。

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