「いじめは許さない!氷のチャックモン進化」
脚本:富田祐弘 演出:吉沢孝男 作監:清山滋崇
光のスピリットを得た源輝二はヴォルフモンに進化する。しかし4人と行動を共にはしなかった。
ネ―モンはこれ(トレイルモン・フランケン)に乗れば現実世界へ帰れると言い、ボコモンに止められる。純平は乗ろうと友樹を誘うが、意外にも友樹はここにいたいという。でも拓也に促され、乗る事になる。フランケンは発車する、しかし純平も友樹も何だか乗れなかった。ほっとするボコモン、ネ―モン。いてくれないと困るのだ。拓也ハンなら、ケルビモンの魔力で暴れるデジモンを鎮め、デジタルワールドの消滅した大地をよみがえらせるとボコモンは説得するが、みんな気乗りしない。デジコードを取り戻し世界を救ってと涙ながらに訴えるボコモン。
するとデジヴァイスが「皆さん、森のターミナルへ」と言い、切れてしまう。ボコモンがガイドブックを見て、この線路の先にあるという。とりあえず歩く拓也たち。純平になぜ残ったか聞くが、理由はバレバレ。友樹の理由は、拓也のようにデジモンになって強くなっていじめっ子をやっつける事。
夜、線路は地割れで途切れているが、谷に明かりが見え、降りる事にする。谷のデジモンは、人間を歓迎していないようで、明かりは消される。岩壁に天使と10の文字が刻んである。これは伝説の十闘士のマークだとボコモンは言う。伝説とは。太古、人型デジモンと獣型デジモンがいがみ合っており、そこへルーチェモンと言う天使型デジモンが来て仲直りさせた、ところがルーチェモンは次第に横暴になってデジモンを苦しめた。そこで十闘士が立ち上がりルーチェモンを倒したというのが全容だ。そこには拓也が進化した時と同じ火のマークがある。輝二の光もある。
気が付くと拓也たちは、キャンドモン(池田知聡さん、佐伯洋史さん、鶴岡聡さん、小島一成さん、小栗雄介さん)に囲まれている。村長(西村知道さん)に、古代遺跡を盗みにきたと疑いをかけられるが、アグニモンに進化したと聞いて態度が一変する。あの壁画を守る使命を負う村なのだ。歓迎の踊りと見せかけ、拓也たちは眠り草を嗅がされてしまう。炎の攻撃に、谷川へ逃げる。
拓也がおとりになり、3人は逃げる事にする。拓也はアグニモンに進化するが、炎系の攻撃はキャンドモンには逆効果で、苦戦する。アグニモンのピンチに、友樹は谷川へ飛び出していってキャンドモンに水をかける。すると氷の洞窟から氷のスピリットが友樹のもとへ向かい、デジヴァイスに取り込むと、友樹はチャックモンに進化する。村長はウィザーモン(宇垣秀成さん)を出し戦わせる。ウィザーモンは分身するが、チャックモンが影のある本体を見抜き、アグニモンが倒す。村長は本当に十闘士か試したかったのだという。拓也のデジヴァイスから流出したデジコードが、切断した線路を元に戻す。それをたどれば森のターミナルへ行ける。
直った線路を、フランケンに乗る輝二が行く。