「私のキックは痛いわよ!女闘士フェアリモン」
脚本:成田良美 演出:今沢哲男 作監:伊藤智子
森のターミナルへ向かう中、谷の伝説の十闘士と天使の壁画を見てボコモンは伝説の解説をする。最年少の友樹が氷のスピリットを得て、チャックモンに進化した。
一方輝二は一人トレイルモンで森のターミナルへ向かっていた。着いたのは夜中、トレイルモンは眠ってしまい、輝二も駅のベンチで休むことにする。
拓也たちは歩くが、なかなか着かない。トレイルモン(モール)がやって来て、乗り込むとモールはくすぐったがって子供たちを振り払い行ってしまう。線路が二股に分かれており、どちらへ行くか拓也と泉はもめ、拓也は右、友樹もついてきて、泉は左、純平がついてきて、ボコモンとネ―モンは進化するかもしれない後者についてく。
着いたのはそよかぜ村、輝二もいるが別行動をとる。そよかぜ村は観光名所のはずなのに、さびれている。純平のデジヴァイスに反応があり、それを知らせに行くときの枝で風を浴びていた泉は枝から落ちてしまう。しかしフローラモンの群れに受け止められる。
デジヴァイスが反応し、輝二はデジモンが人間を攻撃しようと企んでいる話を聞いてしまう。
泉たちは、フローラモン(能登麻美子さん、幸山奈央さん)に名物のガムの実のスープをごちそうになる。実を頭に入れて歌い踊るとスープができるのだ。それを見てしまうと、人間としてはちょっと食欲減退・・。村の大木が、いいそよかぜを作ってくれる。昔は草花が咲き乱れ、列車がたくさん停車していたという。しかしフロ―ラモンは弱く、工事するのが大変だというので、泉は純平をおだてて工事に駆り出す。
あたりは森でなく大平原、突然激しい地割れが起き、拓也と友樹は逃げ出す。右ではなかったのか。
工事に精を出す泉たちとフローラモン。でもマッシュモン三兄弟(永野善一さん、矢部雅史さん)がじゃましに来る。ポイズン・マッシュを浴び、フローラモンは笑い出してしまう。昔は村を一緒に盛り上げていたマッシュモンだが、裏方扱いが不満でフローラモンたちのじゃまをするようになった。ボコモンは、もしやケルビモンの魔力のせいかもという。泉はつかつかと前へ出て、マッシュモンを引っぱたき叱りつける。調子に乗った純平はマッシュモンの見た目の悪口を言い、マッシュモンに襲われる。
純平が追いつめられると、大木から風のスピリットが純平を通り越し泉のデジヴァイスに取り込まれ、泉はフェアリモンに進化する。マッシュモンと戦うと、三兄弟は合体しウッドモン(石川ひろあきさん)に進化し、フェアリモンを倒して泉に戻ってしまう。駆けつけた輝二がヴォルフモンに進化しウッドモンを倒してスキャンし、マッシュモン三兄弟に戻る。やはりケルビモンに操られていたらしく、悪さした記憶がない。輝二のデジヴァイスから、花畑や緑がよみがえり、マッシュモンはフローラモンと仲直りする。
泉は握手を求めるが、輝二は無視して行ってしまう。拓也と友樹がたどり着く。自分だけ進化できず、純平は落ち込む。