デジモンフロンティア第5話

「大地を揺るがす雷パワー ブリッツモン!」

脚本:大和屋暁 演出:川田武範 作監:信実節子

そよかぜ村で風のスピリットを得てフェアリモンに進化した泉だが、その力はまだ不安定だった。ヴォルフモンに助けられるが、輝二は相変わらずまた一人で行ってしまう。

拓也たちは、トレイルモンとはすれ違いで、歩いて「株式会社風工場」にたどり着く。中にはたくさんのコクワモンがいる。食料を求めて中へ入ると、ミノモン(埴岡由紀子さん)から部外者立ち入り禁止、入れば攻撃すると警告を受ける。泉が工場見学とごまかすと、あっさりOKが出る。工場を監督しているのはゴブリモン。中心へ案内されると、超ハイテク機械を作っているというが、見たところ旧式の扇風機だ。食堂をリクエストすると、皿に乗って出てきたのは乾電池、コクワモンの食事は乾電池からの充電だったのだ。

コクワモンの居住区は、工場と違いみすぼらしい。

工場長・ゴブリモンは、ボスに変な奴らが工場見学したと報告する。

コクワモンの長老(園部啓一さん)は、こき使われていると嘆く。コクワモン(小栗雄介さん、森訓久さん、小島一成さん)の説明によると、前は森で平和に暮らしていたが、突然ゴブリモンたちが襲い、コクワモンを工場へ連行し働かせ、さらにコクワモンに発電させるため彼らを脅かし続けている、争いを好まないし逃げようにも警備が厳しい。拓也は、協力するから一緒に戦おうと提案し、泉、友樹も賛成するが、わざわざ危険な目に、と純平だけ反対する。ミノモンが話を盗み聞きしていた。

作戦は夜。ゲートで泉がおとりになって騒ぎを起こし、工場内へ進入し暴れる。拓也は工場の中枢を破壊する。純平は、危険だし俺は足手まといだと作戦への参加を拒否し、コクワモンたちも純平のことをわかってくれる。夕暮れ、子供のコクワモン(松本美和さん)が明日森へ帰れるかなと聞き、純平は大丈夫と答える。

夜が来て、拓也、泉、友樹はスピリットエボリューションで進化する。フェアリモンがゲート付近を攻撃し、ゴブリモンたち(柴山由崇さん、飯島肇さん)が駆けつける。その間にコクワモンは工場を破壊、アグニモン、チャックモンが中枢へ入るとゴブリモンたちとボスのスナイモン(松山鷹志さん)が待ち構えていた。おとり作戦はばれていた。

純平は拓也の「みんなで力を合わせれば」という言葉を思い出す。その時、子供のコクワモンが「ぼくも戦う」というのを聞いて、決心し、中枢部へ走る。スナイモン相手にアグニモンが苦戦しており、純平はクレーン車を操作してスナイモンを壁に叩き付ける。スナイモンはクレーン車へ反撃すると、クレーン車は壊れ中からスピリットが現われる。純平は雷のスピリットを得てブリッツモンに進化しスナイモンを倒す。「悪に染まりし魂を我が雷が浄化する、デジコード・スキャン」、ファクトリーは破壊され、コクワモンたちは森へ帰れる。子供のコクワモンは純平に礼を言う。

飛ばされたミノモンは、謎のデジモン(グロットモン:西村朋紘さん)にまた十闘士が現われたと報告をする。

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