第27話「闇の城 ヴァンデモン」
脚本:まさきひろ 演出:早川啓二 作監:伊藤智子
ピコデビモンのせいでばらばらになった子供たちだが、空の合流を最後にまとまる。しかし、ピコデビモンの首領・ヴァンデモンが新たな脅威となった。
太一と丈が川で水をくんでいると(ビニール袋は丈がレストランでくすねたもの。逞しくなったな)、ヴァンデモンが現われたことで、おびえるミミ。ゲンナイが現われ、いい知らせと悪い知らせを伝える。いい知らせは、選ばれし子供がもう一人、名前はわからないが日本にいる事(つまりパートナーデジモンもまだいるということ)、8人揃わないと世界の歪みは正せない。悪い知らせはそれを知るヴァンデモンがその子を狙って現実世界へ行くため兵を集めている事だ。
ピコデビモンが集めたのはオヤジデジモン・成熟期・ナニモン(乃村健次さん。全裸にハゲにわき毛、すげえキャラデザ;)、ヌメモン、べジーモンをはじめクズばかり。それでも、傭兵家業をしていたナニモンが特訓することになる。変装したパンクアグモン(アフロのカツラにスカーフ、全然パンクなファッションじゃない)とレゲエパルモン(ドレッドヘアに首飾り、う~ん)が応募する。
ヴァンデモンは部屋で、異界へのゲートを開く準備をしている。ピコデビモンは兵は順調に集まっていると報告するが、成熟期・テイルモン(徳光由香・現徳光由禾さん)から見ればお笑い草、テイルモンの集めた兵は猛者ぞろい。石室の準備ができ、ヴァンデモンは向かう。そこには、太古から伝えられる異界への扉があった。
ゲンナイが言うには、異界へのゲートはヴァンデモンの城の中だが、アグモンたちから一報もない。ナニモンの特訓をやめさせようと、アグモンはナニモンの飲み癖をスカモン、チューモンから聞いてヌメモンが協力してくれ、酒を城から調達してナニモンは泥酔してしまう。子供たちはパルモンのポイズンアイビーで場内へ侵入に成功する。石室でヴァンデモンはカードの意味を読み解く。どうあがいてももう手遅れだ、と余裕の発言。7人をピコデビモンに任せてまで8人目をつぶそうとするその執念とは。
城は、空間の歪んだトロンプ・ルイユ(騙し絵)の世界。道に迷ってしまう。闇の力が特別強いのか。子供たちは、兵隊のデジモンの後をついていく。
ヴァンデモンは兵を石室に集め、カードを手にし呪文でゲートを開く。出陣だ。子供たちがたどり着くと、ピコデビモンに後を任せヴァンデモンは馬車で出発する。アグモンたちがグレイモンたちに進化すると、ナニモン部隊は敵前逃亡し、ナニモンも白旗を上げる。ゲートが閉まってゆく。テイルモンは小さいが強く、成熟期相手に一撃。ホーリーリング(闇の主に仕えていても、ホーリーリングは機能するのか)で成熟期・デビドラモンを覚醒させる。後少しの所で太一の紋章が光りメタルグレイモンになる。ギガデストロイヤーでデビドラモン二体を倒しコロモンに戻る。テイルモンはホーリーリングでまたデビドラモンを覚醒しピコデビモンとテイルモンが出て、ゲートはついに閉じてしまう。8人目はどうなる?!
この回から、エンディングテーマが2曲目に。キャラの百面相が楽しい。この映像で、ヒカリが8人目であることが第21話に次いで明白になった。