デジモンフロンティア第8話

「みんなを救え!進化するんだツノモン」

脚本:吉田玲子 演出:梅澤敦稔 作監:八島善孝

おもちゃの国を平和にし、森の国へ向かう拓也たち。一方川に流された泉、純平、ボコモン、ネ―モンは川岸へ下りる。ボコモンは、森の国は広い草原の先というが、草原というより子供の背丈ほどある花畑。純平がつまづいて転ぶと、突然ツノモン(横手久美子さん)が飛び出してくる。近くのデジモン小学校から、トゲモン先生(永野愛さん)がツノモンを連れ戻しに来る。給食につられて行く事にする純平、あきれる泉。デジモン小学校は、大草原の中にあった。

幼年期デジモンたち(ニャロモン:小林晃子さん、ユキミボタモン:埴岡由紀子さん、ヤーモン:塩味薫さん、ジャリモン:木村こてんさん、ゼリモン:村岡雪枝さん、カプリモン:ふじたれいこさん)が歌を歌って人間を歓迎してくれるが、ツノモンはそっぽを向いている。ツノモンは人間なんかこわくないと言い張り、他の子と孤立しているようだ。1時間目は人間さんからお話を聞く授業。指名され緊張でガチガチの純平、得意の手品でごまかし、ボコモン先生に変わられる。でも説教臭い話を、誰も聞いていない。休み時間は滑り台やプロレスごっこ。一人でいるツノモンに純平が声をかけると、ツノモンはみんなに無視されおせっかいだと泉は怒る。どうしちゃったの?

2時間目は体育、サッカー。ツノモンは無視されたりボールを取られたり泣かれたり散々。その気持ちを泉はわかるという。自己主張の強い泉自身、友だちとつるむのが苦手で帰国子女だからと特別視されてきたと話す。イタリアで育ち、1年前に帰国したという。皆と合わせるより自分らしくいたい。

給食は、鍋一杯の白い玉(まんじゅう?)を先生がトゲモンパンチで口に投げる。拗ねているツノモンに純平は、友だち作りに協力すると言い、チョコで買収する(; ;)。そうまでして友だちは欲しくないとツノモンは出ていく。

泉と純平が追いかけると、ツノモンは池で溺れている。泉が助けようとするが一緒に落ちてしまい、助けたのは何とガブモンだった。みんなのために進化した時、怖がられてしまった。だから進化なんてできない方がいいのに。でも、怖くはないし助けられたと泉は言う。急に激しい雨と雷が鳴る。純平は雷は苦手らしい。ツノモンは、前に川が氾濫して学校が流されたと心配する。みんなを助けようと、純平と泉は進化する。先生は屋根の上に子供たちを避難させていた。ブリッツモンは大きな岩を持ち上げ濁流を分け、フェアリモンがフォローする。しかしカプリモンが流れに落ちてしまい、ブリッツモンとフェアリモンはツノモンにお前が行けと言う。ツノモンは勇気を出してガブモンに進化しカプリモンを助ける。

雨がやみ、ガブモンはもうみんなに怖がられない。よかった。先生はみんなで作った草の舟を贈り、泉たちは学校を後にする。泉にちょっと見直された純平。空には、飛行機からパラシュートで降下する拓也たちがいる。再会を果たす5人。

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