「ほえろブリトラモン!倒せギガスモン!」
脚本:まさきひろ 演出:川田武範 作監:信実節子
グロットモンとの戦いの中で、友樹のスピリットは奪われ、炎のビーストストスピリットを得たアグニモンはブリトラモンに進化したが、スピリットを制御できず、獣のようにブリッツモン、ガルムモンにも襲いかかる。火を噴き林を火事にし、消火に追われるガルムモンとブリッツモン。ようやく声が拓也に届くが、それは一瞬で、暴走は止まらない。なすすべなく逃げる泉と友樹、ボコモン、ネ―モン、だが友樹はこのまま逃げていいのか悩む。以前、いじめられている子を放って逃げたのと一緒だ。
友樹は体一つでブリトラモンの前へ行き、やめて、怖がらないでと呼びかける。本当の勇気って、いじめっ子(魚谷香織さん)に仕返しするんじゃなくやめてとはっきり言うことだって教えてくれたじゃない。ブリトラモンにつかみあげられても友樹は言うのをやめず、涙を流すと、その一粒がブリトラモンの目を濡らし、ブリトラモンから拓也に戻る。ビーストスピリットは制御がまだ難しい。泉と友樹のスピリットも取り返さねば。
森を進むと、木の根っこがあみだくじの形になっている。やってみると、当たりだった拓也と友樹以外医は地面が崩れ沈んでしまう。それはグロットモンの罠だった。グロットモンは拓也と友樹から狙う。拓也はひとまず友樹を逃がし、アグニモンに進化する。ギガスモンは友樹を人質に取り神出鬼没。ついに友樹を奪われ進化が解けてしまう拓也。輝二は勇気を持ってビーストスピリットを使えと言う。
拓也はビーストスピリットでブリトラモンに進化し、友樹を解放する。このまま森で戦えば、森を壊し火事にしてしまうとブリトラモンは考え、アグニモンに進化し広場へ誘い出し、思いきり技を使う。ギガスモンの土のスピリット、チャックモンのスピリットは回収できたが、もう一つの土の人型スピリットと泉のスピリットは、逃げられて回収できなかった。
グロットモンが口惜しがっていると、水の闘士・ラーナモン(寺田はるひさん)や鋼の闘士・メルキューレモン(増谷康紀さん)、木の闘士・アルボルモン(乃村健次さん)が集まってくる。孤独が好きなダスクモンは不在だ。
スピリットの入手とビーストスピリットの制御がひとまずの課題だ。森のターミナルを目指す子供たち。