「闇にひそむ謎の闘士 ダスクモン!」
脚本:成田良美 演出:角銅博之 作監:出口としお
トレイルモン・レースにハンバーガ―作りと、少し寄り道しましたが今回は・・・。バラの明星を目指す子供たち。
夜明け、ダンベルで体操するアルボルモン、メルキューレモンが聞くと、ケルビモンへの忠誠心は深いようだ。一方メルキューレモンはケルビモンがどうとかより、この世界を支配する野心があるようだ。アジトの深い所に、ケルビモン(大友龍三郎さん)は現われメルキューレモンたちはひざまずく。「生命は道、力こそが道」ダスクモンは不在、ケルビモンはグロットモンが人間に倒されたことを知っていた。メルキューレモンは、集めたデータをケルビモンに差し出す。セラフィモンのデータを出していない事もケルビモンはすぐ気付く、ずっと上手であることをメルキューレモンは思い知る。
新しい大陸が見えてきたが、そこはやたらと暗い。トレイルモンは急停車、駅でもないのに終点だという、どうしても行きたくなくて、トレイルモンは子供たちを放り出して帰ってしまう。ボコモンはしかめ顔で言う、線路の先はダークゲート、闇の大陸への入り口だ。どんなところか、何がいるのか全く分からぬ謎の大陸、ガイドブックに載ってはいるがページ自体が真っ黒。バラの明星へは遠回りした方が良いとボコモンは言うが、まっすぐ行った方が近い、今までだって仲間と進化で乗り越えてきたんだと歩き始める子供たち。
森は暗く不気味で誰もいない。ボコモンはやはり引き返そうというが、線路の先に光が見えるので、先へ進む。それを何かのデジモンが見ていた。
なぜケルビモンの招集に不在だったかメルキューレモンが聞くと、そのデジモンは招集に応じるのが忠実な部下とは限らないと答える。いまだ一度も参戦しない、その名はダスクモン(鈴村健一さん)。黒く、全身に目のある怖いデジモンだ。
街の明かりに見えた光は、光る苔だった。苔をライトに進むと、人が掘ったような洞窟があり何かがたくさんいる。生麦生米生卵、東京特許許可局、隣の客はよく柿食う客だ、青巻紙赤巻紙黄巻紙、言い間違いまで真似する、そこにいたのはコウモリのような姿のピピスモン(飯田利信さん)4匹だった。拓也が普通のデジモンも暮らしてるだろ、輝二が自分の足で確かめるんだと言い、ボコモンにその黒いページに書き足していくことを勧める。
そこにアルボルモンが現われ、何の罪もないピピスモンをあっけなくロードし、ペタルドラモンに進化する。ペタルドラモンは怪力で森を荒らしまわる。子供たちはビースト進化するが、ペタルドラモンは木を食って巨大化し、傷つけても自己再生能力が上がったようだ。「5人集まってもこの程度か」とダスクモンは遠巻きに見ている。苦戦の末、ついに倒してヴォルフモンが木のスピリットを手に入れる。降伏するか浄化されるかヴリトラモンが迫ると、スピリットがないならもう足手まといだと、ダスクモンがペタルドラモンのデータをロードしてデジタマにされてしまう仲間を手にかけるダスクモンとは、残りの一闘士なのだろうか。