デジモンフロンティア第30話

「飛翔!闇の騎士ベルグモン」

脚本:成田良美 演出:貝澤幸男 作監:浅沼昭弘

セフィロトモンをようやく倒した拓也たち。輝二はどこへ・・・?そしてケルビモンの言う「封印」とは?

ダスクモンを追い求めるベオウルフモンは、ダスクモンにお前は誰だ、なぜ俺の心を乱す、なぜ追ってきたと問う。なぜ俺の声に足を止めたとベオウルフモンが問い返すと、相交わる事のない光と闇、俺たちは戦う運命なのだと答える。剣を交える二人。

どこへ行ったのか。輝二を探す子供たち。フェアリモンとブリッツモンが空から探しても見当たらないが、パタモンは光のお兄ちゃんあっちとちびちび進む。天使デジモンだから、何か見つける力を持っているのかもしれない。

戦うべオウルフモンとダスクモンを、ケルビモンは笑って見ていたが、子供たちが近づくのに気付く。無数の柱が子供たちに降ってくる。

ダスクモンが一本取ってとどめをさそうとすると、べオウルフモンが輝二に見え、一瞬にして反撃されてしまう。とどめをさそうとしたベオウルフモンを、ケルビモンが攻撃し、闇へ封じ込める。

何者かに閉じ込められた子供たち。ということは、そいつが敵で、輝二はそっちだ。アルダモン、フェアリモン、ブリッツモン、チャックモンに進化し攻撃するがびくともしない。パタモンが穴を掘るのでみんなで地面から抜けようとする。

ケルビモンはダスクモンに、デジタルワールドへ来た日の事を思い出せと言う。少年は一人、父親に呼びかけても消えてしまう。祖母も消える。輝二に会いたかったと近寄るが、輝二は気付いてくれず少年は涙する。孤独、悲しみ、怒り、少年の心に闇を見たそいつは、少年に闇の力を与える。苦しいのは人間の心が残っているからだ、今こそ鎖を解き放て。ダスクモンは闇のスピリットを得て真の闇の闘士・ベルグモンとなった。

堀り抜けた子供たちは、大きなうめき声を聞く、輝二のところへ急ごう。

けだもののようなベルグモンは、べオウルフモンにゾーンデリーターを放つ。円の中全てを消滅させる恐ろしい技だ。ベオウルフモンは輝二に戻り、ベルグモンがとどめをさそうとすると、デジヴァイスが光ってベルグモンを止める。「思い出すのです、人間界で暮らしていた日々のことを。」そう、ベルグモンは人間の記憶を取り戻す、祖母が亡くなる時に木村輝一に輝二という兄弟がいる事を教えてくれた。そして、渋谷へ向かう電車の中で輝二を見つけ後を追ったがエレベーターに間に合わず階段を降りて・・・。苦しんでベルグモンは去っていく。輝二に課せられた謎を解く鍵は、ベルグモン!

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