デジモンフロンティア第31話

「闇に眠る トレイルモンの墓場」

脚本:大和屋暁 演出:吉沢孝男 作監:上野ケン

ダスクモンは闇のスピリットでベルグモンとなったが、輝二のデジヴァイスの「過去を思い出せ」の声に混乱し去っていく。オレは何者なんだ、そしてあいつは。

輝二は4人と再会し、ダスクモンがベルグモンに進化したと話す。パタモンとは初対面、ベオウルフモンに進化できたのはこの子のおかげと聞き、輝二は礼を言う。さあ、バラの明星へ・・しかし輝二は自分に課せられた謎を解くため、再び単独行動を選ぶ。拓也は輝二を連れ戻してくるから待てと言い、行ってしまう。でも純平は、黙って待っていないでバラの明星の情報収集をしたい、それぞれにこの世界に呼ばれた役割があるはずだ、進化が遅くて劣等感を持っていた、でも俺にしかできないことがある、と純平なりに真面目に考えていた。友樹と泉も賛成し、ボコモンとネ―モンを残していく。

純平たちは何もない平原に線路を見つけ、たどっていくと壊れたトレイルモンの荒涼とした風景があった。純平が倒れた車両を叩くと、トレイルモン(菅原淳一さん)がしゃべった。ちょうちんあんこうのちょうちんの様な明かりを点滅させているのは、おばけではなくアングラー。ここはトレイルモンの墓場、早く立ち去れという。トレイルモンは死期を察すると自らここへきて静かに死を迎えるのだという。

少々不謹慎だが仕方ない、バラの明星について尋ねると、老トレイルモンはひどく驚く。そして教える前に起こしてくれという。純平がブリッツモンに進化し起こすと、今度は洗車してくれと意外と図々しい。みんなで進化し近くの湖から水を確保、車内の備品のブラシとバケツで洗車してあげると大喜び。もう一つのお願い、と言われて純平たちはあきれて見離そうとするが、アングラーは「今までこんなに良くしてもらった事はない」と泣いて感謝する。思わずもらい泣きした純平たちは、最後の願いを聞いてやる。ブリッツモンは肩たたき、泉はチョコレートを食べさせ、友樹はちょうちんを磨く。そしてアングラーの屋根で三人は昼寝する。静かなひととき。

バラの明星、アングラーは行ったことがあるという。言いかけて、アングラーはあちこちが故障し、赤い光を放ち、最期の時を迎えた。

ところがアングラーは新品に若返っていた、ウソだったのね。3人はビースト進化し懲らしめる。でもバラの明星へ行ったのは事実だった。3人を乗せながらアングラーは話す、ケルビモンの手下に脅され運んだのは、セラフィモンかオファニモンを封印したコンテナだろう。それをバラの明星へ運んだ。そこには城があり、城にはおそらくオファニモンが幽閉されているという。情報収集の成果ありだ。

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