「明かされた過去!ダスクモンの秘密」
脚本:富田祐弘 演出:中村哲治 作監:伊藤智子
輝二を拓也が追い、純平の提案で情報収集に向かった3人は、アングラーから「バラの明星にオファニモンが幽閉されている」という有力な情報を得る。
強い風、輝二は一休みしながらデジヴァイスの「人間界の事を思い出すのです」との声を思い出す。ダスクモンは人間界にいたのか?なぜ俺を見て動揺した?あいつは俺なのか?風がやみ、再び歩き出す。
拓也は輝二を探す。純平たちが戻ると、ボコモンたちはいなかった。デジヴァイスの通信は通じない、大分遠いのだろうか。待つしかないか。ボコモンとネ―モンは、いなくなったパタモンを探していた。
「輝一、お前には兄弟がいるんだよ」祖母の言葉、俺は何者?源輝二は俺の双子の弟、弟と戦う訳にはとダスクモンがいうと、ケルビモンはお前の母の哀れな姿を思い出すんだと脅す。
夕方下校すると、母(中山りえ子さん)が疲れて座っていた。父は母を捨て別の女性と新しい家庭を作った。(自分の不倫が離婚の理由なのに、養育費も出さないなんて最低の父親。)幸せそうなあの家庭を見に行った輝一。俺はいい、けど働き疲れた母がかわいそう。憎しみで闇を満たせ、輝二を倒せとケルビモンはけしかけ、ダスクモンはベルグモンへ再び進化する。
パタモンは行きたい方向があり、その先で偶然拓也とも出会うボコモン。やはり何かわかるらしい、パタモンについていくことにする。
純平たちも、待っていないで出発することにする。とりあえずアングラーのいた線路まで。
走る輝二の前に、ベルグモンが飛んでくる。輝二はベオウルフモンに進化する。輝二の呼びかけに、ケルビモンの声が優っている。ベルグモンはダスクモンに変わり、真実を明かす。俺は双子の兄、木村輝一と。
アングラーはいなかったが、すぐやってきた。若返って走り回ってきたのか。
輝二は母親は死んだと聞かされていたが、生きているなんて。衝撃の真実。謎とはこの事だったのか。そこで突然ダスクモンが人間の記憶に苦しみだす。輝一の姿が重なり「俺はいい、でも母さんがかわいそう」。だがダスクモンは闇の力でベオウルフモンに致命傷を与え輝二に戻ってしまう。ベルグモンのゾーンデリーターに捕えられた輝二を、拓也が飛び込んで助ける。穴へ落ちた二人にとどめをさそうとするベルグモンに、パタモンは必死で攻撃する。拓也は進化しない輝二から、あいつが兄だと聞かされる。
信也の事を思い出す拓也。ケンカして自分だけ母に叱られ家を出たけれど、弟は傘を持って探しに来てくれたある日。きょうだいっていいもんだ。輝二こそが闇のスピリットを浄化して輝一を助けてやれるんだと拓也は輝二につかみかかる。拓也は先にアルダモンに進化し、ベルグモンに囚われる。輝二は決心を固め、ベオウルフモンに進化し、アルダモンと一緒に戦い、ツヴァイハンダーでとどめをさし闇のスピリットを浄化する。
アングラーはスピードを出し進む。
倒れていたのは、拓也が渋谷行きの電車で見た輝二とそっくりの少年だった。