デジモンフロンティア第39話

「これがデジタルワールド!?月からの脱出!」

脚本:まさきひろ 演出:吉沢孝男 作監:上野ケン

ケルビモンを倒した子供たち。しかし、真の敵はダークエリアにいるルーチェモンだった。ルーチェモンは復活のためロイヤルナイツにデータ収集を命じ、子供たちは技で飛ばされてしまう。輝一がパタモンに起こされるが、みんなはまだ気を失っている。手当を使用にも、ここはいったいどこなのか、輝一は助けを呼びに行くが、空気が薄いし体の重力が軽い。穴から出ると、二つの月とデジタルワールド球が見える。

そこへスターモン(永野善一さん、金光宜明さん)が戦車でやって来て、みんなを乗せて、ここは三つの月のうちの一つの月だと教えてくれる。なぜ月に来たかというと、スターモンが観測所で次元の歪みを捕えた、君たちはそれを通ってきたんだという。でもなぜ輝一だけ無傷なのだろう・・・

スターモンの住むムーンベースヘ着いた。スターモンたちは子供たちを検査してくれ、心配ないと話す。それより、司令官がお呼びだという。司令官・スーパースターモン(小島一成さん)は、デジタルワールドの虫食いがますますひどくなっている理由を尋ね、輝一はルーチェモンの復活を助けようとロイヤルナイツがデータを集めているせいだと答える。故郷を心配するスターモンたち。

デュナスモンとロードナイトモンは、ルーチェモンが復活したら人間界へ支配するため行くと約束していた。人間界のデータが欲しい、力による支配が欲しいのだ。

戦おうにも、戻る方法はあるのか。パタモンは、スーパースターモンはターミナルもレールもここにはないといったという。とにかく考えて、やってみよう。拓也の提案で全員が必殺技を放つが、月はびくともしない。チャックモンは飛ぼうとするが全く届かず、インセキモン(小栗雄介さん、内藤玲さん)に運動会かと誤解される。バーガモン(塩味薫さん)がスペースバーガーという屋台を出してハンバーガーやシェイクを売り出す始末。ガルムモンが飛行すると、バリアに阻まれデジコードが浮かんでしまう。

インセキモンが言うには、それは電磁ストリーム。三つの月の引力で流れを変える川みたいなもので、生身では越えられない。思わず帰してとフェアリモンはお星さまに祈る。バーガモンは月生まれだが、デジタルワールドの仲間を心配する。仲間は、弾丸ロケットを作ってデジタルワールドへ渡ったという耳寄りな情報が!ボルグモンは難しい数式を書き始め、アグニモンを発射するが失敗する。みなあきれて他の手を探すが、ボルグモンはロケットの設計図を完成させる。しかしそこには、すでにロケットがあった。バーガモンの仲間が昔実験に使ったもので、まだ使えるというのだ。みんな協力しロケットを引き抜く。どう飛ばせばいい?チャックモンはパチンコの原理で戦車のキャタピラを利用する。スーパースターモンによると、二つの月がデジタルワールドと重なって次に離れた瞬間、電磁ストリームの道ができる、その流れに乗れ、チャンスは一度きりだという。

スターモン、バーガモン、インセキモンたちに見送られ、子供たちはロケットに乗る。その瞬間が来て、発射される。が、加速が足りず拓也がヴリトラモンに進化しながらに乗せる。電磁ストリームの中に入ると体が一時しびれ、隕石をよけてハンドルを切り、流れを抜けると今度は体が浮いてしまう。幸運なことに、そこは線路で、トレイルモン(モール:埴岡由紀子さん))はロケットを押してくれる。

その間にも、ロイヤルナイツはデータの奪取を続けている。もう好きにはさせない!

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