「スキャンさせるな!友情の豆の木」
脚本:成田良美 演出:中村哲治 作監:山室直儀
鋼のエリアで勝春たちは帰還に同意するが、突然現れたロイヤルナイツに、友樹とともにさらわれてしまう。追おうとする拓也たちを、トレイルモンたちが止める。
ロイヤルナイツと友樹たちは、大きな豆の木のある村へ着く。
豆の木村まで送ってくれと頼むが、トレイルモンは皆おびえて逃げてしまう。1台だけ寝ていた小汚いトレイルモン(ワーム:長サコ⇒変換できずすみません、山へんに登、高士さん)を起こすと、低血圧なんだから寝かせてくれというが、行き先は豆の木村になっているではないか。その看板を、ワームはわざと落としてしまう。よほど行きたくないのか。
デュナスモンが豆の木村で子供たちを網から放り出す。勝春たちは来たことがあるが、村人のマメモン(埴岡由紀子さん)が傷ついている。素直にキーのありかを言わないからだ、とデュナスモン。キーとは?
拓也たちはワームの洗車をしてご機嫌を取るが、ワームはめんどくさいと言い走り出すので、みんな飛び乗るが、ワームはやみくもに走りもう街のはずれだ。
キーのありかを知っているのではと、デュナスモンは友樹たちを牢屋に入れる。牢屋には、マメモンの長老(塚田正昭さん)とマメモンたちも閉じ込められていた。長老によると、ロイヤルナイツはキーのありかを子供たちが知っていると思い込んでいる。マメモン一族の古い言い伝えでは、「大いなる豆の木が光りを宿し村に豊かな実りを約束する」。マメモン一族は長い旅の末このあれたちに付き、耕したが蓄えは尽き、そんな時勝春たちが訪れなけなしのものでもてなしたが、別れ際に勝春たちが飢えた豆の木がみるみる成長し豊かな実りをもたらした。しかしロイヤルナイツがデータ化しにやってきた。でもこの一帯だけは豆の木が巨大な根を張りデータがロックされた。「そのキーを継ぐ(摘む?よく聞き取れない)とき、大地は再び静かな眠りにつくであろう」、その言い伝えをロイヤルナイツが聞きつけキーを探し始めたという。
線路が途切れ、ワームはやる気無くしちゃったというが、子供たちは線路を修理し始める。なぜ行きたいのかワームが聞くと、仲間を助けるため、それにロイヤルナイツから世界を救うためと答える。データは消える一方、そんなの無理だとワームはあきらめを口にするが、簡単にあきらめてたまるかと拓也は言う。人間がどうしてそこまで。だってデジタルワールドは俺たちの故郷でもあるから。ワームは快く乗せてくれる。
牢屋を壊すと、すぐに長老がデュナスモンに捕えられる。だからキーのありか知らないっつーの。ダークエリアではルーチェモンが今もデータを欲している。進化しようとした友樹は縛られ、デジヴァイスを落としてしまう。
トレイルモンは、ジェットコースターのような線路を進む。豆の木村への線路はデジタルワールド一の難所だという。
なぜ人間がデジモンをかばうのかデュナスモンが聞くと、勝春は空腹の4人に貧しいのに豆のスープをごちそうしてくれた、マメモンは友だちなんだと叫ぶ。ロードナイトモンは勝春のデータを浮かばせ、スキャンしようとする。その時、ワームが到着し長老と勝春を解放する。ロードナイトモンの一撃を、ワームが応じてくれる。拓也と輝二はハイパースピリット・エボリューションでカイゼルグレイモン、マグナガルルモンに進化する。ワームでみんなを逃がそうとするが、輝一がロードナイトモンに捕まってしまう。マメモンたちが豆の木に登りロードナイトモンに飛びかかり、その隙に輝一は解放される。見つめ合う輝一と輝二を、美しいとうっとり眺めるロードナイトモン。だいぶ変態です。
カイゼルグレイモン、マグナガルルモンにとどめをさそうとするロイヤルナイツに、長老は「キーは木のてっぺんの黄金の豆じゃ」と打ち明ける。デュナスモンが黄金の豆を刈り取ると、豆の木も大地もデータが失われる。長老は勝春たちに帰るのじゃといい、勝春は一緒に行こうと誘うが、長老はここが故郷、村はまた作ればいいという。長老の手のひらには一粒の黄金の豆があった。
4人をターミナルで見送る子供たち。勝春は別れの印に、友樹に背中を押せという。
この回は、いちいち豆門をマメモンに変換するのが面倒でした(==;)