「デジタルワールド消滅!?ルーチェモン暗黒支配」
脚本:吉田玲子 演出:今村隆寛 作監:信実節子
氷の国のデータもスキャンされてしまった。何としても光の国を守りルーチェモンの復活を止めないと!オファニモンの城のある光の国へ着く子供たち。白い城、白い花畑が美しいというよりむしろ死を予感させる世界(輝一、ネフェルティモン、デジタルワールドの)。
ロードナイトモンは、復活を目の前にしたルーチェモンに人間界へのキーをと念を押す。
デジタルワールドを絶対消滅させないと決意を新たにするみんな。だが輝一は、ロードナイトモンの言う「魂だけの存在」という言葉の重みを感じる。城の中は図書館で、しかも整理されていない。このどこかにキーが。上の階から、声をかけてくるデジモンがいて、十闘士のスピリットを持つ人間の子供だと知っていた。ここにはデジタルワールドの全ての知識が送られる。オファニモンの命で城を預かっているネフェルティモン(永野愛さん)だ。キーのありかは知らないという。
2人ずつ分かれてキーを探す事にするが、輝一の様子が変だ。まるで天に昇るかのようならせん階段、輝二は、この世界に来てよかったと話す。輝二と合えたから。「人間の世界に戻っても会えるよな」という輝二のせつない願いは、かなうのだろうか。
泉にフラれ、友樹と奥を探す純平。暗くて怖がる友樹に、手品で白い花を出す。友樹は強くなった、最後まで頑張ろうと純平は言う。純平だって、かっこよくなったよ!
地下を探す拓也と泉。最後の戦いだ。互いに疲れを思いやる。振り返れば、戦いだけじゃなく楽しい事もたくさんあった。デジモンになった今の自分が好きと泉、そんな泉がす・・・口を滑らせる拓也。せっかくいい雰囲気だったのに、字を見て眠くなるタイプのようで・・;;
夜明けまで探したがキーは見つからない、もう一度探そう!輝一が気にしているのを、ボコモンは知っていた。輝一は誰にも言わないでとボコモンに約束してもらう。そんな輝一がやはり輝二は気になる。
朝、ロイヤルナイツがやってくる。拓也と輝二は悲壮な決意でハイパースピリット・エボリューションでカイゼルグレイモン、マグナガルルモンに進化する。何とキーは、ネフェルティモン自身だとロイヤルナイツに聞かされる。ネフェルティモンはロイヤルナイツにかなわず、マグナガルルモンたちに私を倒してくれ、そうすればデータは守られるという。そんなわけにはいかない。
カイゼルグレイモン、マグナガルルモンはロイヤルナイツと戦うが倒され、ネフェルティモンをついに奪い、デジタルワールドは消滅し、ルーチェモンが復活する。すべてのデジモンは僕のために生まれ死ぬのだという傲慢な帝王は、新たなる自分のデジタルワールドを作るのだとのたまう。「お前たちは世界の果てへ行け」とルーチェモンは子供たちを吹き飛ばす。そこへアングラー(上別府仁資さん)が来て乗せてくれる。
アングラーたちは、みんなのために月への線路を引いたという。今は逃げて、今後のことを考えよう。