デジモンセイバーズ第1話

「俺が大だ!コカトリモン襲来」

脚本:山口亮太 演出:伊藤尚往 作監:浅沼昭弘

地下水道を走るアグモン(松野太紀さん)、出口が・・

港湾地区封鎖、ラプターワンは港湾地区B01方面へ逃走中。淑乃を向かわせろ。デジモンを制する事ができるのはデジモンだけだ。

街ではデジモンの名は伏せられ、不発弾の撤去という名目で警察が動く。DATSの藤枝淑乃(新垣結衣さん)は現場に到着し(警官:はなわさん)、避難完了と報告を受ける。しかし中に15人人間がいると通信を受け、走る。倒れる人の向こうに、ラプターワンと対峙する少年(保志総一郎さん)がいる。(港の見える丘公園)ケンカを売る人間と買うデジモンなんて。離れろと忠告するが、男と男の勝負に入ってくんじゃねえと罵倒され、2人は拳を交える。

勝負は互角で、思わず止めるのも忘れ淑乃は見入ってしまう。結果は引き分けで、アグモン、大門大と名乗り握手を交わす。アグモンは、初めて一人前の男と認めてくれた大を兄貴と呼ぶ。そこで、淑乃がララモンをリアライズする。アグモンは回収され処分されるというので、大はアグモンを担いで逃げ出す。淑乃は取り逃がしてしまう。

横浜マリンタワーにアグモンをかくまうが、自分が何者でどこから来たのかアグモンは知らない。ただ、施設にいてそこには戻りたくないという。アグモンは、空腹のあまり大をかじってしまう。仕方なく買出しに出た大は、淑乃に会ってしまう。淑乃は大のプロフィールを詳しく知っており、ラプターワンの居場所を教えなければ強制連行するという。淑乃はDATS (Digital Accident Tactics Squad:小隊・班)の隊員で、逃走したラプターワンを連れ帰る、食べ物はDATSの専用のエサしか食べられないという。大はDATSに行く事にする。

隊長は薩摩(楠木大典さん)という大男だった。クダモン(葛城七穂さん)が大に失礼なコメントをする。隊員には一人ずつパートナーデジモンがいるという。ここは、デジモンと人間が協力してデジモン犯罪に対処する組織だ。出すもん出せと大は急かすが、薩摩は今大事な時期だ、デジモンが頻繁に現実世界に出てきて調和が乱れているという。

大はアグモンが外へ出たかった気持ちを代弁し、出てきたはみ出し者という言葉に反発する。あいつを売り渡す気はない、ただしあいつが何か起こしたら俺が責任取る、と大は主張すると、警報が鳴りD59ふ頭でデジモン反応、ハンバーガーショップが襲われていると一報が入る。

大が戻ると、アグモンはいなかった。しかもタワーの下で2件目の火事が。大は淑乃を置いて飛び出すと、ゴミ箱をあさっていて頭が抜けなくなったアグモンが現われる。やっぱりアグモンは事件と無関係だった。犯人はどちらもコカトリモン。濡れ衣を着せられた恨みを晴らしに、大とアグモンが体一つで向っていく。しかしアグモンが攻撃され、怒り極まった大はコカトリモンを拳で一撃する。命中したが、拳の様子がおかしい。そこへ釣り爺さん(長島雄一さん)が現われ、デジヴァイスを渡す。拳に宿ったデジソウルをそれにチャージすればアグモンを「進化」させる事ができると。ならばデジソウル・チャージ、アグモンはジオグレイモンに進化する。コカトリモンを倒し、コカトリモンはデジタマになった。

デジモンと心を通わせるだけでなく進化までさせるとは、あの少年、チームに欲しいと薩摩隊長。

コカトリモンのデジタマを淑乃は回収する。公園で人が倒れていたのも、アグモンではなく大のケンカだったと聞いてあきれる。

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