第32話「熱いぜ東京タワー!デスメラモン」
脚本:西園悟 演出:今沢哲男 作監:清山滋崇
8人目を探し、ヴァンデモンは芝浦に目をつける。
ヴァンデモンの習性は吸血鬼と同じ。若い女性を襲い血を吸ってエネルギーを蓄えている。いずれこの世界は私のもの、と野心満々。
翌朝、太一は1年生の時の名簿を探すが、ガサツな性格が災いし見つからない(でも空と同じクラスだからなくても大丈夫だな)。ニュースでは貧血の女性が多発と報じられる。また、第21話では太一とヒカリにしかデジモンは見えなかったのに、ヴァンデモンが来てからは誰にも見えるようになり、毎日そのニュースばかりだ。
光子郎が訪ねてくる、変装したテントモンと一緒に。光子郎の昨日の芝浦の報告を受け、7人は名簿を持ってミーティングを開く。デジモンが他の人に見えるのは、ヴァンデモンのゲートを通ったせいだろうか。もしさらにデジモンが押し寄せてきたら大変なことになる。丈はすっとんきょうな声を上げ遅れてきた。明日から夏期講習で芝浦へは行けないと。皆は芝浦を探しに行き、丈は名簿を押し付けられて電話係に。かわいそう・・・。ゆりかもめから、芝浦の惨状が見える。
霧が出る。ヴァンデモンが本拠地を第三台場の地下に設けたせいだ。テイルモンとピコデビモンは、場所をたがえ争って8人目を探す。
6人は手分けして芝浦を探す。太一と光子郎は商店街、ヤマトとタケルは埠頭、乳母車を押す空とミミは住宅街。
お台場に来たテイルモンは、ミーコ(芝浦から帰れたんだ、どうやって?)を追っていて運命のようにヒカリとすれ違う。猫のふりをするが、ヒカリにはデジモンである事を見抜かれてしまう。もしや8人目か?尾行すると、それすら見抜かれ、唸るテイルモン。
暑い。ミミは休憩したいという。ミミは空に「もっと人の集まりそうなところ」東京タワーへ行こうと誘う。要するに冷房があるから。が、そこにはデスメラモンがいた。暑い、電源が切れる、それは熱い完全体・デスメラモン(平田広明さん)のせいだった。東京タワーが曲がって見えるので太一が単眼鏡で見ると、バードラモンとデジモンが見えた。トゲモンも戦う。カブテリモンに乗って光子郎と太一が駆けつけ、メタルグレイモンに超進化しトライデントアームでぶん投げ、ギガデストロイヤーを命中させる。
テイルモンはリビングに上がり込み、ヒカリを始末した方がいいと考えるが、ヒカリの笑顔に拍子抜けして去っていく。「また来てくれるよね」また来ることになるのをヒカリはもう知っていたのだろうか。