「デジタルワールド突入!ドリモゲモンの罠」
脚本:大和屋暁 演出:土田豊 作監:上野ケン
隊長の指示でチームを組むことになった大とトーマだが、2人のチームワークはがたがただった。ドリモゲモンをデジタルワールドへ取り逃がし、責任を感じたトーマはそれを追って禁じられているデジタルダイブを強行した。
当直だった淑乃は、大とアグモンが司令室に侵入してくるのを見つける。どうやらトーマは無事ダイブしたようだが、淑乃はロストしてしまう。大もダイブしようと、転送機を蹴りはじめる。機械を壊されてトーマが帰れなくなるよりは、と淑乃は大とアグモンをダイブさせる。頼むからトーマを連れて帰ってきて。
大とアグモンは岩や森や川のある大地に着いた。空にも大地にもいろいろなデジモンがいる。特に当てもなくドリモゲモンを探す大。氷でできたコロシアム、画面が花になっている草、データの浮かぶ空、不思議な世界。アグモンが気配を感じ、現われたのはドリモゲモンだ。ドリモゲモンは、岩を抜け出てまた地面に潜る。追う大。
オペレートしているのを、淑乃は隊長に見つかってしまう。
ドリモゲモンの暴走は、やはりまだ止まっていない。バカにされているのか、モグラたたきのように出たり引っ込んだりして攻撃できない。掘られた地面の底に、大とアグモンは落ちてしまう。そこにはトーマとガオモンがいた。トーマたちも落盤に巻き込まれたらしい。ガオモンが穴をあけ、左足をけがしたトーマに大が肩を貸す。まずこの洞窟から出ねば。しかしドリモゲモンの穴は迷路のようだ。
人間の転送という一大事を、隊長は厳しく叱る。
ガオガモンに進化させないのは、地盤が弱いからだ。また、分かれ道は右。左には、さっき通った証拠のコインが落ちているから。トーマの考えに感心する大。
美樹(永野愛さん)と恵(埴岡由紀子さん)はデジヴァイスの反応を探す。祈るような気持ちの淑乃。
ドリモゲモンが現われる。トーマは進化せず戦っても無理だしやり過ごすというが、大は真っ向勝負と対決を決行する。大が乗っているのに気付いたドリモゲモンは、すごい速さで掘り進み、地上へ出る。トーマは、これを大が直感していたのかと驚く。大はドリモゲモンを誘導し、氷のコロシアムへ連れていく。これなら地中へ逃げられない。大はドリモゲモンをぶん殴り、アグモンをジオグレイモンに進化させる。ガオモンもガオガモンに進化する。が、ドリモゲモンの様子がおかしい、ディグモンに進化した(個人的にはディグモン好きなので敵で出てほしくないです~)。
そこでトーマは、前回の相打ちの逆を「やってみなけりゃわからないだろ」と持ち掛ける。メガフレイムとスパイラルブローを同時に受け、ディグモンはようやくデジタマに戻った。この攻撃は、息もぴったりで、2人の間にチームワークが育ってきたようだ。
隊長にお叱りを受ける3人。だが、無事戻ったことを隊長は心から喜んでいた。