デジモンセイバーズ第12話

「知香はボクが守る!ピヨモンの決意」

脚本:山口亮太 演出:土田豊 作監:清山滋崇

帰国したトーマは、全司令部に緊急通達を申し出る。トーマの報告によると、今まで起きたデジモン犯罪について。人間を悪へと導くのは七つの情念、憤怒・色欲・飽食・怠惰・嫉妬・貪欲・傲慢。スチムソン教授の協力の下、リアライズしたデジモンたちはこの七つの情念に影響を受け暴れると。デジタルワールドと人間界を分ける境界は確実に崩壊しており、自然発生的なものではないという。警報、市街D地区にデジモン反応、全員出動。

そこは何と大門家だった。小百合がデジタマを抱いている。空からふわふわ落ちてきたという。隊長から、孵化する前に本部へ運ぶよう指示が出る。こうしたケースは過去5回つまりガオモンたちDATSメンバーのことだ。卵で出てきたデジモンにはそれに適合するデジソウルを持つ人間が必要だという。

しかし、デジタマは勝手に動き出し、捕まえられず、アグモンがぶつかった拍子に殻が割れ、プワモンが孵化してしまう。かわいい、と知香が飛びつき、ミルクをやると飲んだ。すっかり知香になつくプワモン。孵化してしまった以上は暴走の危険があるので、このままでは本部は運べない。トーマはアンチデバイヤー発生装置なる巨大な機械を出す。大門家でのアイドルの座を奪われるアグモン。

港に、ファルコモン(神代知衣さん)が現われる。大門家でトーマが装置の調整をしていると、プワモンと寝ていた知香が起きてきて、プワモンが怖がっているという。そのおびえ方は尋常でない。すると、窓ガラスを割ってファルコモンが「卵を返せ」と襲ってくる。知香が追いつめられると、何とプワモンはファルコモンに立ち向かおうとする。劣勢になったファルコモンは、ひとまず逃げる。そしてプワモンが、知香を守るためピヨモン(寺田はるひさん)に進化した。知香とピヨモンは喜ぶが、大たちはあっけにとられる。

氷の城のメルクリモン(廣田行生さん)に向かってゴツモン(前田健さん)が走る。先日の嵐で流された卵が心配で、ファルコモンが人間界へ行ったと報告する。イクトはどうしているかわからない。ファルコモンを呼び戻そうと、メルクリモン自らが人間界へと向かうという。

ピヨモンは檻に入れられ、知香が注射をされそうになるのを(医者:鶴岡聡さん)大が止める。適合者か調べる隊長命令だと淑乃は言う。大が知香が危険すぎると隊長に抗議する。小百合も、大は運命と思うが知香まで危険にさらしたくないという。管理できないなら、デジタルワールドへ帰すのが決まりだ。

大はピヨモンに、デジタルワールドへ帰れという。知香のそばにいると約束したんだとピヨモンも引かない。もうやめてという知香に、大は知香が心配だからピヨモンを帰そうとしているんだとアグモンは話す。そこへファルコモンが現われ、ピヨモンの変心は知香のせいだなと知香を攻撃し、ボロボロの体のピヨモンが知香を助ける。

トーマと淑乃も駆けつけ、ガオガモン、サンフラウモンに進化し応戦するが動きが素早い。ピヨモンが大に乗ってと言い大がファルコモンに一撃をお見舞いする。アグモンがジオグレイモンに進化し、メガバーストを打つが、謎の稲妻が相殺しファルコモンを守った。

超大型のデジモン反応、解析不能。雨が降り出し、究極体・メルクリモンが姿を現した。退避命令が出るが、従うような大ではない。

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