デジモンセイバーズ第13話

「マサル新たなる力 進化!ライズグレイモン」

脚本:山口亮太 演出:佐々木憲世 作監:浅沼昭弘

デジタルワールドから人間界へ流れ着いたデジタマを取り戻しに来たファルコモン。しかし卵はすでに孵化し、知香とピヨモンには絆が生まれる。そこに巨大デジモンが現われ、退去命令が出るが、従う大ではない。ジオグレイモンが、そしてガオガモン、サンフラウモンが戦うが、圧倒的な強さに退化してしまう。ピヨモンは、知香を守るためメルクリモンに立ち向かうが、デジタマになってしまい、メルクリモンはデジタマを持ってファルコモンとデジタルワールドへ帰る。

今のDATSでは究極体・メルクリモンに勝てない。クダモンが言うには、以前メルクリモンは東のザガンダ大森林の森の王者だった。そんな奴が人間界に来るなんて、目的は何だ。人間界とデジタルワールドの境界線が崩れたのも彼のせいかもしれない。だが知香が悲鳴を上げる、なぜ人間とデジモンが戦わねばならないのか、仲良く暮らせる方法があるはずだと。

国家機密省長官・羽柴(鶴岡聡さん)が来て、DATS解散を告げる。もうデジモンの存在を隠しきれなくなったからだ。大が口惜しがっているのはそのことではない。メルクリモンとの勝負だ。

氷の城、ゴツモンはメルクリモン様に迷惑かけてとファルコモンを責めるが、ファルコモンはあのデジタマは俺とイクトが孵そうとしてたんだという。メルクリモンが呻く、デジタマに人間の邪気が渦巻いている。デジタマは孵化し、知香への記憶を持ったピヨモンに。メルクリモンが人間の記憶を消そうとすると、ピヨモンはアクィラモンに進化し、人間界へ向かう。同じ過ちを繰り返すなとメルクリモンは人間には否定的だ。

アクィラモンは、東京沖50キロに現れる。繁華街のテレビでアクィラモン出現を知った大。知香も家のテレビで見るが、それをピヨモンと確信し飛び出していく。トーマと淑乃の準備は万端だ。「知香、どこにいるの」というアクィラモンの声を、大は確かに聞く。本部でも、アクィラモンをピヨモンのデータと照合し一致する。大が知香の名を呼び掛けると、アクィラモンは反応し攻撃を加えてしまい、ボートは転覆する。海から助けてくれたのは、あの爺さんだった。アクィラモンは知香を求めてコンビナートを破壊している。熱くなる大は、爺さんに向かっていくもふいとかわされる。今の大に足りないものとは?

アクィラモンに、あくまで今まで通り拳一つで向かおうとする大。アクィラモンに一撃し、アグモンをジオグレイモンに進化させるが、アクィラモンは完全体・ガルダモンに進化してしまう。駆けつけた知香に、混乱したガルダモンは思わず攻撃してしまう。大が知香を、ジオグレイモンが大をかばって倒れる。ケンカ番長なんて言って、知香もピヨモンもアグモンも守ってやれなった。みんなを悲しませないために、強くなりたいと大が願った時、新たなデジソウルが発動し、ジオグレイモンがライズグレイモンに進化を遂げる。ライズグレイモンはガルダモンを倒し、ガルダモンはデジタマに戻った。

事後処理はされたが、羽柴は気に入らない。

ガルダモンから、ピヨモン以外のデータが検出された。メルクリモンのもの、つまりピヨモンはメルクリモンによって人間界に送られた可能性が高い。ならメルクリモンを倒すほかない、デジタルワールドへいざ!しかし、その前に隊長は大の父に関する大事な話があるという。

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