デジモンセイバーズ第14話

「デジモン少年イクト 森の番人ジュレイモン」

脚本:稲荷明比古 演出:伊藤尚往 作監:青井小夜

突如現れたメルクリモンに、みんなを守りたいと願った大の心がジオグレイモンを完全体・ライズグレイモンに進化させた。これまでのデジモン事件の原因がメルクリモンだったのではないかと思われ、大たちはデジタルワールドへ行く事にする。その前に、薩摩隊長から大の父・英に関する話がある。10年前、デジタルワールドが発見され国家機密省は専門家を集め調査に向かわせた。調査は困難を極めデジモンたちに襲われ、人間界に帰る事もできず、だが大門の的確な判断で危機を乗り切り帰還した。しかし英はデジタルワールドで行方不明になったきりだ。

母に聞くと、英はデジモン研究の第一人者で、デジモンと人間が平和に暮らせる方法をずっと探していた。隠すつもりはなかったが、知ったら大もデジタルワールドへ消えると心配で。大は、メルクリモンを倒し父さんを連れて必ず帰ると約束する。大門博士の研究はトップシークレットで、DATSからはアクセスできない。隊長は、最悪帰れない事も覚悟するよう言い、隊員はそれぞれの夜を過ごす。

翌朝、3人は揃い、通信機・デジモンレーダー・伝送マーカーが渡され、デジタルワールドへ転送される。デジタルワールドへ着いたのを、メルクリモンも謎の少年も見ていた。

無事到着し、転送されたコンテナのところへ行くと、何者かがコンテナを壊す。追いかけるが、まかれてしまう。人間の少年(釘宮理恵さん)?とファルコモンが現われ、人間許さない、デジタルワールドの平和乱すと敵意をむき出しに言う。メルクリモンの仲間らしい。霧が出て、「出ていけ」と声がする。「愚かで傲慢な人間ども、森から出て行け」といったのは完全体・ジュレイモン(木村雅史さん)だった。森の主で、誰の味方でもないという。ジュレイモンはまた、イクトとファルコモンにも立ち去れという。

イクトはデジヴァイスも持っていて、ファルコモンが成熟期・ペックモンに進化し攻撃してくる。ガオガモン、サンフラウモンが進化する。イクトのブーメランを拳で破壊し、大はアグモンをジオグレイモンに進化し応戦する。ジュレイモンはとめるし、ヤンマモンに乗ったゴツモンも心配でやってきたらこの様子。ジュレイモンは両者をチェリーボムで止める。ジュレイモンの足もとには小さなニョキモンたちがいた。

岩が落ちてきて、今度は大たちがジュレイモンを守る。ジオグイレモンはライズグレイモンに進化し、強大なパワーで岩を消し去る。ニョキモンを巻き込めない、とファルコモンたちは撤収する。こんな人間もいるのかとジュレイモンは礼を言う。「メルクリモンの住む宮殿にはデジタルゲートがあると聞いた、無限氷壁という場所に」と教えてくれる。盗み聞きしていたゴツモンは、メルクリモンに報告するが、メルクリモンは何か考えがあるのか「放っておけ」と笑う。

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