デジモンセイバーズ第16話

「仲間はファルコモン!?モーレツ!ブロッサモン」

脚本:横手美智子 演出:中尾幸彦 作監:信実節子

メタルファントモンとの戦いで、ガオモンはマッハガオガモンへ進化し勝利する。しかし、再出発しようとすると淑乃が高熱を出してしまう。洞窟で淑乃を休ませる。トーマは何と医師免許を持っているという。淑乃は眠るが、大とアグモンがいない。仕方なく探しにいくと、休息どころか川遊びをしていた。

一人になった淑乃を、イクトとファルコモンが狙う。気付いた大が止めようとして、イクトのブーメランに淑乃が触れると、電気が走ったようになりイクトが倒れる。ファルコモンは、ウィルスをうつしたなと怒ってイクトを連れて去る。熱は39.5度、疲れではなく未知の病原体におかされて発熱したのだとトーマは言う。ワクチンができないと最悪助からない。

ファルコモンは昔ユキダルモン(大塚智子さん)とイクトと暮らしていた。行くしかないのか、穢れた「流れ者の岬」へ。(育てたデジモンに訛りがあるならわかるが、なぜユキダルモンは普通にしゃべるのに、イクトは訛りがあるのだろう?)

夜、ガオモンとアグモンが洞窟の見張りをしていると、ファルコモンがイクトを負ぶって現われ「この病気を治すには流れ者の岬に行くしかない」と持ち掛ける。なぜファルコモン一人で行かないかというと、そこには昔人間が住んでいてデジモンが近寄れない穢れた場所だから、人間なら行けるんじゃないかとファルコモンは言う。ララモンは信じると言い、皆賛成する。

翌朝、ララモンを見張りに置いてファルコモンを先頭に一行は急ぐ、タイムリミットは1日だ。それをケラモンが見ていた。

昔いた人間についてユキダルモンなら知っていたかもしれないが、ユキダルモンは死んだ。デジモンに死は存在しないはずだが、ファルコモンは口を閉ざしてしまう。

あれが流れ者の岬だ。先端に建物が逆さに建っている。ゴツモンは報告するが、メルクリモンは放っておけと強く言う。不服のゴツモンの前に完全体・ブロッサモン(太田哲治さん)が現われうまい話をする。

建物の中は普通で、ある一室に少し型の古いパソコンがある。人間が住んでいたのは間違いないようだ。パスワードがないとログインできないため、そちらはトーマに任せて、大たちは台所へ行く。アグモンが冷蔵庫から取り出したのがファルコモンの言うワクチンだった。それが突然奪われる。

本来人間に感染するはずがないのに。しかもパソコンのセキュリティは厳重でトーマは手を焼く。

ワクチンを奪ったのは、巨大なブロッサモン。ファルコモンがメルクリモンを裏切ったと指摘し攻撃するが、大が助ける。俺たちは仲間だと。ワクチンを奪い返したファルコモンを、大は男と見込んで洞窟へ送り出す。ブロッサモンの一撃で、パソコンが壊されてしまう。ガオモンはマッハガオガモンに進化し大とアグモンを助け、大のブロッサモンへの一撃でアグモンもライズグレイモンに進化しブロッサモンを倒す。

洞窟に戻ると淑乃は解熱していた、ファルコモンが一番に薬をくれ、イクトを連れ帰ったという。イクトの熱も下がったが、イクトが人間をユキダルモンの仇とみなす気持ちは変わらなかった。

 

          もどる