「DATSチーム全滅!?激突メルクリモン」
脚本:稲荷明比古 演出:深澤敏則 作監:出口としお
淑乃はララモンとの出会いを思い出し、ララモンはライラモンに進化した。一方イクトは、自分はデジモンだ、母さんを人間に殺されたという。無限氷壁にたどり着いた大たちの前に、あの爺さんがいた。メルクリモンのところに行くならついて来いと彼は言う。(本作ではおっちゃんと呼ばれているのですが、私はおじいさんという印象が強いのでそう書きます。)
メルクリモンに心の乱れを指摘され、再度自分はデジモンで人間は敵と言い聞かせるイクト。
無限氷壁は、爺さんには手慣れたものらしい。監視するケラモンを、爺さんは一発でやっつけて進む。まず襲ってきたのはツメモンたちだ。ゴツモンの知らせを受けたメルクリモンは、イクトを行かせる。イクトをデジモン戦士として鍛えるためだという。しかしゴツモンは、人間は所詮人間、と内心イクトを快く思わない。
メルクリモンの住処は、美しい氷の宮殿だ。いよいよ油断ならない。イクトとファルコモンが現われるが、爺さんはイクトに見覚えがある。イクトと呼ばれるのを聞いて、やはり野口の、と心当たりがある様子。ゴツモンが、加勢と見せかけてイクトもろとも岩で攻撃する。大はイクトをつかんで崖にしがみついている。トーマと淑乃は無事だったが、ゴツモンに爺さんを人質に取られデジヴァイスを手放す。爺さんはメルクリモンに直接話しかけると、メルクリモンは応じてそいつを連れてこいとゴツモンに命じる。
イクトの命がかかっている大は、必死で崖の上へ昇る。ゴツモンの裏切り、そして敵を助ける大、イクトの心は複雑だ。アグモンが2人のデジヴァイスを見つけ、ただならぬ危険を感じた大はイクトとの勝負を預け宮殿へ急ぐ。悪い人間ばかりではないのではと、ファルコモンは言うが。
メルクリモンとは10年ぶりだという爺さん。イクトを息子同然に育てる親心があるならなぜ人間界を攻撃する、と爺さんが問うと、人間が先に攻撃したとメルクリモンは言う。爺さんは、確かに10年前デジタルワールドに入ったが、侵略の意図はないと知っていたはずだというと、あの男はデジタルワールドと人間界は平等といったのに突然たくさんのデジモンを襲ったではないかとメルクリモン。
宮殿の最上階へ来た大を、イクトが襲う。ユキダルモンはデジタマにならず死んだとイクトは言う。いったい何があったのだろう。
人間の非業な攻撃、爺さんは信じないというが、メルクリモンは今再び人間は二つの世界を歪めていると誤解して、もはや直接攻撃に出る。そこへ大がメルクリモンに一撃お見舞いする。大門と聞いてメルクリモンは英の名を知っていた。ライズグレイモン、マッハガオガモン、ライラモンに進化するが技が聞かず、3体同時攻撃すると、メルクリモンの後ろにデジタルゲートが開いた。メルクリモンの強力な一撃で退化してしまうが、その時爺さんが自分のデジヴァイスでカメモン(高橋直純さん)をリアライズし、成熟期・カワッパモンに進化し宮殿を破壊する。デジモンの今の状態では戦えないと爺さんはデジタルゲートへの退却とイクトの保護を大たちに指示する。
大たちは横浜の海に着水し、隊長がヘリコプターで迎えに来ていた。