「標的はイクト!?ゴツモンの企み」
脚本:大和屋暁 演出:門田英彦 作監:清山滋崇
メルクリモンとの対決で、大たちはイクトを保護してデジタルゲートから退却する、危機を救ってくれた爺さんとカメモンをデジタルワールドに残して。
DATSでの身体検査で(看護師:鶴岡聡さん、小島一成さん)、イクトはデジタルワールドへ帰る、大はおっちゃんを助ける、と大騒ぎ。あの爺さんは、対デジモン犯罪の第一人者、10年前の探検隊の隊長、DATSの所長・湯島だった。
大は何の策もないのにデジタルワールドへ行くと言い張り、転送装置を壊してしまう。復旧に2週間かかると頭を痛めるトーマ、だが隊長は勝手な行動が取れずかえってよかったかもという。
デジタルワールド探検隊の発足のきっかけは10年前の事件だ。無差別連続失踪事件に、国家機密省はあるチームを編成した、それがデジタルワールド探検隊だ。メンバーは、警察より湯島と薩摩、民間機関より大門英、助手の倉田、超空間研究の第一人者・野口夫妻。研究、調査の結果、デジタルワールドという別世界に人が失踪したと結論し調査へ向かった。探検隊は苦労続き、デジモンの襲撃・食糧不足・大門博士の行方不明。
それと野口夫妻の子供はイクトである事実。野口夫妻(母:熊谷ニーナさん)は、失踪事件の被害者でもあったため、探検隊に志願した。現在、日本アルプス在住だというので大は連れていこうとするが、「人間じゃない」とイクトは激しく抵抗する。
メルクリモンは、イクトとファルコモンの回収をゴツモンに命じる。
イクトを車で街へ連れだすと、初めて見る風景に大騒ぎ。ファルコモンは人間が秩序立って行動しているのに驚く、それにベビーカーの赤ちゃんと母親・・・。イクトは途中で車酔いしてしまったり、サービスエリアでのおいしい食事をしたり、昼寝したり。親がいるなら会わせてやりたい、と大はいう。
ゴツモンはデジタルゲートを探し、ある森のことに気付く。(おそらく野口家に通じるゲートがかつてあったのだろう。)
淑乃だけ運転し、爆睡する大。緊急通信、北信越にデジモン反応、淑乃はそちらへハンドルを切る。山中の谷に現れた完全体・オオクワモン3体とゴツモンは、イクトを探し、淑乃たちの車と遭遇する。ファルコモンは、ゴツモンが迎えに来てくれたというが、イクトはそう思えない。ライラモンに抱かれた大はオオクワモンに拳を一撃、アグモンがジオグレイモン、さらに一撃でライズグレイモンに進化する。その隙にゴツモンがイクトを襲うが、寸でのところで大が助ける。ゴツモンは、イクトは人間、デジタルワールドにイクトの居場所はないと言い捨てて去り、イクトは号泣する。そして、野口家に車は着いた。