「再び、デジタルワールドへ インセキモン大暴れ」
脚本:稲荷明比古 演出:中尾幸彦 作監:青井小夜
自ら人間界へ侵攻したサーベルレオモンを辛くも倒したが、そこにいた謎のデジモンは何だったのか。そして、倉田の言動も今一つ感じが悪い。
サーベルレオモンに攻撃を止めてもらおうとして、所詮はデジモンの痛みはわからんと言われたことを気にするイクト、おやつに手をつけない。雨が降り出す、イクトの心のように。
DATS、サーベルレオモンのデジタマはなぜ消えたのか、そして謎のデジモンについても、調べたが何もわからない。国家機密省の命令で倉田をデジタルワールドへ転送するという。羽柴は、デジモンの存在がこんなに広まってDATSは何をやっているのか、早くメルクリモンを倒せと隊長に命令し、和平交渉を提案したのが倉田だった。それが通り、倉田の部隊の指揮下で大たちが護衛することになる。トーマは、転送の人数が多いので調整に一日の猶予をもらう。倉谷は別の目的があるのではとトーマは直感するが、隊長は倉田の真意はともかく二つの世界の戦いを止めるのが目的だと伝える。
大はデジタルダイブを伝えるが、イクトはメルクリモンは人間が来るのを嫌うから必ず戦いになるという。だがどっちの味方をするのかと言われると心が揺れるイクト。迷っているなら行くなと大に言われる。
メルクリモンは、大の拳に昔の英を感じた。人間すべてが悪いのではないかもしれない。だがその時、人間の憎しみをメルクリモンは感じ、ゴツモンが出動する。倉田の部隊がデジタルワールドに到着する。
イクトはまたおやつを食べない。メルクリモンは裏切り者のイクトを許さないと思う、体は人間、心はデジモン、どうしたらいい?ファルコモンは答えられない。元気のないイクトが小百合は心配だ。
デジタルワールドを進む部隊、ゴツモンにメルクリモンとの交渉を要求するが受けられず、ズドモンが投入される。ライラモン、マッハガオガモンがズドモンを倒すが、ゴツモンは進化する。
イクトとファルコモンがいる屋根の上に、小百合も昇ってくる。大も迷ったときよくそうしていたらしい。
ゴツモンは完全体・インセキモンに進化し、アグモンもライズグレイモンに進化する。目に見えない速さで移動するインセキモンに、3体は苦戦する。
人間とデジモン、どうしたらいいか小百合に話すと、両方の気持ちがわかるイクトはどうしたいのかと小百合は尋ねる。
ライズグレイモンがインセキモンをつかみ、ライラモンがアン・ドゥ・ポランで動きを封じ、マッハガオガモンが一撃を決め、反撃をライズグレイモンが抑え倒した。
イクトは、戦いを止めるためデジタルワールドへ行く決意を固める。
宮殿に部隊は到着し、大は男と男の勝負をメルクリモンに挑む。その拳を寸前で止めたのは、イクトの声だった。