「マサル記憶消去 失われた絆」
脚本:山口亮太 演出:深澤敏則 作監:清山滋崇
倉田の真の目的はデジモンの完全抹殺で、DATSは利用されただけでなくメルクリモンまで失うが、イクトの迷いは消え、ファルコモンがヤタガラモンに進化しギズモン:XTを破った。
転送で戻った大たちだが、本部には誰もいない。黒服の男たちに囲まれ、羽柴が解任を告げる。隊長は国家反逆罪で逮捕済みだという。デジモン側に寝返ったと倉田に罪を着せられたのだ。そして大たちは記憶消去装置をかけられる。
今回から夏服(私服)です。港のベンチで目覚めた大は、DATSがそこにあるのになぜここにいるか覚えがない。中にはアグモンたちが閉じ込められデジヴァイスが回収されている。クダモンによると薩摩も倉田を不審に思ってはいたが、遅かった。人間がいいのか悪いのか混乱するファルコモンに、クダモンはDATS創立のいきさつを説明する。
大は授業中、窓の外の戦った街を眺め記憶がかすめるが頭痛がする。淑乃は破壊された街のニュース映像を見て頭痛がする。トーマも同様で、執事がなぜお茶を2人分入れたのか思い出せない。
アグモンは何があっても俺たちの絆は切れない、お互い必要なんだという。ララモンもガオモンも気持ちは同じだ、会いに行けば思い出してくれる。だがクダモンは、ここを出れば反逆者だという現実を突きつける。でも、アグモンは大切なもののために命を賭けると言い、みな賛成する。しかし脱出方法も話し合っていないのにアグモンがいきなりベビーバーナーを吐き、本部は警戒態勢となる。駆けつけたスタッフにララモンがシング・ア・ソングを放ち実験室から脱出できたのは幸運だった。美樹、恵はイクトを連れ脱出、アグモンたちはパートナーのところへ行くようクダモンは指示するが、イクトがメルクリモンの仇を打つと言ってきかない。アグモンたちの姿は目立ちすぎだ。
イクトは倉田を見つけだしファルコモンをヤタガラモンに進化させるが、謎のデジモンにやられ美樹たちが連れ戻す。
何かに抗うようにサンドバックを叩くトーマの前に、ガオモンが来る。ピアノの前で頭を抱える淑乃の前に、ララモンが来る。大量の卵焼きを残す大の前にアグモンが帰って来て卵焼きを一気食いするが、家族は誰も思い出してくれないばかりか、兄貴じゃねえとはたかれ、がっかりするアグモン。そこでアグモンは出会った公園に大を連れ出し、タイマン勝負したことを訴える。思い出して、一緒に過ごした、一緒に戦った時を。兄貴のばか!とアグモンが泣きながら大を殴ると、大の記憶が戻った。しかしそれは倉田に検知されていた。襲いくるギズモンを、ライラモンとマッハガオガモンが助けてくれる。2人も記憶が戻ったのだ。ギズモンを、今度は大とライズグレイモンが迎え討ち、3人で倒す。
DATSへ向かうと、イクトたちが逃げてきて、DATSは爆発してしまう。いったい何が起きたのか?