「進化不可能!デジヴァイス崩壊」
脚本:山田健一 演出:門田英彦 作監:伊藤智子
野口教授の開いてくれたデジタルゲートを行くと、大たちは3体のバイオデジモンに襲われる。追いついた薩摩のおかげで、大たちは何とかデジタルワールドへ到着する。
みんなはまずジュレイモンを目指す。森の長老だから何か知っているかもしれないからだ。デジタルワールドの破壊はひどく、ギズモン:XTがのさばっていた。怒りのあまりイクトはファルコモンをヤタガラモンに進化させるが、前よりギズモンが速くなっている。マッハガオガモン、ライラモンに進化するがかなわず退化し、大も拳をかわされる。数が多い、しかもパートナーの人間が一人もいないし、強くなっている。
だが突然草笛の音がして、ギズモンがきょろきょろし始める。笛を吹いていたのは、通りすがりの究極体・バンチョーレオモン(竹本英史さん)だった。バンチョーレオモンはギズモンの攻撃を軽々とかわし一方的に倒していく。
大はバンチョーレオモンの拳を受けるには100万と35年早いと言われてしまう。お前たちに足りないもの、それは力だというシンプルな答え。力は何かを探して、見つけたら拳を受けてやるとバンチョーレオモンは言い去った。イクトだけは、力を得るためのところがあると行ってしまう。俺たちはジュレイモンを目指そう。
一つの村の抹殺を終えた倉田、デジモンの生命エネルギーを集めている。デジタマが消えるとは、そういうことだったのか。ギズモンの一部隊が消息不明と報告を受け、倉田はいぶかしむ。
霧の中、森を歩く3人。ジュレイモン(木村雅史さん)が人間を探知し、大が声をかけるとジュレイモンは霧にトンネルを開けてくれる。そこには、傷ついたデジモンが集まっていた。ジュレイモンは、メルクリモンの死もギズモンによる侵攻も知っていた。霧で包んでいたのは、デジモンたちをかくまうためだ。ギズモンにやられるとデジタマには戻れない事も知っていたが、それをどうするのかまではわからない。倉田の居場所も、襲われた村を風の便りに知るだけだ。
ナナミ、イワン、コウキが現われ、隊長は死んだと告げ、傷ついたデジモンたちを狙う。ハイパーバイオ・エボリューションで進化したバイオサンダーバーモンたちに、大たちも完全体に進化するがまた苦戦する。倒れたライズグレイモンを、ニョキモンたちが守ろうと集まる。ニョキモンたちを必死で守ったのはジュレイモンだ。ジュレイモンへの攻撃に怒った大、トーマ、淑乃のデジソウルが高ぶり、相手を退化させ退却させたものの、デジヴァイスが壊れてしまう。
ジュレイモンは、傷ついたデジモンと自分の回復のため、あとを大たちに頼んで眠りに入る。あれが、バンチョーレオモンの言う「力」か。おそらく究極体の力、だがデジヴァイスが壊れてしまってはどうにもならない。直せるのは父さんだ。大は、英を探す決断をする。