デジモンセイバーズ第30話

「とらわれの大 聖なる都の罠」

脚本:山口亮太 演出:中尾幸彦 作監:信実節子

デジヴァイスの修復を求め英の手がかりを探る大たちは、流れ者の岬でバンチョーレオモンの修行により新たにデジソウルを体得し、デジヴァイスは修復し究極体へ進化した。バンチョーレオモンは、次に聖なる都へ行けと指示し、いずこかへ去っていく。

聖なる都にはなかなか着かず、ちょっとしたケンカになってしまう大とトーマ。そこに、街を丸ごと乗せた超巨大究極体デジモン・エルドラディモンの姿が見える。聖なる都の長・バロモン(ふくまつ進沙)さん)が、ピッコロモンを従え迎えに出てくれる。招かれるが、トーマはいやな予感がする。

この回から、後期オープニングに変更です。別に他が悪いわけではないけど、和田光司さんは良いです~

人間とデジモンを融合した改造バイオデジモン・コウキらは、実験室の液体の中にいる。強さを求めるコウキに、倉田はデジモンの部分のデータを強いものに書き換えれば可能、ただし肉体がそれに耐えられればと答え、コウキたちは承諾する。倉田が操作を開始すると液体の色が変わり、コウキたちは苦しみだす。これに耐えれば、究極体に匹敵するデジモンの誕生だと倉田はほくそ笑む。

大たちは倉田の仲間と誤解され、バロモンに囚われ、パンプモン(小伏伸之さん)たちに連れていかれてしまう。アグモンたちは、デジモンを処刑するのは忍びないとの温情で、別の扱いを受ける。観衆の中、広場で磔にされる大たち。もう一人いた、湯島も囚われていた。広場の門が開かれ、獰猛なケルベロモンが放たれる。人間との共存をララモンたちが訴えても、拒絶される。そこにカメモンが現われる。縄を解いたアグモンたちは、大たちを解放する。大がケルベロモンに拳でデジソウルを発動すると、バロモンは驚き、エルドラディモンが鳴く。バロモンは処刑を中止する。

昔、巨体ゆえ身動きの取れなくなったエルドラディモンをデジソウルで救った人間・英と同じデジソウルを見て、バロモンは大が息子だと気付いたのだ。処刑は一転、歓迎の宴に変わる。DATS解体を、湯島は風のうわさで聞いていた。あの後湯島は命からがら無限氷壁から逃げ、英がイグドラシルを探す旅に出た事を知り、後をたどってここへ着いたという。英は聖なる都では救世主扱いだ。

トーマは一人席をはずす。無条件で尊敬できる父親の存在がうらやましい。その時空に、ギズモン:XTが3体現れる。ロゼモン、ミラージュガオガモン、シャイングレイモンに進化し3体を倒す。都の方を別のギズモンが狙うが、イクトがピンチを救う。イクトはたくさんのイガモンを連れ、イガモンがギズモンを撃破する。イクトは、バンチョーレオモンが言った「力」とは仲間のことではないかと考え、仲間を集めたのだ。

湯島は、倉田がデジモンからエネルギー物質を集めている事に気付く。倉田は、エネルギーを謎の物体に注入し続ける。いったい何を作っているのか。コウキたちは再生した。聖なる都へ出した部隊の消滅の報告を倉田は受け、最後の砦・聖なる都へのギズモンの集結を指示する。エルドラディモンさえ覆せば、世界を支配したも同然だからだ。コウキたちの出番だ。

          もどる