デジモンセイバーズ第31話

「天才対決!トーマVSナナミ」

脚本:稲荷明比古 演出:土田豊 作監:竹田欣弘

父の意志を継ぎ、聖なる都を守る決意の大。倉田は、デジモンの最後の砦・聖なる都へ、全てのギズモンとコウキたちを向かわせた。

作戦を説明するトーマだが、バロモンたちは大の活躍に期待をかける。

敵の作戦本部、倉田にトーマの天才ぶりを聞き、同じく天才のナナミは興味を持つ。ただ勝つのはつまらない、遊んであげましょうと倉田は言う。それを、偵察に来ていたイガモンが見ていた。

イガモンは敵陣の場所を報告、暁の丘だ。そこに倉田もいるとわかる。決起集会で、救世主扱いの大はスピーチを頼まれ、敵陣を直撃しようという。しかしトーマは、倉田がそんな簡単に居場所を明かすとは思えない、罠か何か秘策があると止める。慎重なトーマと大は対立し、デジモンたちは大の意見に沸く。理解されないトーマは疎外感を感じる。大とイクトが出動し、大が無茶をするのはトーマを信頼しているからだと淑乃は言うが・・・。

大を見送った都に、早速ギズモンが現われる。倒すが、それはこちらの出方を探りに来ただけだろうとあくまでトーマは冷静だ。次に狙われそうな滝には、まだギズモンはいない。そこに、倒したはずのナナミが現われる。この滝が壊されれば、湖の水は一気に流れ出てエルドラディモンが危機に陥るのをナナミは見通していた。なるほど、天才だけある。

大はギズモンに待ち伏せされていた。でもそんなのどうってことない。

ナナミはガオモンの動きを読み、前より強くなっている。心の動きも体の動きもわかってしまう、ただ一つだけわからないのはトーマのような天才がとるに足らないデジモンのために戦う理由とナナミは言う。デジモンが仲間だからとトーマが答え宇と、そんなの弱いものへの優越感、自己満足だとナナミは言う。

シャイングレイモンは、次々とギズモンを倒す。

ナナミは、天才トーマの孤独がわかるという。ならばとトーマは倉田に味方する理由を問うと、味方になった覚えはない、デジモン狩りは天才の退屈しのぎだ、天才同士手を組まないかとナナミは誘う。トーマが断ると、ナナミは究極体・バイオロトスモンに進化し、ミラージュガオガモンが対峙する。究極体以上に強いというバイオロトスモンにミラージュガオガモンは見切られ、トーマは再びナナミの天才の誘惑をするが、ミラージュガオガモンが目を覚まさせる。天才にはわからない事を、大が教えてくれた

ギズモンの数はきりがない、しかも同じ登場の仕方だ。大は負けない。

トーマは次々と作戦を繰り出すが、全て見切られてしまい、ミラージュガオガモンは倒れる。トーマは、パソコンを閉じ体当たりで攻撃すると功を奏したが、バイオロトスモンは滝を巻き添えにする。そのことと、大の戦いも、全て倉田に報告が行く。倉田は平然としたものだ。

ナナミを看取るトーマに、ナナミはあなたに負けたのではない、大の力に負けたと言い残す。苛立ちを隠しきれないトーマ。

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