デジモンセイバーズ第34話

「決別の日 最強の敵・トーマ!」

脚本:横手美智子 演出:深澤敏則 作監:出口としお

悲痛にもエルドラディモンは失われてしまうが、大はまだあきらめない。しかし、トーマとガオモンはこの非常時に何も告げずヘリコプターでどこかへ行ってしまう。

街は破壊の傷跡も生々しく、ニュースは「政府はデジモン対策委員会を招集、警察はデジモンを支援する人物が市内に潜伏しているとして捜査」と報じている。港の倉庫街に、薩摩が以前教えてくれた隠し部屋があった。淑乃はもう一度トーマに連絡を取ってみる。ララモンは、ヘリの紋章がノルシュタイン家のものだという。実家で何かあったのか。

トーマを出迎えたのは、車椅子の金髪のかわいらしい妹・リリーナ(壱智村小真さん)だった。父が、病気が治るかも知れないと来日させたのだという。ガオモンは自己紹介するが、リリーナのあまりの無邪気さにポーッとなってしまう。父(安元洋貴さん)に呼ばれ、テラスへ移る。父とは不仲で、長らく久しぶりのようだ。妹を利用しないで下さい、僕と母には何もしてくれなかったのに、とトーマは非難するが、父は高圧的だ。通された部屋には、何と倉田がいた!リリーナの病気を治す代わりに、倉田に協力しろという。トーマは、話を聞く事にする。

小百合と知香が、お弁当をさし入れてくれる。淑乃が場所を教えたというので、大は危険だと憤慨するが、小百合は平気だという。部屋の外で話をする大門一家のところに、バンチョーレオモンが突然現れる。(どうやって来たの??)

父は、リリーナのために倉田に協力しろというが、トーマは自分の人生は自分で決めるという。どうせ父は家の名に傷がつくのが嫌なのが本音だ。ただ、大の力任せが被害の一因だったという倉田の話は一理あるし、トーマの活躍は大より顧みられなかった。トーマは、倉田とともに新しい平和な世界を生み出す事を選ぶ。

大は隠し部屋で、聖なる都のいきさつをバンチョーレオモンに話す。ジオグレイソードのことを大が口にすると、バンチョーレオモンは、デジヴァイスに宿るさらなる力「バーストモード」について釘をさす。バーストモードは諸刃の剣、使い方を誤れば自滅するから、使ってはならない。

そこにデジモン反応、ピッコロモン。聖なる都の生き残りか?しかし大たちはギズモンの攻撃に間に合わなかった。ギズモン3体を、シャイングレイモン、ロゼモン、ヤタガラモンに進化し倒すが、まだほかのギズモンが現われる。戦いの最中、トーマとガオモンが大の後ろに立っていた。トーマはミラージュガオガモンに進化させシャイングレイモンを攻撃した!トーマは言う「君がいる限り戦いは終わらない、君を倒す」。トーマは大の拳を受け止め、倉田と平和な世界を作るといい大を殴る。力任せや勢いではだれも守れない、とトーマは腹にも一撃加える。それが倉田の罠だとも知らず。大もトーマに2発。大の怒りはデジソウルを発動させシャイングレイモンはバーストモードになってしまう。

           もどる