「魔王ベルフェモン復活」
脚本:稲荷明比古 演出:門田英彦 作監:八島善孝
アグモンはデジタマのまま、大はどうすることも出来ない。一方倉田のベルフェモンを使った世界征服の企みを知ったイクトだが、ミラージュガオガモンに追撃され、海へ落ちてしまう。しかし、イクトとファルコモンは辛うじて助かった。
倉田の指示で、トーマはベルフェモンに使うデジモン制御装置を完成させる。倉田は装置を装着し、魔王ベルフェモンの復活を開始する。
回診の医者に変装した湯島とカメモンがトーマの仲間であることはリリーナもわかった。手術当日なのに部屋を離れてリリーナは心配する。手術台のの周りに実験体のデジモンがたくさん並んでいるのを湯島は見て、倉田がリリーナを利用してデジモンと融合させようとしている事を知る。しかし湯島はトーマに見つかってしまう。
イクトとファルコモンは目を覚ます。ミラージュガオガモンが直撃をあえて避けたから助かったのだ。トーマの意図は何だ?イクトは倉田の計画をみんなに伝える。
倉田とカメモンを捕え、リリーナには心配ないとトーマは話すがリリーナの首には何か首輪のような機械が付けられていた。湯島は、トーマの裏切りは妹のためと思ったが、トーマは自分の才能を十分発揮する場を得たいためだという。リリーナとデジモンの融合も、フランツとトーマは承知していた。
ベルフェモンが街に現れる。まだスリープモードなのに破壊力は強い。羽柴は対応に追われるが、倉田とは連絡が取れない。するとモニターに倉田が映り、世界征服を宣言し、羽柴に各国政府へ無条件降伏を要求しろという。倉田を止めるのは私たちしかいないと、美樹、恵、淑乃、イクトは出動する。パートナーのいない大は待つしかない。
リリーナは手術台に横たわり、治ったら兄とガオモンとかけっこがしたいと笑う。(トーマも手術に加わるようだ。)
ロゼモン、ヤタガラモンに、ポーンチェスモンも完全体・ルークチェスモン、ビショップチェスモンに進化するが、攻撃は効かず吹き飛ばされてしまう。大はデジタマに一緒に戦おうと必死で呼びかける。
国家機密省のヘリコプターが、ベルフェモンを攻撃するが全く効かない。倉田は、政府の要求拒絶と受け取る。
リリーナの首輪がはずされると、トーマはガオモンに命じて首輪を壊し、トーマはデジモン制御装置を壊し、手術を中止する。何が起きたかわからない倉田に、もうベルフェモンは操れないと伝える。トーマは裏切ったのでなく、妹の首にかけられた爆弾をはずす機会をうかがっていたのだ。父は怒るが、トーマはリリーナの病気は僕が治すと断言する。リリーナを湯島に預け、トーマとガオモンは出動する。
倉田は悔しがるが、すぐ気を取り直し野望の実現を図る。つまり、ベルフェモンを操るためにベルフェモンと自分を融合させた。すると、ベルフェモンは覚醒しけだもののような究極体・レイジモードに変わる。トーマはガオモンをミラージュガオガモンに進化させる。隠し部屋は停電し、待っていても仕方ないと大は母と知香に話し、デジタマをおぶって戦地へ走る。