デジモンセイバーズ第43話

「力こそ正義!獣騎士ドゥフトモン」

脚本:稲荷明比古 演出:園田誠 作監:出口としお

人間界消滅のためにロイヤルナイツが送り込まれる。ピンチの中、父フランツとの確執を乗り越え、トーマはバーストモードを発動しロードナイトモンを破る。そして大を助けにデジタルワールドへ赴くのだった。

世界樹の中、デュークモン、ロードナイトモンを失ったイグドラシル。ドゥフトモン(室園丈裕さん)が次に名乗りを上げる。

街はまるでゴーストタウン、世界各地のDATS支部が戦うが被害は拡大する一方、と淑乃。野口博士たちが、次元の壁を修復する方法を必死で探しているという。淑乃とイクトができるのは、今この街を守ること。大の家の方に竜巻が発生するので急行すると、大門家にはたくさんの幼年期デジモンたちが落ちてくる。ピョコモン、トコモン、プカモン(中川里江さん)、プニモン、オタマモン、バブモン、ニャロモン(森夏姫さん)、ポロモン、ユキミボタモン、そして知香と絆を結んだピヨモン(寺田はるひさん)。しかし、一度デジタマに戻ったピヨモンには知香の記憶がなかった。ファルコモンも、あのピヨモンに間違いないという。

ピヨモンによると、飛ばされてきたのだという。空に人間界が映るようになって以来、地震、火山の噴火、嵐、津波が起き、たくさんのデジモンが住み家を失った。逃げ場所を探していて竜巻に呑まれ、気が付いたらここに落ちていた。送り帰すわけにもいかないし、面倒みると淑乃が言い、知香がそれなら家でと話がまとまる。淑乃が料理を手伝っていると、トイレットペーパーで遊んだり風呂場で水を流しっぱなしにしたり、ユキミボタモンが冷蔵庫でくつろいでいたり花瓶が割れたり大騒ぎで、淑乃はキレてしまう。今度はうんち、さすがにめげる淑乃。でもやりがいはある。

小百合の料理はおいしく、ピヨモンたちは喜んで食べる。なぜ家に戻ったか淑乃が聞くと、大と英を出迎えたいからと小百合は答える。

大とアグモンは、今度は干上がった湖に落ちた。そこにゴツモンも落ちてくる。ゴツモンも竜巻に巻き込まれ落ちてきたのだ。ちょうどいい、また案内してもらおう。

ピヨモンは、イクトがかつてそうだったように、ここにいていいのか・迷惑じゃないかと言う。イクトは、大のように、みんなを守る兄貴になると約束する。

街にドゥフトモンが現われ、淑乃とイクトは出動する。ロゼモン、レイヴモンに進化し戦うがドゥフトモンは強く、破壊は大門家まで近づいてしまう。知香は心配で、ピヨモンは知香が心配でベランダに見に行く。この先に迷い出たデジモンがいると話しても、それも含め消し去るとドゥフトモンは言う。デジタルワールドを救う正義のためならわずかな犠牲は取るに足りないとほざく。ついに勢いは大門家まで届く。知香が顔を上げると、ピヨモンはガルダモンに進化し、知香を守ると言う。大たちの帰る場所を守るという淑乃と、みんなを守るというイクトのデジヴァイスが光り、レイヴモンはバーストモードに、ロゼモンもバーストモードになり、ドゥフトモンを倒す。

淑乃たちは、ロイヤルナイツは間違っていると戦うためにデジタルワールドへ発つという。あとはピヨモンに任せた。そこにトーマとガオモンもやって来て、一緒に旅立っていく。


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