デジモンアドベンチャー第36話

第36話「結界突破!ズドモンスパーク!」

脚本:前川淳 演出:中村哲治 作監:八島善孝

8人目を捕えるため張られたヴァンデモンの結界。外界から遮断され、人々はビッグサイトに連行される。

リリモンはヴァンデモンに石にされてしまい(叫び声がめちゃキュートv)、空はリリモンを連れ母とミミを置いてひとまず逃げる。アクアシティのヒカリは「私のせいなの?」と気にする、そういうことに敏感な子だから。太一は俺に任せてと、ヤマトにヒカリを預けて出ていく。時刻は7時半。

時刻は7時31分、光子郎はゲンナイからのメールをチェックして家にデジタルバリアを張ろうとする。日の出桟橋に着いたタケルと奈津子は、人混みではぐれてしまう。バケモンは次々と人々を捕え、泉家にも迫る。パソコンの操作を続ける光子郎を母は止めるが、父が「信じよう」と言ってくれ、バリアが完成する。両親を守ることができたが、成功を喜んで出てきたテントモンを見て、母は失神してしまう(神経が細いのね)。

ピコデビモンは人々をヴァンデモンのエサにするため催眠をかけてしまう(そんな技も使えるんだ?)。テイルモンは子供たちと面通しをされ、嘘をつけば皆殺しだとヴァンデモンに脅される。

日の出桟橋で丈はタケルと出会い、唯一お台場の外にいる二人は絶好の手段、イッカクモンに乗って出発する。追いかけてきた奈津子に、丈はタケルを「僕が責任を持ってお預かりしますので、ご心配なく」と約束する。それを信用できないのか奈津子は「あなた、あの子たちを守って」とつぶやく。今も裕明の事を好きなんじゃないかと私は思う。裕明は有能で仕事熱心で勤務時間も不規則。奈津子はフランス語の翻訳の他に理系のルポライターをしている。共働きでお互い忙しくてすれ違い、離婚してしまったのであって、浮気や性格の不一致が原因ではないと思う。子供たちをデジタルワールドへ送り出す時も、互いにいたわりあっている。再婚すればいいのにな。タケルは僕大丈夫だから、と逞しくなったものだ。「お兄ちゃんやパパのところに行ってきます」やっぱり家族一緒でいたいんだ。

ゲンナイにヴァンデモンの結界の中心がフジテレビにあり、そこを破壊しろと聞いた光子郎は、両親に必ず戻ると約束して、(両親はとめなかった)涙をこらえ出かける。信頼関係の深まりが感じられる。空に会った太一は、空にヤマトとヒカリの所へ行くよう頼む。しかしファントモンに目をつけられる。フジテレビの裕明は衛星放送を試みるが、だめだ。フジテレビに着いた光子郎は、中に人がいないか確かめようとして、ある一室に引きずり込まれる、それは裕明だった。女の子の扱いに慣れないヤマトは、不安がるヒカリに、太一一人じゃと言って泣かせてしまう。タケルは大丈夫だろうかと心配する前にヒカリをなぐさめてあげて;

霧の中へ入ろうとした時東京湾に完全体・メガシードラモンが現われ、レインボーブリッジを破壊し、丈とタケルは海に落ちてしまう。丈は「君のお母さんに約束したからね、僕が君を守るって」、カナヅチなのにタケルを助け自分は沈んでいく。第23話でも自己犠牲をいとわなかった丈本当にいい人。丈先輩危うし!その時誠実の紋章が発動し、ズドモンに超進化し丈を助け、ハンマースパークの一撃でメガシードラモンを倒す。約束が守れてよかった。霧の一部が晴れ、丈たちはそこから結界に入る。海から声がして、なぜか紋章とタグを持っているウィザーモンを助ける。

時刻は9時半、空がヤマトとヒカリを迎えに来るが、ファントモンに尾行されていた。ファントモンは成熟期・タスクモン、成熟期・スナイモンを連れて来て、ファントモンの直接攻撃(卑怯な奴!)をヤマトと空が受けるのを見て、ヒカリがやめてと叫ぶと、ウィザーモンの持っていた紋章が光る。ヒカリが悪いわけじゃないのに自責の念で「どこにでもついていくから、もうみんなを傷つけるのはやめて」ヒカリは自分が8人目だと告白する。ヒカリは自ら捕われる。太一はそれを知る由もなかった。

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