デジモンアドベンチャーtri.第1章「再会」感想

<新宿バルト9>
●全国10館なんて少ない!でも、ヒットして後で期間が延長されてよかった。上映の2時間前に入館したが、パンフレット・グッズ販売に長蛇の列。早く行ってよかった。デジモンはセイバーズの途中から見なくなって、クロスウォ―ズの時は忙しくて、ああ、もう15年もたったんだという感慨。トライに関しては、情報が出るたびに否定的な意見もあって、それでも前向きに応援してきた。それは、デジアドの続編というのが一番の理由だった。あの感動を、もう一度。そして和田さんの闘病と「Butter-Fly」に寄せる思い。私はやっぱりデジアドが好きだ。否定的な意見も、きっと好きだから書かずにいられないんだろう。私だってそうだから。
●19時過ぎ終演、若い男子6割、女子3割、カップル1割、親の都合で連れてこられたと思われる幼い子10数人。私のような年の人はいなかった。
●いろいろ気になる点はあるけれど、やっと再会できてうれしかった。戦いの時が来た、でも大輔たちは・・・

<感想>
●デミウルゴス:①ギリシア語で「建築家」、「工匠」を意味する②プラトン著、「ティマイオス」で語られた創造神で善なる存在③グノーシス主義における偽の神。現実世界を創造した悪しき存在とされている。ここでは『魂のない作り手』。
イデア:我々の日常的感覚の対象ではなく、それを超えた精神的な真の実在。プラトンによると事物の本質、叡智的実在、美にして善なる不滅のもの。ここでは『世界の真の姿』
・・・って全然ワカリマセン;;こういう難しい概念ぶっこむのやめてほしい、わかる人しか楽しめないから・・・現実世界・デジタルワールド・もしかしたらあと一つの世界を、描いてゆくんだろうか。

太一の部屋。デジタマのような目覚まし時計が鳴る。机にはパソコン、教科書「One Vision」、デジヴァイス、記念写真、鉛筆と鉛筆削り器。二段ベッドは処分せず使っているようだ。朝のお台場、ニュースが川崎での大停電を報じている。時刻は6時20分、太一はヒカリに起こされようやく登校する、デジヴァイスを持って。

●月島総合高校 東京メトロ・都営大江戸線月島駅が最寄りと思われれる。都立晴海総合高校がモデルになったかもしれない件は、前述の通り。お台場から約5キロ離れている。太一は自転車通学、高校生男子、しかも運動部ならいい距離だろう。サッカーの朝練する太一、ありあまる体力。しかしヒカリが朝練にお弁当を届けに行くのは電車でもお台場中におそらく遅刻するから時間的に無理ではないか?2015年の電車通学だとお台場からゆりかもめで豊洲駅、有楽町線に乗り換え一駅で月島駅だが、ゆりかもめの豊洲駅までの延伸は2006年3月だから、延伸工事が済むまではゆりかもめを降りて月島まで結構かかったのでは。他にも、2015年には完成しているが2005年6月は未完成だった場所が描かれているらしい。ヒカリ、無事に美人に育ち、太一の部活でも大人気。わりと普通の子っぽく無難に愛想振りまいてるのもいい。

●大輔、京、伊織、賢 傷ついて倒れる小学生の4人とD-3、赤と黒の風景、アルファモンの威容。そして、8人の誰一人それに触れない。タケルとヒカリはデジヴァイスじゃなくてD-3だから、02の冒険はあったはず。アルファモンは敵とは違う、と新井Pは言うけれど・・・。姫川マキのモニターには、大輔・伊織・賢の所在が「UNKNOWN」と出ている。今の時点では何もわからず、今後の展開が待たれる。全6章のゴールが02最終話なのは明確なのだから。

ヤマトが、今週の日曜のライブに空を誘っている。そこに太一が。微妙な空気。進路のことで西島先生に突っ込まれる太一。

学食。いまどきの都立高は、広くてきれいでうらやましい。太一の食べているのはエビ天だかエビフライが乗った「スぺドン」(スペシャルな丼ぶり?)。ヤマトとバンドの話や胡椒のかけすぎなど、仲良くてほんとほほえましい。これが二人の日常なのに。確かに、カレーの激辛はありでも胡椒のかけすぎは不味いね。
西島先生に進路を聞かれ「よくわかんない」と頼りない太一。語学や、とりあえず進学することを勧められる。でもこのやりとり、西島先生は選ばれし子供と知っててしゃべってるんだよなあ。今はっきり決めてるのは丈だけで、光子郎はすでに半分社会人として活動している。

倉庫街にクワガーモンが出現。メイク―モン、謎のデジモンの姿も。
太一は光子郎を試合に誘うが、その日は両親の結婚記念日だという。最近なかなか集まれないのは、成長して活動範囲が広がったからだろう。念のため光子郎がミミに連絡すると、即答‼東海岸だと日本まで片道そんなにかかるんだ。
日曜のサッカーの試合とライブのことを話すヒカリとタケル。自宅とお台場中近いのにヒカリはなぜか自転車、放課後いろいろあるのかな。タケルと別れたヒカリは、ふと変な気配を感じる(例の呼んじゃう体質?)。はっきり見えなかったが、クワガーモンだ。
丈は相変わらず予備校で勉強中。進路は定まってるのに勉強が大変でかわいそう。東陽予備校で、校内テストの成績順でD判定の4列目。
都道府県 順位       判定 
東京   6398/9158 D
神奈川  5503/7150 D
東京   4986/7700 C
神奈川  3938/6213 C
神奈川  7205/9173 D
愛知   2301/5680 B
首都圏はずしてやっとBか。勉強って、まじめに努力すれば結果がついてくるとは限らないもんね。しかも偏差値の低い医大に入ったら国家試験にも不利だし。光子郎の勉強は好きを突き詰めていくから苦痛はないし結果も出るのと対照的。がんばってるから頑張れとも言えないし、辛いよね丈先輩。目的を持って勉強してるのにここまで不遇な設定なのにも意味があるんだろう。
姫川のところにはクワガーモンの目撃情報が上がっている。電話の相手は西島大吾。

日曜日、太一はサッカーの試合へ出かける時、芽心とすれ違う。13:08、空はダブルブッキング状態で慌てて着替えて出ていく。ボトムスはパンツだけどインナーはキャミソールでややセクシー。部屋はちょっと和風でひまわりが生けてある、あの記念写真も。光子郎は両親とホテルのレストラン。英会話が不得意だったが、もしかしてフランス語?(シルブプレって言ってるようだ)をマスターしている。なぜ空が光子郎に電話したのか目的がよくわかりませんでした私。泉政実さんが登場したので、もしや菊池正美さんがしゃべるのではとドキドキしてしまいました。そういえばヤマトパパは登場しませんでした、次回に期待。ヤマトはライブスタジオにタケルと。だが楽器の様子がおかしい。丈は図書館にいて、電子辞書が使えなくなっている。

太一のグラウンド(メールからして「台場町グラウンド」)にクワガーモンが!お台場で電波障害が起きる。クワガーモンは暴れまわりフジテレビ付近へ、自転車で追う太一。しかし壊された街を見るとデジヴァイスを手にしながら何もできず、自転車でクワガーモンを空き地へ誘導する。大きなためらい。「俺一人じゃなんにもできない」自転車を壊しクワガーモンが太一に向かうと、デジヴァイスが光り、アグモンが降りてくる!すかさず強力なベビーフレイム。「太一、でっかくなったな」「お前、ちっちゃくなったな」感動の対面もそこそこに、太一はクワガーモンの暴走を止めるよう言う、グレイモンに進化。「あいつ前に戦った時より強くなってる」って、どの個体のいつの話ですか?まさか無印第1話?要は感染デジモンだからってことですね。バトルの空間は現実世界とデジタルワールド?が交錯していく(歪みのせい?)。
崖の下の空間に入って(デジタルワールド?)、出てきたのは夜の羽田空港。お台場に残された太一は、羽田にデジモンがいる事をヒカリに電話で聞くが、移動手段がない。そこへ西島先生登場。ヒカリもエージェントに拘束される。羽田、各地行きの19:25~19:45の便が欠航、空港内は人が一杯。滑走路でクワガーモンとグレイモンが戦っているところに太一到着。クワガーモン強い!
そこに助っ人が(ピンチなのにずらっと並んじゃって呑気だな、早くグレイモン助けろ)!ヤマト、空、光子郎、タケル、ヒカリとデジモンたち。BGMはSeven。ジワ~ときちゃいます。子供たちはエージェントに連れてこられて、デジモンたちは強制力でなくいつのまにかゲートをくぐったようだ。ミミは成田空港。夜の橋を一人歩くのは・・・丈?
クワガーモンがもう2体登場、なぜ?アグモンは退化してしまい、ガルルモンたちが激しく応戦する。ゴマモンは丈を探しにいき、ミミは姫川氏が迎えに出る。倒した2体は、粒子となって空の歪みに吸収されていった。残り1体は、謎の大きな手に捕まれ消えた。クワガーモンといい西島先生といい姫川といい黒服といい、謎だらけだ。ミミも到着し、疲れたデジモンにアメリカのグミを振舞う。帰国すると告げると、みんなびっくり。パソコンで未確認生命体のニュースを見た丈、実はエージェントの話を断ったらしい。何があったの??そこにゴマモンがたどり着く。
バトルシーンはさすがに大画面で見ると動きや音や振動や色が迫力あってカッコよかった。ただ、テイルモンの「協力しよう」は、他人事みたいで変だな。

翌朝のニュースでは「奇跡的に重傷者は確認されていないものの」(そうだよね~ここで何百人とか言ったら太一戦えなくなっちゃう;)未確認生命体による被害は甚大と報じ、クワガーモンとアグモンたちを混同する心ない声も聞かれた。空の眺めているネットは2005年6月20日5時台。そんな中、太一たちが登校するが西島先生はお休み。同じく職員室に来たのはミミともう一人の転校生。その子は太一のクラスへ。校内でもデジモンへの心ない声が。怒るヤマト、止める太一、空が声をかけみんなで集まることにする。
お台場の橋(あけみ橋という、ゆりかもめの青海駅と国際展示場正門駅の中間に実在する橋)の下、久しぶりに集まる8人(丈先輩~vvv)。光子郎によると、このところ起きている6つの事象①ここ1年デジタルワールドへのゲートの使用不能②デジヴァイスの機能不全③お台場を中心に電波障害、原因不明の停電④携帯、無線、テレビの受信障害⑤ゲートとは異なる原因不明の空間の歪みでデジタルワールドと通じてしまっている⑥歪みを通ってきたデジモンは今までと違い変異を起こしている、これらの原因は歪みの影響だろう、歪みの原因は、デジタルワールドと現実世界を繋ぐときに発生したもので特にデジタルワールド側から強制的にこちらのネットワークに○○しているような感じになっている。デジモンが原因で電波障害や停電が。すると複数のデジモンが現われて、…あと聞き取れず。アグモンたちまで化け物扱いされて、皆憤慨する。ヤマトはマスコミに抗議するとまで言い、ガブモンたちを批判するのは筋違い、「俺たちにしかできないことがあるんだよ」と主張するが、太一は街の被害のことを言うも多くを語らず、ヤマト「太一は忘れたのか、デジタルワールドでのことや、ガブモンたちと世界を救うために戦ったことを」太一「忘れるわけないだろ!」ヤマト「だったら!」太一「・・・」2人とも先に帰ってしまう。タケルとヒカリがフォローを約束。
解散する事になり、ミミが息抜きを丈に勧めると、彼女がいると爆弾発言!!あのディア逆のチャリンコ娘さんだろう。おいしいとこもってくなー丈先輩v個人的にはずきゅんとハートブレイク。祝ってあげなきゃいけないのに( ノД`)シクシク…
月島駅前、パルモン・ピヨモン・テイルモンが待っていて(お台場から離れてるしなぜ行き先がわかったのかもんじゃ焼きで女子会(「路地裏もんじゃ とん吉」)。店内にはたくさんの色紙、有名店なのか。メニューの数がすごい。私なら葱と切りイカもんじゃだな。「ポテサラチーズもんじゃ 1500円」て、いまどきのもんじゃってそんなに高いんだ;;私なんかは東京の下町で駄菓子屋さんの奥の座敷で何十円というもんじゃを食べてたけどなあ。まあ月島は繁華街だし。ちなみに「路地裏もんじゃ もん吉本店」という店が月島に実在します。ミミは「帰ってきたら食べたかった」と言ってるけど、もんじゃに関する味覚は普通なのかな。

その後、西島先生のところで鉢合わせる太一とヤマト。西島は本業を明かし、最近ゲート以外の歪みを通ってデジモンが出現し、極めて強いのが出て対応しきれなくなり子供たちに応援を頼んだという。何らかの影響でコントロールを失い暴走する「感染デジモン」で、原因は不明、速やかに向こうへ帰すより方法がない。情報源はゲンナイから受けて組織的に研究を行っているという。ゲンナイさん昔はデジモンのデータ消すよう動いてたのにね。強いのが出たらまたよろしくって、軽くない?命かかってんのに。

ところで、なぜにタケルと桟橋でファッション談議?こっちはこっちで男子会てこと?珍しい取り合わせ。初めてのショッピングがBEAMSじゃ敷居が高いんじゃ。せめてユニクロとか。着せ替えソフトの中に着ぐるみ服があるのはお約束。やはり前はお母さんが買っていたのですね。そういうお母さんて、トランクスよりソフトに包み込むブリーフ派なように思うんだけど、イエどうでもいいです;ミミのせいでオシャレに関心て、会ってからそんなに日にちたってないよ。テントモン泣いちゃうの、かわいい。
太一「俺が間違ってんのかな、どう思う?」アグモン「わかんないよぉ」誰にも相談できないんだよな、今の太一。「怖いんだよ、知らないうちにいろんなものを壊してた、建物だけじゃない、人だって、殺してしまうかもしれない。何言ってんだろな、今さら俺」「太一…」。アグモンとのハグがなかったらきついよね。

某高層マンションの一室に丈とヤマト以外が集まる(制服だから放課後?)。光子郎がアメリカの知り合いが立ち上げた会社を手伝う自慢のオフィスだ。太一が西島先生からのことを報告し、光子郎はここのサーバーに仮想的電脳空間をデジモン用に作っていた。タケルがヤマト(大根をかつら剝き、芸が細かい。献立は何だろう)に土曜日にまた集まると電話する。タケルは「DIGIDISTINED IN THE WORLD」というサイトに「Kuwagamon appeard here in Tokyo Better watch out」(クワガーモンがここ東京に現れた、警戒を)と書き込んでいる。

土曜日・DECKS東京、光子郎は太一に歪みを検出できるゴーグル(大輔の不在をも意味する)を渡し、大きな歪みから感染デジモンが現われるので、危険な場所がないか確認するという。そこに、芽心がいた。探し物をしていて迷子になった芽心も一緒に回ることにする。お台場の名所が幾つも。もしやあのラーメンはアクアシティの「ラーメン国技館」?芽心と別れて、太一が「遠くまで見えない」と言うので観覧車に乗ることにする。遅れて来たヤマトと太一は観覧車に二人で乗る羽目に。この気まずさ、ハチクロにも別の観覧車だけどこういうシーンがあったなあ。ヤマトは先に謝って(大人だね)でもお前もしっかりしろと言うと、太一「仕方ないだろ、昔とは違うんだ。昔よりいろんなことが見えてわからなくなる。俺たちのしてる事がいい事なのかそれとも悪い事なのか。俺たちがやるしかないってことも知ってる。けど、そんな単純じゃない」ヤマト「そんなの逃げてるだけだろ」太一「・・・」。太一はゴーグルの事を思い出し覗くと上空に赤い歪みが!

天候が荒れ始め避難警報が発令され、歪みに向かって走る子供たち。メイク―モンがVenus Fortパレットタウンの方へ走っていく。追う芽心。しかしそこに現れた大きな歪みから、巨大なデジモンが現われる。アルファモン、情報はそれだけだ。芽心もそこにいる事を姫川は確信する。アルファモンは芽心とメイク―モンを狙って一撃。なぜ?臨戦態勢のヤマト、なのに太一はクワガーモンが壊した街がフラッシュバックし動けない。芽心を身を挺して守ったヤマト、ガブモンが駆けつけ、他のデジモンも進化してアルファモンと戦う。ヤマトはアルファモンの強さに太一にオメガモンだと叫ぶ。わかってはいるが選べない太一。子供たちを圧倒するアルファモン。ヤマト「このままだとどっちみち全部壊れるぞ、街だけじゃない、みんなもだ!俺たちしかいないんだよ!」。そうだよ太一!!太一の頭を倒れたデジモンたちがよぎり、壊された街がよぎり、ヴェノムヴァンデモンをヤマトと一緒に倒したことがよぎり、ついに戦う決意をする。見つめ合う太一とヤマト、やっぱりいいなあこの二人。アグモンとガルルモンは究極体に進化するがなおもアルファモンは強い。二体は、オメガモンに進化し(きたきたきた!)二体は死闘を繰り広げ、観覧車も破壊、オメガモンの最後の一撃もかなわずアルファモンは歪みに消えた。(アルファモンは歪みをコントロールできるように見える。)戦いが終わり放心状態の太一とヤマト。そこへ、メイク―モンを連れた芽心が、選ばれし子だと名乗る。
参戦はせず、お台場破壊のニュースをパソコンで見る丈の表情は浮かない
戦いの残骸を見つめる太一とヤマト、後ろに控える空。被害はあまりに甚大で、太一は吹っ切れてはいないようだが・・・

●太一 花江さんの声は優しく軽やかで、のびやかで深い藤田さんのあとにどうだろうかと心配していたが(実際、花江さんは光子郎とタケルのオーディションを受けたという)、花江さんの演じる様々なキャラを他のアニメで見て(アルスラーン戦記、ガンダム、ヘヴィ―・オブジェクト、スタミュ、東京乙女レストラン等)ファンになってしまったので、「花江さんの太一がんばれ!」といつの間にか応援していました。他の声優さんも大体そんな感じ。あのでかい頭も、まとまったヘアスタイルに見える。進路志望書→友達に会いたい→外国→語学⇒外交官、太一の進路はまだ見えない。赤い自転車・・・赤はヒーローの色だけど、太一なら青のが良かったな。クワガ―モンとのやりあいで赤のが映えるからかもしれないけど

あの歴戦を引っ張ってきたリーダーシップがいきなりなえてしまってびっくりした。選ばれし子供が戦って勝たなければ、自分もみんなも世界も救えないってわかってるのになぜ。迷いにもう一歩説得力がない。でもこの先、迷いを昇華した時、勇気を取り戻せるのだろうか。現実世界とデジタルワールドの外交官を目指すために必要な過渡期にいるのだろうか。

●ヤマト 細谷さんの力強い声がぴったり。戦いについて、まるで無印の時の太一のように本質をついて迷いがない。熱血漢で太一にストレートにぶつかるのは変わってない。第1章は、ヤマトがいなければとにかく回らなかっただろう。 音楽性の違い?ティーンエイジウルブスの元ネタはアメリカのB級ホラー映画だが、ヤマトはユニオンジャックのTシャツを着ていたからブリティッシュロックに傾倒した結果かもしれない。でもsmartではコンバース履いてるけど。みんなに昔のバンド名を出されることから「KNIFE OF DAY」は初のライヴだ。

●空 太一とヤマトの調整役で、相変わらずお母さん。しかし、大問題が。02の38話で、ヤマ×空が確定し太一は一歩引いて見守る役どころだったはず。なのにこれじゃヤマ⇔空⇔太じゃあないですか!何でスタッフの誰も指摘しなかったんだろう?!それともトライの公式見解でこう変えたとでも?それじゃあウォーゲームで太×空かと思ったら38話でええっとなった人の気持ちはまたもやどうなるんでしょ。ディア逆でデートしてるし、02最終話でもヤマ空明らかに結婚してるんだしトライでもヤマ×空じゃないとおかしいよ。ここが割り切れないと、3人に関する描写が見ててしんどくなる。空にメールして途中でやめる太一とか、ヤマトのライブかサッカーの試合か迷ってる空とか、もんじゃ屋で空をあおるようなミミとか。パソコンの色は赤。

●光子郎 これも、田村さん他のアニメ(ナルトのカカシ先生の幼少期とか)の抑えた感じがいいなと思って。すごいオフィスかまえたり、デジモンの居場所として仮想空間作ったり、太一のゴーグル作ったり、相変わらず頭脳派。でも橋の下でのミーティング、みんなが他の話をし始めて光子郎の話を無視し、彼も彼でウーロン茶の話になっちゃって、ちょっとどーなっちゃってるの、まとまりがないなあと思いました。無印でも02でも光子郎は参謀役としてあれほど頼られてみんな真剣に光子郎の話を聞いていたのに。そういう風に変わっちゃうんじゃダメじゃん。私は光ミミ派ではないので、光子郎みたいな人間関係に淡白な理系の男の子が、ミミみたいなマドンナ役に惚れるかあ?こんな色ボケの光子郎はいやじゃって思ってしまうんですけど、まあ青春てことで。ウーロン茶がぶ飲み。ノートパソコンはパイナップル社のシルバーに変わっている

●ミミ 姫川氏の車内で帰国したてとはいえやたらテンション高かったけど、みんなが戦ってるのに胸を痛めないんだろうか。普通の人が「毒々しい」と思うものを思わないのが太刀川家だから、ミミならあのグミ、おもしろいとかかわいいとかいうんじゃないかなあ。アメリカ帰りとはいえ、丈先輩へのスキンシップはほどほどに願います!

●丈 黒塗りだった瞳に光が入り、メガネも表情がわかりやすいように縁が半分のもの。うん、男前になった。声が菊池さんでなくなることがショックで、池田純矢さんに期待のツィートをしたりで過ごしてきた私。太一の次に心配だった声ですが、低くてしっかりしてて、ギャグもこなせて、良かったです。クワガーモン、アルファモンとの戦闘には参加せず。相変わらず間が悪い、しかもまた受験。でも、ウォーゲームの時と同じく、電波障害の電子辞書と格闘するという別の戦いをやってのけてました。家庭のテレビだと薄赤い斑点にしか見えないけど、クワガーモンが窓の外を飛んでます。
無印、02で丈のことを「丈先輩」と呼んでるのは確か空だけのはず。なのに光子郎もミミも丈先輩って呼んでる。高校になって上下関係を読んで呼び変えたのかな?単に継続性が無視されただけかも。エージェントが迎えに来ても羽田に行かなかったのは、どんなわけが?それをラストの表情(第2章へ繋がる)から読み取りたい。第2章ではメインみたいだから、期待してますvv

●ヒカリ お弁当を届けた見返りを要求するなんて、たくましくなったな。その「ストロベリーチョコボンバークラッシュの季節限定ハイパートロピカルエスプレッソ」とやら、いずこのコンビニのスイーツ?ウォーゲームの時と同じく、友だちの誕生会で太一の試合に欠席。「へ~タケル君、モテるんだ」、ある意味余裕の発言。タケルとは付き合っていないが絶妙な距離感をキープ、この二人こうでなくちゃ。 

●タケル 帽子はやはり欠かせないようです。「櫻子さんの足元には死体が埋まっている」の主人公役・榎木淳弥さんのさっぱりした声はすんなり入ってきました。ヤマトのことを、ヒカリには「兄貴」ヤマトには「お兄ちゃん」空には「兄さん」と呼ぶ。ディア逆の「兄さん」は成長の証と言われてたのに、3年たって変に使い分けてて意図がわからんなあ。しかも「心配しなくても、お兄ちゃんが一番好きだよ」ですと!ヤマトもまんざらでない笑顔。穏やかでないブラコン、何があったんだこの二人、と妄想が膨らんでしまう。「ヒカリちゃん、やきもち?」「ふふっまさか」このやりとり、く~。私はタケヒカと言うより2人がソウルメイトだと思ってるので、言葉遊びのようなもので内心は熟練した仲だと思います。丈先輩の爆弾発言に「相手、人間?」と腹黒い発言も、さすが変わってない。パソコンの色は青。緑かと思ったが。

●パートナーデジモン キャストの変更がないのは正直うれしい。デジモン側は変わってないって設定だしね。進化シーンが良かった。円がモチーフな所や、作画がきめ細やかで美しい所、白と青が基調で刷新のイメージが出ているところなど。変えられてショックだったファンもいるみたいですけど。エンジェモンなんか抜群に美しい。アグモンが空から降って来た時は太一のピンチだったからだけど、パタモンは「気がついたらここにいた」と言ってて、どうなんだろう。イケメンメインキャラで大人気の櫻井さん、久々の関西弁がなつかしい。1年会っていなかったパートナーとの「再会」、でもブランクを感じさせない息の合った戦いっぷり。個人的には、たった一人で羽田からお台場の丈の家までたどり着いたゴマモン、「でっひぇひぇへ来ちゃった!」メロメロキュートv

●望月芽心 これって一種のキラキラネーム?鳥取県出身(トラックの荷物を見ると、一家でお台場に転居したのだろう)、キャストの荒川美穂さんはちなみに宮城県出身。「メガネっ娘がいないから」デザインしたキャラだと言ってるけど、あの・・・京さんは?鳥取出身なのは、方言を入れたいとい意向からだ。くしゃみを頻発、アレルギーなんですかね、お話に何か絡んでくるのか。黒髪で内気だが、メイク―モンを守ろうと芯の強い所も見せる。

●メイク―モン アメリカの長毛猫であるメインーン
www.nyanderful.biz/dictionary/mainecoon.html
が元ネタだと思われる。瞳がバツ印なので、感情が読めない;

●西島大吾 太一の副担任兼書道の非常勤講師。実の顔は「独立行政法人国立情報処理局・情報通信戦略課情報管理室・二級管理担当官」。要するに政府のお役人?太一のことを「コードゼロイチ」と呼ぶ。教室に甘いものを常備。無印第53話に出てきたかつての選ばれし子供か?という説があるが、確かに名前がた行だし☆のマークのTシャツを着ているし年齢的にも。

●姫川マキ 甲斐田裕子さん、何気にデジフロのゴマモン役で出てましたよね。西島氏が部下のようで連絡を取り合う。クールでカッコイイ。上層部は、未成年を戦いに駆り出すからには、それなりの正義・彼らしか立ち向かえないという判断・ゲンナイからの進言?があったのか。

●アルファモン でかくて黒くて怖い。オメガモンと好対照。ある目的で現実世界に来ているので、選ばれし子との戦いが目的ではないというが…派手にやってくれるじゃん‼クワガーモンを回収したりメイク―モンを狙ったり、その目的に見当がつかない。

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