デジモンアドベンチャーtri.第2章「決意」

「感染デジモン」をきっかけに、パートナーと再会した太一たち。選ばれし子ども・芽心も加わりアルファモンと戦った太一だが、3年前とは違う状況に葛藤する。そして第2章。初めに言っておくと、私はtriを02の正統な続編と言うよりパラレルな別物語としてしか受け止められない気が今している。スタッフが本当に02をきちんと1話ずつ見て踏まえて作ったのか疑っている。ヤマ⇔空⇔太のこととか、メガネキャラがいないから芽心をデザインしたと言い放つとか、○○さん・○○先輩という呼び方の一貫性のなさ、散々償いを果たした賢ちゃんがまたカイザー姿で出てくるが02組が出ないなど、筋の通らない設定が多すぎる。最終章までに、私のこれらの疑問をどうか払拭してほしい。もちろん、応援はしているんです。

はじまりの街。デジタマが壊れ、レオモンとエレキモンが守ってはいるが気の狂ったオーガモンが暴れている。この時受けた胸の傷が、レオモンの感染のきっかけだろうか?そして、ほくそ笑む謎の少年(パンフレットでは「謎の男」となっているが、本当に賢ならまだ中学生だからあえてそう表記する)。デジタルワールドでいったい何が?

今日は芽心の歓迎のため、大江戸温泉物語へ行く日だ。言い出しっぺは日本の大きな風呂に入りたいというミミだろうか。現地、大江戸温泉物語ではデジモンとのコラボでかなり手の込んだおもてなし(デジ文字の装飾、浴衣選び、デジ限定のグッズやグルメなど)が実現したようだ。行けた人がほんとにうらやましいv待ち合わせに遅れそうな芽心は服選び(おとなしめのかわいいのが好きそう)にてんやわんや。八神家、復旧工事をながめる太一に「私は間違ってないと思う」とヒカリ。食卓にはサンドイッチ、トースト、グリーンサラダ、アグモンとテイルモン。ミミが迎えにくる(太一とは同じマンションじゃなかった気が・・)。警護のため西島と姫川も向かう。プライベートでは「姫ちゃん」と呼ぶ、婚前旅行もしたただならぬ間柄らしい。分析によると感染デジモンは「特定の誰か」を狙って現われる、と。集合場所のあけみ橋に着いた芽心、遅れて太一たち。少しは羽目を外して、デジモンたちはパソコンに入らず無事に到着。丈は勉強で、ゴマモンだけ参加。

館内では浴衣で、やぐらや屋台で賑やか&おいしそう。足湯を楽しんでいると、姫川が芽心に声をかけ、さらに西島の元カノが姫川だったことが判明。メイク―モンがはぐれた時、芽心「大丈夫じゃけん、1人になっちゃいけんよ」秘密めいた声掛け。そこへタケル。「本命は兄貴と太一さんだから」第一のの目的はそっちか。眼鏡ケースを忘れた芽心のせいでメイク―モンとピヨモンが男湯に運ばれ、女子が男湯に闖入する大騒ぎに。男女ともサービスショット満載、ミミによるバストサイズチェックもお約束。ぺったんこ胸のキャラデザが特徴だったデジモン作品だが、今作ではさすがに成長しています。なんかデビモンの館での風呂シーンが懐かしい。あの時は、女湯に入ったゴマモンが追い出されるオチがあったけど、ここではなぜかゴマモン・アグモン・パタモン・テイルモン・おそらく(笑)ガブモンがいっしょに浸かってるのでした。デジモンに性別はないからいいんだけどさ…一応パートナーと一緒の方入らない?温泉楽しかったけど、ゴマモンだけは丈に土産話を聞いてもらえなくてがっかり。ここで何気に城戸家母登場。菊池さんの声ではなかったわ~。どの声優さんか、クレジットじゃわかんないの。城戸父も。で、検索したら八神裕子と城戸母は重松花鳥さんが演じておられました。八神裕子、つまり無印で水谷<優子>さんが演じていらしたんですよね、52歳での訃報に驚きです。そんな事もあって、子どもたちの声優さんが一新したのかも。

子どもたちの無事帰宅を確認する姫川たち、そこに歪みの一報が。到着するとすでに自衛隊が配備され「電子災害(オーガモン)」に発砲、やがて歪みから出てきたレオモンが彼を回収していった。そのあと学校で西島は、歪みがある程度推測可能になったが「くれぐれも気をつけてほしい、君たちは特に」と言い残し、光子郎は真意を慎重に見極めようとする。

文化祭実行委員会に居合わせた芽心とミミ。ミミは、大胆にもアメリカではやっているカフェを参考にセクシーでハッピーな店を開くと立候補する。騒然となるが代案がないため決定。自己主張をためらわないミミを芽心は尊敬し、器用に衣装デザイン画を描き上げる。芽心はミミと一番親密かも。そこに感染デジモンのメールが入り、お台場海浜公園へ急ぐ二人や太一たち。丈はメールを受けるが返信を返さず、家で電話を受け「駆けつける」というゴマモンを断ってしまう。このタイミングで、彼女から模試がんばろうとメールが入る。ということは、今作の「彼女」は同じ模試を受ける人つまり同じ年の医学部受験生ということか?つまり、ディア逆のチャリン娘さんではない可能性が高くなります。後者のが自然なのになあ。まあ、ヤマ空太の一件もあるのであてになりませんが。

オーガモンのところへ先に着いた芽心とミミ。ミミは光子郎の待機の指示に逆らい「いいデジモンもいるってはっきりわからせてあげる」と独断でパルモンを向かわせ、報道ヘリを巻き込む二次災害を出してしまう。パルモンとメイク―モンの奮闘に加え歪みからレオモンがオーガモンを回収しことはようやく収まった。光子郎「良かれと思ってやった行動だとしても結果は御覧の通りです。これは慎重なデリケートな問題なんです。ミミさんには自己中心的な所があります」この言葉は、感情的に責めるというより客観的に見直してほしいという理性的なものだろう。汚れ役を買って出たともいえるかも。丈に対して「こんな大騒ぎになってるのにそれでも勉強が大事か。確かに丈は理屈っぽいし何事も慎重すぎる。けど今何が一番大切か、その時すべきことはきっちりわかる奴だった、なのに」と全幅の信頼を置こうとしつつじれているヤマト。太一は「わかったうえで来られなかったのかも」と擁護する。一方丈はゴマモンに言う「行ったところでどうなるかはわかってる。なぜ来なかったんだって責められて、誰かにかばってもらって、そして僕は一言も、何も言えない」真面目で責任感が強いだけに、勉強を優先させたいが皆に甘え裏切っているという苦しさもあり心の行き場がない。

そんなある日、サーバー部屋に太一がレオモンを連れてくる(歪みが発生して行き来できたのか?)。やた―歴戦の正義の勇者登場!感染した盟友オーガモンを見張っていた。彼によると、デジタルワールドでは歪みより感染が先だという。感染源は何なのか。サーバー部屋は極めて安全だと光子郎は言うが。

ヘリのことでクラスで噂されるミミ。その一方で芽心はカフェの衣装の仮縫いにかかっている。こんな衣装で接客なんて、とクレームをつけられ自己中と呼ばれたミミは傷心から芽心や空に辛く当たってしまう。あけみ橋(なぜ月島にいたミミと月島ではないであろう場所の塾をさぼった丈がこの地点に居合わせたのか、さらにお台場中から帰宅するならここを通らずマンションに帰宅できるヒカリまで居合わせたのかは謎)。あと、ヒカリは丈のことを丈先輩でなく丈さんと呼んでたはずですぞ。呼び方を変えるにはそれなりに理由があるのだからきちんと設定してほしい。自己中ってうすうす自覚はしてたけど、周りもそうだと思い込んで強い自己主張で行動し周りを傷つけてしまうと吐露するミミ。何もやらないという卑怯な選択で必死に自分の大人への道のりを開こうとするけれど、丈は選ばれたという事実に縛られて苦しくて「いつまで選ばれし子供たちでいなきゃならない」のか、と。真面目だからこそ、重圧に耐えきれない。そぼ降る雨、言葉無くす3人。丈の心情を耳にしたヒカリは、太一に丈と話すことを勧めるが、太一は丈以上にヤマトの前の何かと向き合えていないのだった。こんな話できるなんて、最初の冒険の最年少なのにほんとヒカリちゃんは成長したなあ。

勉強中の丈に、卵とNARUTOをトッピングしたラーメンの夜食をさし入れるゴマモン。「オイラ何にもできないから、丈がまたオイラのこと必要になるまで何か手伝えることあったら何でも言って」うっわー健気で涙が出る、でも丈先輩のバカ~、何も答えられないんだ。そして翌朝ゴマモンの姿はなかった「いままでありがとう」。切ないよ~

おひたし、豆腐の味噌汁、ポテトサラダ、卵焼き、焼鮭、筑前煮。ゴマモンが身を寄せたサーバー部屋の朝は家庭的なごちそう。テントモン、お米食べにくそうな口ですね。光子郎はん、そのシャツえらい悪趣味違う?黒地に赤い金魚とピンクの桜。デジモン文字で届いた謎のメールは「森羅万象は表裏一体 真なる力を求めるには 暗黒を知り 超えてゆけ」。誰が何のために?姫川もこのメールに関わっているらしい。明日から警戒レベルを上げた方が良いエリア、それはまさに文化祭の月島総合高校だった。秘密裏に警備が敷かれるが。

当日カフェに行く気の重いミミを出迎えてくれたのは、芽心の「ハッピー」だった。ミミ「着たいから着る、言いたい奴は言わせておけ」他人とは妥協するけど自己主張は譲らない、それがミミの答えか。

デジモンたちがサーバー部屋でおやつタイムv浮いている勇者約1名;光子郎は例のメールに取り組んでいると、丈からゴマモンを探すメールが来るが、テントモンの取り成しでゴマモンは嘘の返信を送ってもらう。大人になろうと必死だった高校生、それは姫川もゴマモンを失った丈も同じかもしれない。姫川は、突然校内に謎の少年を見る。一乗寺賢?西島と姫川がカフェに行くと、ちょうどショータイム。姫川はミミのショットを光子郎に送りつけ、彼は正装にて即参上(笑 。サーバー部屋に残されたレオモン、メイク―モンのおねだりにハートをわしづかみにされ、皆を連れて文化祭に潜り込む羽目に。

文化祭の校庭のステージにはヤマトのバンドが。タケルもヒカリと見に来ている。カフェでは光子郎と相席に。芽心の写メをちゃっかりとるタケル。レオモンたちが着き、文化祭は進むが、歪みが発生しつつあり、カイザーの姿もまた。光子郎の代わりにサーバー部屋の警護をしに来た姫川と入れ違いになってしまう。屋台に魅かれたデジモンたちは、食事欲しさに何とキモカワキャラコンテストに出場。それが太一たちにばれ、知らせを受けた丈は文化祭へ向かう。コンテストはメイク―モンが優勝、目立ちまくり;;

ゴマモン「言えばいいじゃないか、もうオイラと戦うのはいやだって!迷惑なんだろ」丈「どうしてまた、僕たちが戦わなきゃならないんだ」ゴマモン「選ばれし子供たちだからだろ」丈「なぜ僕なんだ!戦いたい奴が戦えばいい」ゴマモン「オイラだって戦いたい訳じゃない」丈「僕だってそうだ、やらなきゃいけない事がたくさんあるんだ」ゴマモン「だから、オイラは丈のそばにいない方がいいんだ、オイラがいれば戦うことになる、そう思ってるんだろ。オイラは逃げない」丈「僕が逃げてる、そう言いたいのか」ゴマモン「・・・」。物別れに終わったケンカ、精一杯の気持ちをぶつけこぼれるゴマモンの涙。傷ついたデジモンを救いたくて医者を目指し、そのための勉強をしているのに成績は伸びず、一方で選ばれし子どもだからと参戦を求められいっぱいいっぱいな心。

他のデジモンは、パートナーのもとで文化祭の続きを楽しんでいた。メイク―モンは教室を出て姫川に保護される。ヒカリに呼び止められた丈は「どうして僕なんだ、納得する理由を教えてほしいよ」とゴマモンを放って帰ろうとする。校舎裏、メイク―モンを置いて姫川はクレープを買いに離れるが、そこには歪みが発生しデジモンカイザーが現われていた!メイク―モンを奪うカイザーに、レオモンが挑もうとして、感染の予兆を見せ動けなくなる。そこにいたパルモン、ゴマモン、正気に戻ったレオモンが歪みの中へ追っていく。タケル「なんであいつ、また…」こっちが聞きたいわい。02の続編のはずなのに、02メンバーの4人とエピソードがごっそり抜けているような展開はどうしたものか。

カイザーが差し向けてきたのは、インペリアルドラモン。アグモンたちが加勢しようとするが歪みの中に入れず、歪みは閉じてしまう。光子郎がパソコンで歪みの内部を見られるようにする。トゲモン、レオモン、ゴマモンが激闘の末手詰まりになると、ヒカリが丈を呼びに行く。つくづく運が悪い(この場合はいい)ことに、丈は自転車が故障しまだ帰れずにいたのだ。ヒカリ「丈先輩、大事なこと忘れてる。丈先輩とゴマモンは、お互い選ばれたパートナー。そのことに、理由必要ですか」丈「はっ」ヒカリ「大人とか子どもとかそう言うことじゃなくて、パートナーであることに」そうパートナー、自分らしくいられるためのもう一人の自分が大事でないわけない。やっと答えを見つけた丈は走り、インペリアルドラモンにとどめをさされそうになっていたゴマモンに呼びかける「待たせたね」「待ってたぜ」「行け、ゴマモーン!」まさに行け―――!!!イッカクモン、ズドモン、そして究極体・ヴァイクモンに進化、かっこええー!太一とヤマトの次に究極進化を迎えるなんて、長く悩んでただけのことはある。この後のミミは勢いついでという感が否めないがトゲモンがリリモン、究極体・ロゼモンに進化。可愛さから巨乳セクシーへイメチェンですな。

感染の兆候に悩まされつつもレオモンがインペリアルドラモンの頭部を攻めてチャンスを作り、ロゼモンとヴァイクモンが見事にとどめをさした(だから~大輔と賢ちゃんのインぺリはどうなってるの;;。)すると、カイザーはなぜか自分からメイク―モンを返してきた、不敵な笑みを浮かべて。勇者に抱かれ帰還したプカモン、タネモン、メイク―モン。例のメールの「暗黒を知り 超えてゆけ」と、丈・ミミの心の闇を乗り越えた究極進化は関係があるのだろうか?

メイク―モンの様子がおかしい。レオモンに感染の片鱗を見てか、芽心のデジヴァイスにも黒っぽく変化がありメイク―モンは完全体へ進化。レオモンに手をかけむごたらしく殺し、歪みの中へと消えて行ってしまう。呆然とするみんな。姫川は言う「歪みを引き寄せたのも感染デジモンが現われたのも全ての原因はメイク―モンなのよ」。なんでそんな大事なことみんなに隠して好きに振舞わせてたの?ますますわからん。

なぜいきなり究極進化?なぜメイク―モンがレオモンを?メイク―モンは何者?なぜカイザーがいる?誰のインペリアルドラモンが?途中の章とは言え謎が多すぎて早く次が見たいです。

●太一:物事を大局的に視野を広く持つのが得意な太一だからこそ、感染デジモンの社会的影響の大きさなどの落としどころを迷っているんだろうか。戦うだけが勇気ではないしね。

●ヤマト:太一の迷いが歯がゆく、戦うことにまっすぐな熱さ。島根県のパソコン事情にツッコミを入れられる。ちなみにあのあたりが近代的に変わったという聖地巡礼報告を昨年見ました。スタバの件もあったし、鳥取県とどっちが田舎度が高いか興味あるな~。無印の流れがあって、丈のことをすごく信頼しているのがヤマトだとわかる。キモカワと思ってでもいたのか、コンテストでのガブモンの順位を気にしていた;

●空:芽心やミミの世話を焼いて、相変わらずお母さん。和服の端切れを活用しミシンかけするところなど、将来への展望が見える。恋愛に関しては今回はスルー。

●光子郎:自己中と指摘しておいて、あの色ボケ様は対照的。理性は理性、恋愛感情はきっちり別次元なのかな。ネタとしては楽しんで見るけど、私やっぱり光ミミはダメです。光子郎には知性的な女性が似合うと思うので。また、ミミは細かい事にこだわらない男性が似合うと思うので。そもそも02最終話では光ミミじゃないし。

●丈:エージェントの働きかけに行けなかったのでなく受験のため行かなかったことがはっきりした。無印で最初は親の期待にこたえるための医学部受験だったが、冒険を終え自分の意志での受験に変わった。が、皮肉なことに成績は低迷し、そんな受験生のときに限ってまたも感染デジモン騒ぎという不運な星に生まれた丈先輩。医学生になろうともがいて、重い責任なのにみんなを裏切っていることに苦しんで、でもどうにもできない。じゃあ成績が好調だったら喜んで参戦したのかは、ちょっと気になる。

●ミミ:眉毛が吊り気味なことが多く、表情がきつく見えてしまう。かわいらしいというより、強い感じ。確かに中身も前より強くなった。でもオーガモンを「歪みに戻すだけ」と言うなど、他者が傷つく事への配慮も一応健在。「メイメイ」このネーミングセンス…どうなの。

●タケル:なんだかんだ言ってもヒカリとの仲は安泰ゆえの遊び心か。芽心にチャラチャラしたことを言ったり、姫川に声をかけたり、女子へのアプローチ率高し。ヒカリが男子風呂で滑った時はしっかりフォローv。帽子はやはり必須アイテムか。仲がいいのかそうでもないのか、ヤマトのバンド名間違って言ってます「ワールド・オン・ザ・ナイフ」って。「ナイフ・オブ・デイ」だろ。

●ヒカリ:マインドイリュージョンで、デジモンと人間との共生を夢見た彼女。太一にも、丈にも、今何が大切かを年少なのに一番筋の通った態度を示したように思う。共生はこうあるべき、というイメージが、今も誰よりもはっきりあるんだろう。今回、陰の主役と思う。

●デジモンたち:感染したらどう身を守るか?かわいくほほえましい。サーバー部屋のお菓子が何ともおいしそう。「恐縮です~」がはやったらおもしろい。

●ゴマモン:器用に「手」で塩ラーメン作ってます。つ~ことは丈先輩は塩ラーメン好きなのねvいや海のゴマモンだから塩なのか?メールもかななら打てるのか。凸凹コンビで丈に献身的に尽くしてますが・・ついにケンカに。情報によると、ヴァイクモンはアルマジモン系の最終進化系だとか。でもどう見ても土竜系でなく海獣系だよな~。

●芽心:眼鏡なうえに人見知りしすぎなキャラで、かと思うと意外にポテンシャル高いときありちょっとどうかな~疲れる。姫川とは相当親しかったらしく、姫ちゃんと呼んでいる。こういう言い方はおかしいが、どの程度に「選ばれし」子供なのだろう。また、メイク―モンの特殊性をどこまで知らされているのか、謎が多い。

●メイク―モン:元永監督が考案したというデジモン。成長期かと思ったら成熟期。無邪気で愛らしいけど、謎を秘めているしトラブルメーカー的な動きを取るので、芽心の事と同じく安心して見ていられない(ちょっと疲れる)。男湯に入ったり、迷子になったり、レオモンを口説いたり…で、パートナーや街が危険な時戦う普通のパートナーデジモンかと思いきや、しまいにゃぁ;;;およよ。感染してみえたレオモンに反応したことから、感染のワクチンプログラム的な人工デジモンという見解も、散見される。

●西島:会話からして姫川とは少なくとも小学校・高校時代に交流あり。でも今はおっしゃる通り尻に敷かれてる中間管理職。オーガモン出現の際は、姫川を全身で庇う男らしい所を見せた。「文化祭の日ぐらいは学生で」と(法的に細かいことを言うと、高校生は「生徒」大学生を「学生」と呼ぶべき)温かい配慮を見せ、選ばれし子どもが幸せであってくれよと願う。どうでもいいが甘党で猫舌。「月虹祭」→力強く伸びやかで遊び心もある筆致。出世に縁のないのんびりした性格が出ている。無印以前の選ばれし子どもの一人という説もあるが、あまり情報を知らないところを見ると違うのかな。でも文化祭でも☆のTシャツを着ていたのは気になる。

●姫川:頭がきれ権限もあり行動力があるのはわかるんだけど、光子郎を文化祭に呼び寄せてデジモンだけにしたり、メイク―モンを校舎裏へ連れてきて呑気にクレープ買いにその場を離れたり、メイク―モンが特別なデジモンと知っているのにもっと警戒すべき時にしていないのはおっしゃる通り大失態だと思うぞ。

●謎の少年:冒頭に加え、オーガモンにパルモンが応戦した時、文化祭でも何度か出現。歪みあるところ少年あり。姫川は思いきり「一乗寺賢!」と叫んでるけど、ほんとに賢ちゃんなのか?カイザーのコスチュームは現実世界では具現化しないはずだからおかしいし、カイザーの遺物を誰かが操作しているのであって中身は賢ちゃんではないんじゃないだろうかと、激しく勘ぐってしまう。02で賢ちゃんの償いはケリが着いたはず。あんなに痛み苦しんだ末の更生、しかもある意味被害者だった。なのになぜまたtri.で悪役として復活させるのか、意図がまるで読めない。

●レオモン:胸の傷が感染のきっかけだったのか、それにしてもオーガモンと違って発症しそうでしなそうなのはなぜか。デジヴァイスの光を浴びた個体だから?チビたちのおねだりに、ギャグキャラを披露、平田さんの演技最高。。ギャグと壮絶死はテイマーズのレオモンを思い出す。それにしても、これ以上ない悲惨な死に方はショック。再生できるんだろうか。いや、そもそもいつのまにか再生して出てきましたね。レオモンが死んじゃったので、オーガモン暴れそう。自衛隊に殺されずに無事に治癒してほしいが。

●インペリアルドラモン:紫がかった色から、感染しかけているのだろうか?02のインペリアルドラモンなら、大輔と賢が心を一つにして進化するのだから、大輔の行方がわからぬ今、それとは別の個体とみるべきか。それにしても、究極体がトゲモンやゴマモン相手にコチョコチョやっている姿は何だか情けない。それに、倒したはいいが敵とみていいのか、02メンバーたちのことが気が気でない。

●ハックモン:第1章から、私はこのキャラの登場する作品に触れていないので名前がわからなかった。ちょこちょこ出てくるが敵か味方か、光子郎のサーバー部屋を突き止めているあたり油断ならない謎の存在だ。

●名曲「Seven」のエンディングはうれしい。7人じゃないのは言いっこなし。ただ、画面が短く黒が長くて淋しい。

●第1章もだけど、有澤孝紀さんの音楽が時にアレンジされ流れたのがうれしかった。

          もどる