デジモンアドベンチャー:第14話

デジモンアドベンチャー:第14話「激突 昆虫の王者」

脚本:十川誠志 絵コンテ:なかの★陽 演出:山本隆太 総作画監督:浅沼昭弘 作画監督:清山滋崇、舘直樹

●全体を見て:録画のタイトルに「・光子郎大ピンチ!」と追加されている。前回の予告感想通り蟲だらけでバトルが多くわちゃわちゃした回だった。しかしカブテリモンの完全体進化のプロセスが、光子郎の改めての自己発見であったからして、感情移入して見られて良かった。正直私はバトルアクションシーンにはあまり興味は無く、ストーリー展開を追いたい。無印ではアトラーカブテリモンは第24話「撃破!アトラーカブテリモン」で登場。光子郎がベーダモンに「知りたがる心」を奪われ、モチモンに退化したテントモンの涙で過ちに気付いて、完全体に進化した。それと比べるとドラマ性は少し劣るが。山本隆太さんは、遊戯王関係の制作進行や演出等をなさってきた方。

●光子郎:情報収集と分析に自信があるが、いつの間にかタブレットに頼り切っていたのをカブテリモンに指摘され、素直に納得し自分自身の頭脳と知恵を振り絞ることを決意。カブテリモンをアトラーカブテリモンに進化させる。ただ、なぜこうまで情報収集や分析に熱中するのか理由は今のところ描かれていない。無印では、自分の出生の秘密を知って自分が何者かを知りたいという思いに駆られたという悲しい理由があったのだが。家族の事情は今のところ太一とヤマト・タケルが断片的に描かれているのみで、子どもたちの成長の際に語られるのかは不明だが、メインは子どもなのだからやはり家庭の事情もきちんと描いて欲しい。
前回あれだけ太一の「叩けば直る」発言があったせいか、映らないタブレットをごく軽くだが数回叩いていた。ただ、タブレットが不調だった原因はわからずじまい。

●テントモン~カブテリモン~アトラーカブテリモン:アトラーはアトラスオオカブトからの命名。アトラスは、ギリシア神話の世界を支える巨人のこと。青と赤の個体がいるが、渡辺けんじさんのツイートによるとカブテリモンとの変化を強調するため赤の個体が選ばれたという。
「どっせえ」「けったくそ悪い」「激根性や」「進化記念大サービス」など独特なセリフが多く、「アトラーカブテリモン、見参!」の時は歌舞伎のように拍子木の効果音まで付いた。しかしそれらのセリフから一体どういうキャラなのか導き出しにくい。
落ち込んであきらめかけた光子郎に、彼の良さ・武器をやさしく説く。深い信頼があってのことだが、初対面のエピソードが省かれているのはここに来ても残念。。
今回のメインなのに、やはり進化シーンはフル進化バンクなし。どうやらアグモンとガブモンしかフルは使わない模様、残念。旧作は全てのキャラに光が当たっていたのに。

●丈:滑る・落ちるが確信犯的に続いてかわいそうな受験生。違う小学校なせいなのだろう、無印と違いヤマトを君付けで呼んでいる。ヤマトに一生懸命呼びかけるが気の毒にも、ヤマトに実はうるさがられていたよう。これもかわいそう。喋りすぎて寝ちゃうところがカワイイ。

●ミミたち:なぜか完全体には進化せず。アトラーカブテリモンに華を持たせた。ココナツカウンターって新しい技?が登場。無邪気な言動が多く、癒される。

●クワガーモン:無印第1話でも敵キャラで出た昆虫型の成熟期。5体による連携プレーでなかなかに強い。光子郎の作戦である鉱物を鏡にして混乱させる罠に引っ掛かり連携が崩れた。

●オオクワモン:巨体で攻撃的で凶暴な、クワガーモンの完全体。頭脳派の光子郎らしからぬ真っ向勝負の方針のアトラーカブテリモンのホーンバスターにて爆死;

●サウンドバードモン:どこに行っても網を張っており、しつこい!

●アナウンサー:おなじみ生田竜聖さん。東京周辺の停電は状況がひどくなるばかり。

●ED:歌はReolさんの「Q?]。テンポよく全体的にコミカル。パートナー同士の仲の良さが描かれて楽しい。

●次回予告:またも「滑る丈」(笑。ゴマ丈の進化回ということで個人的に期待大!敵はマンモン。無印第7話「咆哮!イッカクモン」のようにドジキャラギャグキャラで終わらないことを見せつけて欲しい。

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