デジモンアドベンチャー:第17話「東京決戦 オロチモン」
脚本:山口宏 絵コンテ:高田昌宏 演出:武藤公春 総作画監督:仲條久美 作画監督:荏原裕子
●全体を見て:録画のタイトルには「▼強大な敵を前に…」と追加されている。オロチモンとの対戦がメインで、バトル自体に興味のない私は少し退屈だったが、タケルとヒカリがやっときちんと登場し兄貴を目撃する点は大きい。各パートナー同士ほめたり励ましたり、仲の良さげなシーンが多く癒やされる。山口宏さんは元はアニメーターで、後にGONZOを設立するなど大ベテランのフリーの脚本家さん。高田昌宏さんはサンライズの制作出身で、おじゃる丸など多くのアニメの演出をなさった方。
●太一たち:今回はヤマトとの息がピッタリ、すごく仲良くなった。必殺技ギガデストロイヤーがやってくれました!しかし始まる謎の10分カウントダウン…
●ヤマト:いつもの冷静らしくなくオロチモン相手に焦るのは、弟が心配だからと明かす。今作でもブラコン全開か。なぜかワーガルルモンと一緒にでなくメタルグレイモンに太一と一緒に乗って対戦。
●光子郎:バードラモンの図鑑でまた座布団言ってるよ。同じツッコミ…。「EMP」electromagnetic pulseは訳すと電磁パルス。パルス状の電磁波。例えるなら巨大な雷を一瞬で広い範囲に発生させたようなもの。この攻撃で瞬間的な高電圧が発生し、機器が耐え切れずに故障し、各種インフラが停止する。日本で言うと北朝鮮がそのような装備をし脅威となっている。現実の東京の危機は、オロチモンのその声が元凶と分析。アイズモンが偽東京を作りRWの東京にも影響していることも分析する「一つに繋がっている・・そう仮定して考えてみると、何か見えきそうかも…」。う~ん、そうなのか…説明ありがとう。
●丈:「受験生は落ちたらダメなのにぃ~」は草尾さんのアレンジらしいが、台本の元のセリフ知りたいな。男前になったと自慢するが、空たちノーリアクション;;
●ミミ:無印と同じくデジモンの容姿に厳しく、トゲモンを美しくないと思っていることが判明。
●タケル:無印では東急田園都市線・三軒茶屋在住だが、今作では代官山に住んでいるとヤマトが明かす。東急東横線で渋谷から一つ目の駅なので、渋谷つながりで聖地の一つに選ばれたと推測される。高級住宅地にてそれなりの広さと、大通りに面した便利さを兼ね備えたマンションで大きなテレビや絵画もあり、結構いい暮らしぶり。シングルマザーじゃないの??養育費が高額もらえてるの?家族写真で父親はアロハシャツ、母親はワンピース、職業まではわからない。
●ヒカリ:オロチモンの姿が見える、やはり電波系。兄貴のことも、市民の反応がないしヒカリとタケルにしか見えてないの?
●太一の母:自家用車を捨てて、猫と荷物と娘を連れての決断力、行動派なキャラの様子。でも常磐線沿線の下町ならともかく、電車で渋谷から茨城はさすがに遠いよ。
●オロチモン:ナレーションでは「アイズモンの倒れた場所から出現」という説明で、ビジュアルというか傾向が違いすぎるこの2体、「アイズモンの進化系」とはなぜか明言していない。光子郎はそう考えているようだが、どうなの?日本神話でスサノオノミコトに退治されたヤマタノオロチを元にしたと思われる(公募デザインのデジモンなのであくまで私の推測。ちなみにフロンティアのスサノオモンとの対戦歴は無い。)魔竜型の完全体。8本の頭部のうち7本はダミーで、中央の黒い頭部が本体。古代DWで猛威を振るい、安定様によって封印されていた。対戦では7本がダミーとはあとの方で判明した。得意技はアルコールを含んだ息で酔わせる「酒ブレス」だが、とするとあの水流攻撃はデジモン図鑑に載っていない技だが、唾液でなく酒?!同じ完全体なのに、完全体6体相手に強すぎ!
●男性:佐藤悠雅(ゆうが)さん、青二プロダクション所属、出演作は調べたが不明。
●女性:角倉英里子さん、埼玉県出身、青二プロダクション所属、映像研には手を出すな!などで脇役で出演。川口桜さんは福岡県出身、青二プロダクション所属、鬼太郎やワンピで脇役で出演。3人ともキャスティングの原さんが青二プロダクション所属だからの起用か。
●次回予告:オロチモンを倒したと思ったらまた変容?成熟期ながら小ボスのデビモンも登場。この進化系と強さのバランスの無さは何事?タケルとヒカリの参入もあるのか、いやヒカリはEDにも出てないからまだ無いか。放りっぱなしの聖なるデジモン、どうなるのかな。