デジモンアドベンチャー:第18話「東京消滅 カウントダウン」
脚本:冨岡淳宏 演出:貝澤幸男 総作画監督:浅沼昭弘 作画監督:八島善孝(原画も八島さん一人)
●全体を見て:録画のタイトルには「▼電子機器の暴走」と追加されている。
書くのがなにぶん気が重い。オロチモンを倒したはずなのに、またそこから進化してニーズへックモンに。しかもさらにまた瞳のあるデジモンに変容・進化?するようで、倒した甲斐がない。また、空、光子郎、丈、ミミをそっちのけで太一とヤマトたちだけが決戦に挑むのもどうかと思う。格別なヒーローであるオメガモンの再登場もまたかという感じ。タケルとヒカリのもとに届く白い羽根が何なのか説明もない。敵デジモンのビジュアルと生態もあまりに禍々しくてまたかという感じ。東京の危機も、何度も局面が変わりつつ未だ解決されない。それらの点で、カタルシスや共感が得られなかった。
●ヤマト:太一を何の前触れもなくファーストネームで初めて呼んだ、ここヤマ太のポイント。あと「大丈夫か」と声をかけるところ。他は太ヤマかな。ニーズヘッグモンの後に「妙な気配」を感じたのはヤマトだけのよう。
●光子郎:図鑑にてトゲモンへのツッコミがナイス。
●ヒカリ:やはり太一の活躍を受信していた。可憐でカワイイ。
●太一の母:ファーストネームは無くこう書くのも歯がゆい。はぐれたヒカリの事をすごく心配していたから、まともな神経の母だとわかったが、なぜ音信不通の息子の事は心配しないのか更に疑問。
●オメガモン:こうもすぐに登場するとなると、デジモンアドベンチャー:(コロン)の意味はイコールオメガモンで、オメガモンが出まくるという意味なのかと邪推。ウォーグレイモンとワーガルルモンあってのオメガモンのはず。出し惜しみするくらいもっと大事に扱って欲しい。硬質な体なのにつぶらな瞳は、デザイン上譲れない一点だという。アップで見られてよし。
●ニーズヘッグモン:ニーズヘッグとは北欧神話に登場するヘビまたはドラゴン。目のモンスターの次は日本神話、そして北欧神話…もう進化系も何も何でもありですな。「怒りに燃えてうずくまる者」。あまりに巨大で異様な禍々しさはアイズモンを超える。知性は感じられないのだが、光子郎のパソを通して究極体と自己紹介をした、しゃべったぞ!声はお馴染みのボルケーノ太田さん。進化する前のオロチモンの時首を囲っていたデジモン文字は公式リストにない文字があり意味不明。
●女性:無印で大人を描く事に戸惑いがあったという中鶴さん。しかし今回で東京の市民のシーンで老若男女が多数描かれている。声は吉村那奈美さん、山形県出身、青二プロダクション所属、シンカリオンの月山シノブ役などに出演。
●男性:声は前回の佐藤悠雅さんと、草野太一さん・大阪府出身、青二プロダクション所属、鬼太郎などの脇役で出演。
●Reolさん:初めてニューシングルのCMを見たけど、どうしてこうもトンガった娘を採用するのかな。和田さんやAiMさんはゲームなどのイベントに同席してくれてたけど、とてもそんなファン交流のような活動はしそうにないのが残念。いや、してくれるのかな??どうだろー。「ダイの大冒険」のあまりに素直なOP・EDを見習えとまでは言わないが、一応キッズアニメだろ?
●次回予告:正義のデジモン・レオモンが登場。もっぱらの関心は無印、テイマーズ、tri.のように先に死んでしまわないかということ(汗笑。他にも複数の敵か味方かわからんデジモンがいて、楽しみ。聖なるデジモンはまたも先送り。