デジモンアドベンチャー:第26話感想

デジモンアドベンチャー:第26話「突破 海獣包囲網」感想

脚本:佐藤寿昭 絵コンテ:八島善孝 演出:内山まな 総作画監督:浅沼昭弘 作画監督:八島善孝(原画も八島さんお一人)

●全体を見て:録画のタイトルには「▼弱肉強食の海を渡れ!」と追加されている。
無印第39話「二大究極進化!闇をぶっとばせ!!」での地球を守るために8人がDWへ戻ろうとする名シーンがあった。その感動と比べてしまうと、ヒカリの呼んでる発言一つで5人が一緒にあっさりDWへ戻ってしまったのはあれれという感じ。もっとドラマチックに戻れなかったのかなという。でも、ヒカリが安定様に魅入られてる電波体質ははっきりしたし、何より平和なムサコからようやくDWで冒険できるのだからうれしいことこの上ない。さらに海獣戦ということでズドモンに華を持たせたのは個人的にうれしかった。皆で戦うのはやはり見ていて良かったし、ワルシードラモンとメガシードラモンも敵と言うより弱肉強食の相手としてちょうどよかった。倒したと思ったらまた復活という嫌な流れも一応無かったし。ただ、いくら呼ばれたからってシードラモン戦の真っただ中にRWから現れたのはちょっとびっくり。
内山まなさんは、鬼太郎やアプモンで演出をなさった方。八島さんのお仕事は相変わらずすごいです!

●光子郎:高層マンションの下の公園でタブレットを広げている。公園の全景が映るが、前に書いたとおりこれはムサコに実際ある公園。光子郎の家の中でないことは意味があるように思う。ヒカリも吸い寄せられるように来たし。GMDSS(Global Maritime Distress and Safety Sistem)『海上における遭難及び安全に関する世界的な制度』とは、船がどこで遭難してもその発信する遭難警報が陸上の救援機関や近くの船に確実に受信され、効果的な救助活動を行えるようにする無線通信システムのこと。すごい専門的な知識、さすが光子郎。ミミが口ごもるのはご愛敬、丈先輩のリアクションも同様。世界中の人を視野に入れているのはデジモン作品の醍醐味の一つ。かもしれないだらけのリレーは繋がった、選ばれし子どもによる世界救済譚の面目躍如。しかし大量のズルモンはいずこへ。また伏線回収しないのはダメだぞ。アトラーカブテリモンに乗っての攻撃で見せる勇ましい表情が珍しく、カッコいい。

●ヒカリ:いくら途中参加とはいえ、4人と距離を取って座っているのはなんだかな。輪の中に入れようとしないのはなぜ。冒険をヒカリには秘密にする理由がよくわからない。ややこしいにしても説明して輪に入れてあげればいいのに。ズドモンに乗って太一と劇的に再会するも無言、太一に話しかけられやっと「わかんない、でも呼ばれたの」と。淡白な表情で口数少ないのは神秘的でヒカリらしい。

●空:「行くしかないわけね」って、その通りです、もっと早くに言ってほしかったわ~。食うか食われるかの関係のはずのメガシードラモンとワルシードラモンの合わせ技には空とガルダモンが善戦、こちらも勇ましい顔。皆のお母さん代わりというより、戦う強い女子というアピールか。

●アグモン~グレイモン:連戦続きでやっと食事が摂れてこちらもほっとしました、果物が美味しそう。メガシードラモンに体当たりしてその勢いで海へと落下するのはちょっとドジ。重い体での海獣戦、苦戦もやむなし。海中で戦うなんて太一ともどもよく息が続きますね、心配になっちゃう。メガシードラモンの勢いを借りてワルシードラモンの体を割くことに成功、完全体相手によくやりました。でも、食事したんだし、完全体に進化して空から応戦すればよかったのではとも思う。

●パタモン:ハムスターよろしく食べ物を頬袋に目いっぱい詰めてる姿がカワイイvこんなパタモン見たことない、レアショット。メガシ-ドラモンたちの会話(通信?)も彼にはわかる様子。やはり聖なるデジモンの特別な力の一つなのか。アグモンたちには聞こえてなかったし。光子郎がいない分解説役をやらされているのかも。完全体相手にエアーショット、無力でかわいい。

●ズドモン:海獣ときたらやはり彼、呼んでくれてよかった!!

●レオモン:もうクラウド大陸にはペックモンの飛行では戻れない、先に進むしかないと。海獣戦にケリがついたらお別れということは、聖なるデジモンとは別に、正義のため闇の力とまた戦ってゆくのでしょう。とりあえず死ななくてヨカッタ。後半で再登場を強く望みます。

●エルドラディモン:何とリクガメの足なのにウミガメのように泳げるんですね!ちゃんと浮いてるし、「軟着陸」の大騒ぎが嘘のよう。で、どこへ向かっているのかな。

●ファルコモン:共闘して何度も映るのにまたもセリフなしでちょっと不自然。神代知衣(こうじろちえ)さん、何かご都合悪いのでしょうか。筒みたいのを投げる技はデジモン大図鑑に載っていなかったが「打竹落し」(竹筒に火薬を詰め込んだ打竹を落とす技)だという。

●エビドラモン:海老のような硬い殻と大きなはさみを持つドラモン系の異端児、成熟期。シードラモンのエサになりあえなくご退場。

●ワルシードラモン:ワルはまんま邪悪の意。ずるい性格で角で闇の力をコントロールできる完全体。

●メガシードラモン:獲物に巻き付いて締め上げる凶悪な水棲デジモン、完全体。シードラモンは成熟期、無印第3話でヤマトに巻き付いたことでガブモンがガルルモンに進化した、やはり凶悪なデジモン。コールドブレスでエビドラモンを捕食しメガシードラモンに進化した。食べたら進化する、そう進化はこれですよ。いやしかし、仲間を呼びすぎ。また新手が、って例の繰り返す嫌な流れ。ヒカリたち登場に必要だったのかな。

●オペレーター:声は寺崎千波也(てらさきちはや)さん。北海道出身、青二プロダクション所属、鬼太郎やワンピの脇役で出演された方。母に最遊記等のキャラソンを聴かされて育ったという。何と保育士、幼稚園教諭の免許をお持ち。

●次回予告:そして海の向こうに見える稲妻とどろく大陸が。ダークナイトモンとナレーションにあるが、新ボスは誰?パタモンに天使の羽根、何の機会に進化するのか期待。やっと8人揃ったし、テイルモンはどうなるかな。無印の設定ではヴァンデモンに虐待されて鍛えられての一体のみ常時成熟期だが、そのプロセスが無いのになぜプロットモンでないのか、知りたい。アドコロにおいてそこのちゃんとした設定があることを強く望む。

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