デジモンアドベンチャー:第31話感想

デジモンアドベンチャー:第31話「新たな闇ミレ二アモン」感想

脚本:冨岡淳宏 演出:佐藤道拓 総作画監督:仲條久美 作画監督:Noh Gil-bo、 Lee Yeong-gyu

●全体を見て:録画のタイトルには「▼明かされる過去!」と追加されている。
ロップモンはやはり三大天使デジモンの転生体で、その奇跡の覚醒であまりにも多くの謎と今後の展望が明らかとなった、非常に意味深い回だ。敵の進化系に合わせて味方もヴァージョンアップしていく流れと勝利に終わる流れも自然でよかった。ウォーグレイモンへの究極進化も盛り上がりを見せた。ただ、ヤマト・丈・ミミ・タケルの出番がないのは痛い。この話数にして究極体はウォーグレイモンのみだから、他はいつどういう算段で進化を見せてくれるのか非常に気にかかる。
Leeさんは検索したがスポーツ選手がヒット。

●ロップモン(ケルビモン):いよいよしゃべりました!神聖でお硬い雰囲気、声は西村ちなみさん。何と小西寛子さん解任後におじゃる丸役の後任となった方。「古の」「残滓」「先兵」など難しい単語や表現が幼い視聴者に伝わるか不安だ。その力で覚醒させた「救いの手」は新兵力というより移動手段、これ微妙。

●空:細かいことですが、バードラモンの時は足元に乗っていてガルダモンに進化したら肩に乗っている。進化中は体が宙に浮きでもしてるのでしょうか?

●ヒカリ:一言だけど電波ちゃんです。不安も焦りも見せず。聖なるデジモンのパートナーと明言されたからには何としても取り戻さねば。

●ウォーグレイモン:ナレ「目覚めかけていた未知なる進化を、ついにおのれの意志で発動させる」黄色いヴェールはそういう意味合いだったのねと私はここでやっと理解。でも太一は「無我夢中」と言ってるしどうなの。

●聖なるデジモン2体:シルエットから、成熟期エンジェモンとエンジェウーモン、究極体セラフィモンとオファニモンとネタバレ。

●コモンドモン:今作のために新しく作られた可愛らしいデジモン、レベルは謎という設定。ハンガリー原産の毛の長い犬種「コモンドール」からの命名と思われる。声はうたのお兄さん・横山だいすけさんを起用。セリフは複数の「ワオーン」のみ。1体どころか5体と贅沢で子どもに親しみやすい味方ではあるが移動用の手段で攻撃力にはならないのが残念なのと、有名どころを後半のこの時期にわざわざ登用しながらセリフがキャラというより言わばガヤ同然の扱いというのは何だかもったいない気がする。猫バスのように中に乗れるのかと思ったら(窓あるし)、背中のスペースが乗り場。これで移動はバードラモン頼りではなくなり、行動に幅が出るだろう。

●ミレ二アモン:様々な機械型デジモンのパーツで構成されたムゲンドラモンと、同じく生物系デジモンの一部を合成したキメラモンがジョグレスで融合した究極の合成型デジモン、究極体。私はゲームをしないのでわからないのだが、登場以降五作品にわたって主人公・秋山遼と敵対し続けたという。有名なあさしん氏の分析によると回想のミレ二アモンの姿が頭が二つ、これは実は頭が一つのミレ二アモンの進化系・ズィードミレ二アモンのデザインでないかというご指摘に、納得。タイトルに引用されながら、登場はロップモンの回想シーンのみなので少々肩透かし。

●バケモン~メタルファントモン~ゴクモン:成熟期~完全体~究極体。セリフなく残念。

●クルー:今川柊稀さんは既出、上杉華子さんは青二プロダクション所属、東京都出身、洋画に出演歴ある方。

●次回予告:パタモンが進化か、ウキ~気になる。ヒカリも進展あるかな?

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