デジモンアドベンチャー:第32話「天駆ける希望」感想
脚本:十川誠志 絵コンテ:志田直俊 演出:難波涼 総作画監督:浅沼昭弘 作画監督:二階堂渥志、舘直樹
●全体を見て:録画のタイトルには「▼タケルとパタモンの絆」と追加されている。
タイトルが「翔ける」でなく「駆ける」だったのでぺガスモンではという予想はしていたが本当だったとは驚き。しかしアーマー体への進化、今作ではありなのか。エンジェモンに進化するよりは楽ということでの進化か。まさしくタケルとパタモンの絆が難解さもなくていねいに描かれ、とてもうれしかった。子供たち(視聴者)もよくわかり喜んだのでは。もっと早くに見たかった。こういう描写が、各パートナーにも是非にあってほしい。もう30話過ぎているのだから。また、パタモンがへばっていても後ろ姿でも、全部がかわいい!ぺガスモンは凛々しかったし、大満足。さすがアグモンと並んでグッズ化率の高い人気キャラだ。最後のスケッチ画も良かった。
●ぺガスモン:幼いタケルとの2ショットが見られるなんてなんかラッキー。ただぺガスモン、デカくない?タケルを乗せたままの大回転、大丈夫なの?ファングモンを一蹴、ケルベロモンにも大打撃を与える。
●ヤマト:タケルのことで変に取り乱したりは無かった。泳げるまでそばにいてあげた、弟に甘いのはやはり。
●丈:裸がサービスショットとか言って喜んでいたけど、この話数になってもまだ裸でナニモンに囲まれてると、かわいそうになってきます。しかもブロッサモンに緊縛されてるのが何気にエロいし、冒険なんだからもうちょっと話を進めてほしかった。これじゃただのさらし者、ギャグキャラ扱いは悲しいよ。
●ミミ:ゴーレモン、忘れたころにやって来て結局対戦になったのか。ミミらしさなのか地味なゴツモンたちを味方につけて大騒ぎ。
●ロップモン:何と結跏趺坐にてパタモンに思念をテレパシーできるとは。おいしい役。天使系だから何でもありという感じがしなくもないが、うれしい再登場。背後に見えた聖なる6体のシルエット、カードやゲームに詳しいわかる人にはわかるみたいですね。私はわからず残念。
●コモンドモン:「ワオーン」にもいろいろあって演じるのが難しそう、横山さんご苦労様。やっぱり中は1階になっており入れると判明。2階に入り口のドアもあった。犬なのにマシン、デジモンならではの設定。ネットのデジモン大図鑑ではレベルは謎となっていたが、光子郎のコメントで成熟期と判明。追われて太一の指示に極めて機敏に反応し大健闘していたが、足が8本あるせいもあるのだろうか。1階は子どもたちの休息や作戦会議に使えるし、2階は成熟期グレイモンを乗せていられる頑丈さもあるし、もう単なる移動手段と書いてすみませんでしたという活躍ぶりに拍手!
●ファングモン:fangは肉食動物や毒蛇の牙のこと。魔獣型の成熟期で、ガルルモンが光の存在とすれば、その対極のファングモンは闇の存在と言えるそうだ。ヤマトたちとの対戦も見てみたかった。どう猛さ執拗さと鋭い動きが印象的な敵キャラ。
●ケルベロモン:地獄の番犬と呼ばれる魔獣型の完全体。ギリシア神話に登場する冥界の番人である三つ首の犬の怪物・ケルベロスからの命名と思われ、非常に恐ろしい敵キャラ。闇の力なのか、ムゲン大陸の生態系のボスなのかは定かでない。メタルグレイモンとガルダモンの完全体2体でも持てあますほど強い。
●次回予告:ヒカリのリアクションが毎度薄いので、これはいよいよかと楽しみ。スカルナイトモンもしゃべらんし。テイルモンがいまだ全く出てきてないのもあるし。プロットモンでなくテイルモンな理由の設定はほんとにお願いします。