デジモンアドベンチャー:第47話感想

デジモンアドベンチャー:第47わ「荒野の悪党たち」感想

脚本:佐藤寿昭 絵コンテ:八島善孝 演出:内山まな 総作画監督:仲條久美 作画監督:八島善孝

●全体を見て:録画のタイトルには「ワルどもを吹っ飛ばせ!」と追加されている。
この回に及んでまたもファーガに関係なく今さら余談的な一話。それで次回は闇の力全開というムード。もうちょっとファーガに向かって少しずつ進めるという風にはいかないのだろうか。
ゴマ丈を助けにいく太一、敵の強さも数もわからないのにアグモンとも離れひとりで行くなんてちょっと無謀。ギャグ回で敵が珍しくも成熟期以下だったからよいものの、普通なら皆を呼んで助けにいくべきだったのでは。しかも助けるだけでなく水源の解放をも狙うという、ファーガの戦いを控えているのに軽率ではと思うが、それが一本気な太一なのだろう。
黒い稲妻で井戸から水道に変化したのがそもそもの争いのもとと考えると、これもある意味闇の力との戦いか。

●太一:たまたまでなくしっかり丈「先輩」と呼んでます。私らが子供の頃は先輩付けするのは中学生になってからだった。イマドキの小5って、上級生に「先輩」を付けるのか、知りたいところ。

●丈:捕まって不当を訴える・ティラノモンに踏みつぶされずに済むなど随分たくましくなりました、祝。冷や汗かいてドジっ子ぶりがひたすらカワイイvそもそも夜中に外出したのがただ水の匂いというのは理由として弱くないか。帰り道眠そうにゴマモンを抱えて歩くのもかわいさポイント。

●ヒカリ:太一の異変を感じ取る電波っ子だが、年少ゆえか眠気に負けてしまう。

●アグモン:潜入と称して突入する・こんばんはー!と乱入など、天真爛漫なアグモンらしい。

●ゴマモン:丈の焦りぶりと対照的に、丈の真似を披露するなど、お気楽度満点がカワイイv「似てる?」ってボケに「知るか!」とツッコミ、ウケる。

●ノヘモン:純真のデジメンタルで進化したパペット型のアーマー体。本体であるカラスの超能力でカカシを操作している。嘘や大げさなことを言うのが得意だが、弓矢は名手であるという。弓を引くときは、カカシに魂が入っていたよう、目が光っていた。ゲストデジモンとしては破格の扱い、傷のせいでうまく弓を引けないものの大活躍、本人は謙遜していたが。ティラノモンに腕を傷つけられたのがトラウマで、それを晴らそうと立ち向かう。情に厚く自分なりのポリシーを持っている。声は田中秀幸さん、東京都出身、青二プロダクション所属の大御所さん。私が印象に残っているのは、スラムダンクの木暮副部長、CCさくらのお父さんなど、温厚で知的な役どころ。ノヘモンでは飄々とした風。

●ガオスモン:gaossの意味は調べたが不明。負けん気が強くよく吠える爬虫類型の成長期。陸上を走ることに特化しており水が大の苦手という。ノへモンはそれを知っていたから水がめを狙ったのか。後ろ足は立派だけど前足はないのね。声は、既出の松山鷹志さん。

●ティラノモン:恐竜型の成熟期。先に進化した弟分ということは、進化前はガオスモンだったのか。知性があり、大人しい性格のため、とても手なづけやすいという。なのでノヘモンに負けてすぐ懐いたのか。

●ミニデカチモン:幼年期並みに小さい小竜型の成長期。戦いは不得意だが態度はデカい。声は水田わさびさん、三重県出身、青二プロダクション所属。言わずと知れたドラえもんや、ヒカルの碁のフクを演じている方。デビュー25周年ということで、スタッフにわさびチョコを配ったそうで。わさびという芸名は、高卒後所属した劇団すごろくで座長をしていた緒方賢一さんからの命名という。

●アタマデカチモン:dekachiの意味は調べたが不明。頭と体がアンバランスな恐竜型の成熟期。悪気はなくても頭をぶつけては物を壊してしまう。戦いは本来好まず、母性に満ち溢れ、口で育て守っているミニデカチモンをいつも気遣っているという。今回は割と好戦的、ガオスモンとミニデカチモンが口の中に入ってしまいあえなく降参。

●ゴブリモン:鬼人型の成長期。両陣営の配下にいるが、敵味方の区別はどうつけるのか、丈も心配していた。

●次回予告:究極体の登場、てことはウォーグレイモン・メタルガルルモンも登場か?単発的な回を重ねてから大ピンチの回なんて、いきなりすぎる;

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